一頁目
初投稿です。
よろしくお願いします。
小さい頃からいつも一人でさまよってた。
別に家族がいなかったとか友達がいなかったとかそういう訳じゃない。
むしろ、父と母は優しかったし友達はいいやつばっかりだった。
はたからみれば、俺は幸せ物だったのかもしれない。
ただ、なんでだろな。ある日思ったんだ意味なんてあるのかなって。
誰だって何かに悩んでいたりすると思うことだと思うが俺はなんの意味もなく
ふとそんなことを考えたんだ。
そのときだったかな、こんな気持ち悪い体質を身に付けてしまったのは。
この世界には、勇者と魔王が存在する。ただ、小さいときよく読んでいた本のように
別に魔族何てやつらがいるわけじゃない。魔物はいるけどな。
この世界の勇者と魔王は人間同士だ。それは、前触れも前兆も何もなく
元々そうであったかのようになるべくしてなるらしい。俺もそうだった。
俺が授かった体質は「孤独」勇者と魔王がそうであるように俺も孤独という体質に
なるべくしてなったんだろう。意味も効果も知らないがそれだけは自然と頭が理解した。
そこからの俺は人が変わったようだと皆がいった。
だが、俺から言わせれば俺は本来思っていたことをするようになっただけであり
何も変わっちゃいない。そうなにもかわっちゃいないんだ。
俺が全てに興味がないような態度をとりはじめてからというもの皆が手をひっくり返し始めた。
知り合い、友達、挙げ句には父や母も。
そこで俺は確信したあぁやっぱ意味なんてないんだなと。
それを確信した俺はすぐに家を旅立ち街をでた。
一つの場所に留まらず次へ次へと。なにかを探し求める獣のように。
この世界は残酷だ街をでればそこは人間の領域ではなく魔物の領域。
力のないものは殺され喰われ奪われる。だが、俺には力があった。
孤独っていう力が。孤独というくらいだから、群れられなくなるとかそういうことかと思ったが
どうやらそういうものじゃないらしい。どちらかといえば万能者にちかいものだ。
一人ですべてを終わらせられるそんなものみたいだった。
そして俺は何年も世界をまわった。魔物を殺し食べ物を食べ寝てそして次の日も
また生きた。なぜかなんてわからない。ただ生きていた。そんな日々が、さらに数年
過ぎていった頃もう俺はなんにも考えなくなっていた。同じことを繰り返すだけの機械にでも
なったようなそんな感覚だった。
そんなときだった、あいつにあったのは。俺的には、ただ魔物を殺していただけだったたんだが
それを助けられたとでも勘違いしたあいつはそこからの俺の旅にずっとついてきた。
そこそこ力はあるみたいだったが、俺と同じ道を進むには力不足なのはいなめない。
だか、あいつは諦めなかった。俺はその気持ちが理解できなかった。
着いてきても意味なんてないのに、そうなんども強く言ったのにあいつは諦めなかった。
そこまでいくと俺もめんどくさくなってくるし逆に興味が湧いた。
思えばもうこのときから俺の中で何かが変わっていってたのかもしれないな。
そうして一人と一人だった旅は少しずつ二人の旅になっていって・・・・・・・・・・・。
「へぇ~、私のこと最初そんな風に思ってたんだ。」
「まぁ、あのときはな。俺も相当荒れてたし。」
「確かにね、あの時は誰も近づくなってかんじだもんね。」
「その話はやめてくれ・・・・、本当に黒歴史なんだ・・・・。」
全くこの話の時はいつもこいつはそうなんだ。俺をいじりやがる。
まぁでも、今となってはこんな話さえも・・・・・。
「・・・・・・ふっ」
「なによ、にやにやしちゃって。」
「いや、にやにやはしてないだろ!」
「してたわよ」
「してない!」
「「まったく、おまえは(あなたは)!!」」
「ふふっ」
そうして少しすねた俺はしかめっ面で
「なに、笑ってるんだよ」と
そうしてあいつから返ってくる言葉はいつも同じなのだ。
「ほんと私たちって仲良しね!」とな。その綺麗な顔にみたこともない一つだけの花を咲かせて。
「あ、でも、今日の夜ご飯抜きね。私のことめんどくさいとか思ってたなんて絶対に許せないから!!
なので今日のあなたの分のご飯は抜きともうきめました!!」
おい。冗談だろ。
はぁ、また始まった。こうなったらなかなか手が手がつけられないんだ。
「はぁ、、、、勘弁してくれよ、、。」
そうしてめんどくさいなんて思ってなかったよというまでが我が家のテンプレだ。
まぁ、仕方ない。ご飯のためだ、重い腰をあげるとするか。
「なぁ、ごめんな?めんどくさいはおもってなかったてて。ほんと、まじでうんうん。」
「なんか、あなた最近あつかいひどくない?そんなことで許してもらえると思ったら
大間違いなんだからね!!!」
ダメか、、、仕方ねぇ奥の手使うしかないか、、、。
「、、、、イチゴ買ってきてるぞ。」
「え?いまなんて?もしかしてもしかしてイチゴ買ってきたっていった?」
このくいつきようは、もう魔物なみだな。全然笑えないが。
「おう。」
「それをさきにいいなさいよ!!もう!仕方ないから、ご飯つくってあげる!!
めちゃくちゃおいしいのを期待しておきなさい!!
今日はイチゴにめんじて許してあげるけど次はないんだからね!」
そんな満面の笑みで言われてもねぇ。チョロすぎるだろう。
まぁ、イチゴに関しては今に始まったことじゃないけどな。
「、、、、、チョロいやつめ」
「んー?なにかいった~?」
「いーや、なんにも」
「ご飯作るから少し待っててね。そのあとは一緒にイチゴを食べましょ!」
そういいながらあいつは台所にスキップでいった。
いや、どんだけ嬉しいんだよ。しかも、地味にスキップできてないし。
俺はコーヒーを飲みながらそんなことを思うのだった。
この本は、ただただ俺たち夫婦の幸せを書いた物語だ。
暇だったから書いたからもちろん駄文だ。夫婦二人で書いた。
少しずつ少しずつ思い出を残しながらな。別に誰かに読んでほしくて書いた訳じゃない。
ただ、記憶と思い出を二人で残したかったんだ。
そして俺の知り得たことを書きたかった。意味のあるものなんてない、そのなかで自分が
どう意味を見つけ着けていくかが大事なんだってことをさ。
まぁ、無駄な話を書いても仕方ない。まだまだ書くことはいっぱいあるんだから。
これで1ページ目は終わりだ。これからどれだけ分厚くなるのか楽しみだ。
まぁ、もう夜も遅い。遅くまで起きてるとアイツになんて言われるかわからないからな。
今日はねるとしようかな。
by ネス