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神殺しの弾丸  作者: 白い彗星
大罪魔獣
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怪しい組織



「どっちにしても、"双翼の星"や"教祖猫組"みたいに複数形の呼ばれ方じゃないってことは、一人で頑張ってるってことなんだよね。すごいっ」



「うん……って、え?」



 死神と呼ばれるその人物の何がすごいって、ユメちゃんの言うように、おそらく一人で行動しているのだろうということ。たった一人で、旅をして、戦って……そんなの、私にできるかどうか。



 すごい人物、安っぽい表現になってしまうが、その人物の不透明な人物像を思い浮かべていたが、ふと気になる単語があったので考えるの中断。



 今さらっと、微妙に怪しい単語が聞こえたんだけど、いろんな意味で。



「何? 今猫って言った?」



 その言葉を、台詞の中に混ぜていたユメちゃんに問い掛ける。すると彼女は、不思議そうな顔をして答えた。



「え、知らない? "教祖猫組"っていう……"双翼の星"や"隻腕の死神"に比べたら最近だけど、悪魔と戦ってるって集団があるって噂なんだよ」



「何それ怪し過ぎる!」



 そんな『知ってて当然』みたいな表情をしているということは、結構有名なのか。教祖だの組だの、響きが怪し過ぎる上に、何か頭悪そうな名前だ。



 聞いたことはないが、悪魔と対抗している勢力……教祖猫組という組織。組というくらいだから組織なのだろう。最近名が広がったと思われる組織のようだが、知らなかったなぁ。最近は情報収集に気を向けてなかったから。



 どんな組織かはわからないけど……



「それにしても……猫、か」



 その組織の、何とも怪しさ満点の名前ではあるが……その中にある『猫』という単語が引っ掛かる。そんな呼ばれ方をされていた人が、いたんだ、学園に。



 もしかしたらだけど……組織を率いている人物も、私の心当たりのある人物かもしれない。なんて、そんな誰も彼もが知り合いなわけないよね。



 今の私達に必要なのは……言ってしまえば、単純に戦力だ。組織の詳細はわからないし、名前は怪しさ満点。でも、目的を同じにしている以上は協力できるはずだ。



 そこと合流することができれば、大幅な戦力アップに繋がるだろう。



 "隻腕の死神"に、"教祖猫組"か。……少しずつだけど、希望が増えていってる。そんな、気がした。



「う、ん……ひとまず、現状況はこのくらいかな」



 休息がてらにしていた状況の整理も、一段落する。これまでの状況を見直すとともに、新しく判明したこともある。みんなの理解も、ひとまず共有できたはずだ。



 そして……これからどうすべきか、も考えないとな。ここへ来たのは、エドさんの村の女性達が連れて来られた場所だと案内を受けたからだ。けど、その目的はここへ来たことで果たされた。



 これまでと同じように、捕らわれた人達を助けるために目的地のない旅を続けるのか、それとも……

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