4日目(初心)
放課後、大竹橋
ね「きたりんはいつもそのデュッンヴァジャッピュチュ舐めてるよね。それ美味しいの?」
き「デュッパジャップス。
美味しいっていうか別に味はどないでもええんやけど、
口が寂しいからとりあえず口にくわえてるって感じ。
それにこれ飴がガムになるから結構長持ちするし。」
ね「きたりんお口が寂しいんだ~。赤ちゃんみたいだね~。かわいい~。」
き「かわいないかわいない。」
ね「ねぇねぇきたりん。お口が寂しいんだったらチューしてあげよっか?」
き「・・・はぁ?またお前は何を変なことー」
ね「ほら、ちゅ~~~ぅ」
き「・・・え、あ、いやいやまてまて
なんでおまえとキスせなあかんねん!」
ね「別に女の子同士だし、友達だし、減るもんじゃないしいいじゃ~ん。
私がきたりんのお口の寂しさを紛らわせてあげるぅぅぅ~。」
き「あげるぅぅぅ~ちゃうわ!
またなんかろくでもないこと考えとんやろ。」
ね「人聞きが悪いねぇ~、・・・ってもしかしてきたりん、照れてる~?」
き「・・・、って、照れるわけないやろ。なんでお前とキスするのに照れなあ、あかんねん。
とにかく、キスなんかせぇーへん。あっち向け。」
ね「えぇぇぇぇ~しようよ~。ねぇきたり~ん。」
き「・・・・・。」
ね「き~たぁ~りぃぃぃ~ん。」
き「ああぁ~しつこい、
大福お前もなんか言ってやって・・・。」
大「んむちゅぅぅぅぅぅ~~~ぅ。」
き「何やっとんねんお前。」
大「お前とチューができると聞いてな。こうしてスタンバっているんだ。」
き「・・・・・。」
大「さぁ、私はいつでもいいぞ。
奪うなら奪え、私のファーストキスをぉぉぉぉぉぉぉむぅぅぅぅぅ!!!!!」
chu
大「・・・っえ?」
き「なんや、お前が奪えっていうたんやろ。奪ったたでお前のファーストキス。」
大「・・・・・・・・・・・・・・。」
ね「あ、福ちゃん。」
大「・・・ビクッ、ビクビクッ・・・」
ね「これは完全にイッちゃってるね~。釣り上げられた魚みたいにビクビクしてるよ。」
き「すごいな、この新発売の唇の形したグミ。通称【キスグミ】」
ね「ここまで素直に騙されちゃうなんて福ちゃんらしいけど、
この反応というかモザイク処理しないといけない絵面だね~。化物”R18”。」
き「昇天してもうてるししばらくは放っておくか。」
ね「ダメだよ。犬がウンチと間違って食糞しちゃうかもしれない。」
き「・・・・・。」
ね「ところできたりん。実証も済んだとこだし、私たちもそろそろチューしよっか。」
き「まてまて、あれは大福を騙す為の芝居でせーへんっていうてたやんか。」
ね「気が変わったからはやくぅ~。」
き「だから、私はお前とはせーへんって・・・。」
ね「ちゅうぅぅぅぅぅ~。」
き「う・ぅ・・・・。」
chu
ね「ちょっとぉ~、今のキスグミでしょ?福ちゃんは騙せても私は・・・ってこれ。」
き「私が舐めてた飴ちゃん。か、間接キス・・・ってねだり?」
ね「・・・ビクッ、ビクビク・・・」
き「一体何がしたかったんやろ。」