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 青年は、端末と向き合って難しい顔をしている。教壇では教授がスライドに移された数式の説明をしている。人工知能論と言う講義だ。青年は大学で情報工学を専攻していた。人工知能論では、人工知能のアルゴリズムを学習し、実際に簡単なプログラムを作成する。青年はこの講義に興味があるようだった。しかし、周りの学生は眠っていたり、ゲームをしていたりやる気がない。いや、科学が発達したこの都市では、ただ楽しく日々を過ごしている学生の方が多い。真面目に講義を聴いているのは青年を含め数名の学生だけだ。

 スライドには、強化学習という文字と、数式が映し出されていた。青年は教授が説明した数式をプログラミングし、実行ボタンを押す。迷路を丸が動いてゴールまで目指す。最初は行ったり来たりを繰り返していた丸が、ゴールを短時間でたどり着く。青年は、満足そうな顔を浮かべる。その後、講義が終わるまで何度もプログラムを修正しては、唸っていた。

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