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魔力ゼロって言われたけど、無限に溜まってたのでダンジョンから国を作ります  作者: 蒼野湊


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23/63

第23話 金が溢れたので、国家仕様でドーンする

「……再集計、終わりました」


アクアの声は、落ち着いているが、

内容は落ち着いていなかった。


「第一層分の換金・保管・将来売却分を含めた可動資金」


一拍。


「金貨、一千八百枚相当」


沈黙。


「使う前提で、いいですよね?」


確認ですらない。


「もちろん」


僕は即答した。


「国家仕様で行こう」


その瞬間、

全員の思考が“都市”を飛び越えた。


計画名


《通界・第二期拡張計画》

※副題:もう引き返せない


リーネが、今までで一番大きな図面を広げる。


「外周を、さらに広げる」

「ここから先は、防衛線を“前提”に設計」


(完全に国)


フレイが、即断する。


「常備兵舎を作る」

「徴兵じゃない」

「志願制の守備隊だ」


(好感度高い)


ノクスが、低く言う。


「情報局、必要だ」

「表と裏、両方」


(国家あるある)


ルミナが、静かに続ける。


「医療院を」

「誰でも来られる、正式な施設を」


(絶対必要)


セレナは、少し考えてから言った。


「……上空、使お?」


全員が見る。


「見張りも、輸送も」

「風があれば、国は軽くなる」


(天才)


アクアが、全部を束ねる。


「予算、振り分けます」


国家仕様・通界(第二期)

① 外周防衛線・完全体


二重防壁


見張り塔


魔力感知網


「攻める気が失せる」

「でも、威圧しすぎない」


完璧。


② 正規居住区・都市国家モデル


定住者向け住宅


商人用区画


冒険者用短期居住区


人口、一気に倍。


③ 医療院・教育施設


ルミナ監修。


無料治療枠


見習い育成


冒険者基礎教育


「人が、育つ国」


④ 常備守備隊・警備制度


フレイ主導。


志願制


給与保証


家族支援あり


「守る側が、誇りを持てる」


中央行政棟ついに


アクアが、淡々と一言。


「そろそろ、必要です」


(はい)


⑥ 風路網(セレナ案)


上空輸送


緊急伝達


偵察


他国:理解不能

通界:当たり前


情報局ノクス


犯罪抑止


外部動向把握


先読み対応


「問題が、起きない理由」


二週間後。


街――いや、国が、完成した。


高台から見える光景は、

もう最初の通界じゃない。


秩序


活気


流れ


全部が、回っている。


セレナが、風に乗って戻ってくる。


「ねえ、リクス!」


「はい」


「これさ」


街を指差す。


「もう、国って呼ばれるよ?」


「だろうね」


アクアが、最後の報告をする。


「なお」

「この拡張後も、財政は黒字です」


(当然の顔で言うな)


「余剰は?」


僕が聞く。


「……まだ、あります」


(知ってた)


フレイが、低く笑う。


「外、黙ってないな」


ルミナが、静かに頷く。


「でも」

「守れます」


ノクスが、影の中で言った。


「もう、“選ばれる側”じゃない」


「選ぶ側だ」


僕は、国を見下ろした。


(……やりすぎたか?)


一瞬、思って――


「まあ」


「楽しいから、いいか」


この日。


通界は、

都市国家 → 実質独立国家

その一線を、軽々と越えた。

本話もお読みいただき、ありがとうございました!


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