ルーグルルドへgo!(前)
いやぁ、めっちゃ気分がいい。
なんか最上級のホテルですかってくらいに居心地のよい部屋でした。なんか俺のアパートの部屋全部くらいの広さがあった。
夜這い?って言ったら聞こえが悪いか?
とりあえずそういう系のは全くなくて、なんか安心するような寂しいような。花嫁ってもっとえっちなことするイメージだったよ。
「おはよう、起きてる?」
こんこんとドアがノックされた。朝から穏やかイケボ。ジュダさんだ。
「はーい、起きてます」
そう返事すると、ドアが開いた。金色の長い髪は跳ねていなくて、朝日を浴びてゆらゆら光る。
「朝ごはんにそろそろする?」
「お願いします〜」
ちなみに昨日の夕飯はフレンチフルコースみたいな感じだった。めちゃうまだったよ。
「…ぼくらね、そんな理性強くないんだ。これでも必死に我慢してる方だから、あんまり無防備すぎるとまずいかも…」
徐に着替え出した俺から目を逸らしてジュダさんが言う。あっ、そっかごめん!!
◇◇◇
「そういやさ」
馬車に向かう途中でそう言うと、三人が一斉に俺を見た。
「どうしたの?」
「いや、あのさ。俺が最初に見た時って、全員犬だったじゃん。あれは意思で変えられるものなのか…?」
巨大犬がイケメン三人に変身したのは、まだ新しい記憶である。
「ふむ。…このことか?」
ヒューガさんからぼふんっと煙が上がり、今度は小さくなった。
ちょーん!(って言ってもデカいんだけど)と俺の膝の上まであるくらいの狼のサイズになる。
「大きさは比較的調整できるな。其方が落ちて怪我をしたら大変だから、一番大きくなっていたのだ」
…結局落ちたけどね。そんなことまで考えてもらえていたとは。ありがとうございます。
馬車にヒューガさんは狼のままで乗り込んだ。俺の膝の上で横になり、撫でろと言わんばかりに見てくる。
「な、撫でてもいい感じのやつですか」
咄嗟に敬語になった。俺の言葉を受けて、ヒューガさんのぶんぶんとしっぽが振られている。
「失礼します〜…」
おう、思ったよりふわふわ。
狼なんて触ったことなかったけど、めっちゃ気持ちいい。
犬と同じ感じでいいんかな?耳の下や顎を撫でると、ぐうっと目が細められる。
…今日はヒューガさんの日ってことだろうか?
ジュダさんがフェーンさんを膝に抱え上げ、耳の辺りを撫でていた。なるほど、ああやって撫でればいいのか。
ころんと俺の膝の上で、ヒューガさんがお腹を見せてくれる。えっ、まじか…!かわいい…!
べろ、とザラザラした舌が俺の頬を舐める。わ、くすぐったい。
指に冷たいものがあたってびくっとすると、同時にヒューガさんもびくっとする。
「す、すまぬ。ついやりすぎた」
「やっ、え!?」
牙に触っていたのだ。俺の指が咥えられている。
…どう考えても甘噛みだったんだよな。うん。
「えっと、あの…。別に痛くなかった…から」
むしろあったかい。そう言うと、ぱああっとヒューガさんの顔が明るくなる。
ぺろぺろ舐められてくすぐったさに笑う俺を見て、振れてるしっぽの向こうからジュダさんが「ヒューガ、あんまりやりすぎないでね」と優しく声をかけた。
ちょっと単語テストだったり塾だったりがある影響で書き終わりませんでした、ごめんなさい…!
明日か明後日ぐらいに(後)を投稿しますので、また見にきてくださったら嬉しいです。
今回も読んでいただきありがとうございました!




