第2話
第二話です
起きて外に出てみたら、なんかモンスターがたくさん集まっていた。なぜ?襲ってくるのでとりあえず雷魔法で攻撃した。
「サンダー」
ほとんどのモンスターは倒れたが、10体程度残った。なのでもう一発
「サンダー」
全員残った。どうやら魔法に強いらしい。だが物理耐性はかなり低く、創造魔法で作った剣で一撃だった。
地中に作ったテントを収納して消滅魔法で削った土を想像魔法で戻した・
「朝から何があったんだろう?まぁいいか。冒険者登録しに行くか」
*********
この世界での冒険者は冒険者ギルドで登録した人のことで登録できれば誰でもなれる。ランク形式になっていて、E〜AとSの六段階に分かれている。勇者はSランクで国の有名人。
Eランク
・駆け出し冒険者ほとんど雑用係と同じ
・任務は街中でできる仕事だけ
・冒険者に必要な体力や忍耐力を高める
・上のランクにパシリにされる
・Dランクになるためにはギルドマスターに強さを証明する必要がある
Dランク
・外に出て植物の採集やゴブリンなど雑魚モンスターの討伐などがある
・最初の討伐任務で2〜3割程度が帰らぬ人となる
・装備や資金など生きていくために必要な思考力を身につける
・上のランクにまだパシリにされる
・多くの人がEランクをパシリにする
・Cランク昇格試験にオークの討伐がある
Cランク
・一人前の冒険者
・このくらいのランクになると街で生活している人以上にお金が手に入るが、危険も増す。
・Dランクの人の半分以上がCランクになれる
・街の緊急時には呼び出されて下っ端として対処に向かう
・Dランク以下をパシリにする人がいるが少ない
・Bランク昇格試験にダンジョン攻略がある
Bランク
・優秀な冒険者
・街を大きく離れて任務に着くことがある。
・Cランクの3〜4がBランクになれる
・街の緊急時には主戦力として戦う
・調子に乗った人はすぐに帰らぬ人となる
・Aランクになるには難易度の高いダンジョンを3つ攻略する必要がある
Aランク冒険者
・特に優秀な冒険者
・街の英雄的扱いを受けたりギルドや領主から支援してもらえる
・最初の1割がAランクになれる
・実績や称号、二つ名を手に入れたときなどは王城に行き、王を謁見する
・Aランクになり2年経ったら一度も行ってない人も王城に行き謁見する
・謁見の時に王から魔道具やアクセサリー(特殊能力付き)、魔剣など直接もらえる
・ドラゴンを倒しドラゴンスレイヤーになれるとSランクになれる
・半数がドラゴンを倒すことができずに帰らぬ人となる
Sランク冒険者
・規格外の冒険者
・全員が称号か二つ名のどれかを必ず持っている
・勇者もSランクになる
・国家戦力クラスになる
ランクごとの特徴はこんな感じで全員例外なくEランクから始まる。飛び級したりすることがある。
歩いて移動していると街の関所に着いた。門番が言った。
「自分の身分の証明できるものか500パラルあるか」
パラルはお金の単位で1パラル10円くらい。街に入るだけでぼったくられるの?
僕「そういうものないと入れませんか?お金も身分証明できるものも持ってません」
門番「なら借金になるけどいいか?稼いだら550パラルで返済することになるぞ」
僕「わかりました。そうします。」
門番「ならこれを持ってけ。返済するときにはこれを俺に渡し金を払ってくれ」
僕「はい」
門番「通っていいぞ」
冒険者ギルドに直行し登録に行った。受付の人に
「冒険者登録に来たんですけど」
受付の人が
「ではここに必要な情報を書いてください。必要なのは名前だけです」
名前をスソクにした。名前違うじゃないかと思った人、本名なんて出せるわけないじゃないか。勇者パーティー追放されているんだ。そんな不名誉な名前にできないさ。受付の人が
「ではこれに触れてください」
どうやら水晶のようだ。触れると魔力などが登録される。続けて
「ではこれをどうぞ。冒険者カードです。自分の魔力を流すと情報が浮かび上がります。無くすと1000パラルかかるので注意してください。それではあなたはEランク冒険者なのでEランクのところから自由に選んでください。」
Eランクのところにある依頼は正直ゴミだった。猫探し?水路の掃除?依頼してまでやることなのかと疑問になるようなものばかりだった。とりあえず猫探しを受けることにした。
僕「これを受けます」
受付「では頑張って下さい」
飼い主にどんな猫か聞いてみたら
飼い主「三毛猫の雄で私の大切な猫なの。お腹あたりに星形のところがあるはずだから見つけてほしいの。」
僕「わかりました。早速探してみます。」
下手に魔法を使うとめんどくさいので走って探すことにした。創造魔法で試したいことがあったので一緒に試そうと思った。それは魔法の創造だ。異世界のものを作れるんだから作れるのでは?という疑問があったので試してみた。
探知魔法を作ろうとしていたのだ。結果としてはできたが、範囲が直径10Mで微妙だったが発動させて探し始めた。
探知範囲にあるものやいるものは名前がわかるようだ。三毛猫は……いた。三毛猫にデバフを与え逃げられないようにしてから捕まえに行った。
*********
依頼達成の証明書をもらってからギルドに帰ると案の定絡んでくる冒険者がいた。非常にめんどくさい
Dランク冒険者レスト「オメェみてーなやつが冒険者になれるほど甘くねーんだ。さっさと引退しろや。どーせすぐ死ぬからな。」
レストの仲間たち「「「「はははははははははははーーー」」」」
レスト「もう引退するんだから任務の報酬代わりに受け取っといてやるからな」
正直みんなうざい。創造魔法を使ってスタンガンを作り、強行突破することにした。そのまま進んでいると
スラプ「早く渡せよ。今ここで死んでもいいのか?」
うざい。殴りかかってきたからスタンガンで腕に電気を流した。
「何した?オメェ本当に殺すぞ?」
火の魔法を使うようだ。うざいので黙ってもらうことにする。首筋にスタンガンで電気を流した。少しいじって電流が大量に流れるようにしてあるのであっさりと気絶した。
エイザ「これであいつが気絶したのか。ダサいやつだ。残念だったねこれを使っていたのに取られるなんてね。もう君の負けだよ?」
僕「だったらやってみろよ」
エイザ「これが負け犬の遠吠えってやつか。じゃあさようなら」
使い物にならないスタンガンを近づけてきたので新しく作ったスタンガンで気絶させた。
僕「負け犬の遠吠えですらなかったね。この程度だったの?」
デンタ「ぶっ殺せ!」
残りの3人が襲いかかってきた。めんどくさい。デバフ使うか。
僕「デバフ」
後は1分待つだけ。
デンタ「なんだ?これでデバフか?全く効かないな。さっさと死ね」
僕「3人がかりでたったEランクの冒険者を倒せないなんて本当にDランク以上あるの?」
後30秒、3人組の動きが遅く単調になってきた。
僕「デバフ効いてないんでしょ?効いてないのに捕まえられないなんて雑魚だね」
デンタ「捕まったらなぶり殺してやる」
後15秒
デンタ「くそ、追いつけねぇ。さっさと捕まっておとなしく死ね」
僕「ほら、僕はここだよ」
デンタ「ファイヤ」
後5秒
「危ない危ない。でもかなり遅くなったね、残念だけど僕の勝ちだ」
スタンガンで3人とも気絶させた。全員気絶したのでロープで手と足を結び、全員繋げた。
受付に行って
僕「依頼を達成しました」
受付「あの人たちは何かしたのですか?」
僕「冒険者やめろだの、さっさと死ねだの、なぶり殺すなど物騒なこと言われたので寝てもらいました」
受付「そういうことですか」
僕「報酬をもらっておいてあげると言われたのであのように縛らせてもらいました」
受付「え、ええ」
「報酬の1550パラルになります」
僕「ありがとうございます」
下手したら一日かかると予想していたが昼前に終わったので後三つ受けることにした。
僕「ではこの3つを受けます」
受付「任務を一度にどれだけ受けてもいいですが、期限を守れないと罰則があるので注意してください」
僕「わかりました。」
受けた任務は掃除をするタイプのものでそれぞれ距離が近いから選んだ。
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箒(提供されたもの)を使ってはいて掃除していたらあっさり終わった。
二つ目、水路の掃除で水魔法使ったらすぐ終わった。
三つ目、教会の掃除でよくわからないルールがありめんどくさかった。神の祝福を受けた掃除道具でないといけないらしい。箒を祝福してもらってそれで掃除した。順番や方向など厳しく言われたが早めに終われた。
教会の人「これ、依頼達成の証明書ね。今日はありがと」
僕「ありがとうございます」
ギルドに戻って報酬を受け取ったら5000パラル貰えた。随分儲かった。お金がもったいないので森でテントはって寝る事にした。