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日本の心ーおもてなしー

拙いと思いますが、生暖かい気持ちでお願いします。


トイレをスパイスに展開するので少々汚い表現があるかもしれません。

ご容赦ください


俺んちのトイレが異世界に

https://ncode.syosetu.com/n0575hu/

よろしければどうぞ♪(*´∀`*)






 今日は休みだ。だからダラダラ差し当たりしています。

 幸せです。なんて至福と時間なのでしょうか。

 今日から4日間の盆休み。何をしょう……

 ホントは昨夜考える予定だったが、ありえん事が起こり考える時間がなかった。

 まあなんにしても、何事もなく今日になり通常に戻ったはずだ。

 腕を見るとヒルトに貰った腕輪が輝いて主張している。

 本人そっくりなヤツだよ。この腕輪……

 それにアイツ臭い(ゴミ)置いて行きやがって!

 考えりゃ盆休みで休みなんだよ。

 つまりそれまで()()があるっという事だ。


「大丈夫か()()?すぐ焼却しなきゃヤバイんじゃないか??」


 衛生管理というか疫病なんかに引っかかったりしないよな?!


「ビニール袋二重にしたけど、もう二重しよう……」


 はあ……なんか頭痛くなってきた。

 とにかく今日することはだいたい決まっている。

 部屋の掃除と買い出しだ。

 昨日散らかった部屋、昨日散々食い漁られた食料と酒。

 昨日の後片付けが目白押しだ。


「せっかくの休みなのになんだよ」


 トホホ……肩を落とし作業を開始すべくベットから起き上がる。




 ******************



【 ヒルトside 】 


 眠い……昨日というか今日寝るのが遅かったから……眠い…………

 布団に潜り込み少しでも惰眠を貪ろうと思う。

 実際、二日酔いの頭痛と精神的疲労で芳しくないのだ。

 誰も起こしに来るんじゃねぇぞ……

 呪詛染みた脅しを心の中で唱えつつ惰眠を貪った。

 ありがたい事に誰も起こしに来なかった。

 これ幸いとそもまま熟睡し、スッキリと目覚めて今に至る。


「あ~……なんかまだ頭いてぇ……あの酒は結構くる奴だな……美味いけど……」


 眼をショボショボさせて起き上がり、近くに置いてある呼び鈴を鳴らしメイドを呼ぶ。


「おはようございます。ご主人様。お水をお持ちしました。」


「ああ…」


 水を貰いのどを潤す。

 人心地つけたようだが、なぜか肩が痛い。

 肩を揉んでいるとメイドが肩の状態を確認し程よい力加減で揉んでくれた。


「すまないな」


「いいえ。この後いかがされますか?一応陛下よりの使いで、今日はお休みとなっております。」


 どうやら気を利かせてくれたようだ。これは助かった。


「そっか。家の者達はどうしている?」


「クリス様は騎士団にアラン様は学園に行かれました。」


 つまり家には今俺一人ということだ。

 フム…んじゃ今のうちに土産整理した方がいいよな。


「わかった。俺は書斎にいるから何かあったら知らせてくれ。後、すまんが二日酔いを緩和するものを頼む。」


「わかりました。もうすぐ昼過ぎになりますが、お食事は如何致しましょう?」


「果物くらいは入りそうだ。クリス達が戻って来たら知らせてくれ」


「了解しました。失礼いたします。」


 いつもと変わらぬ日常なんだが……


「この甚平で夢じゃないって判る。ショウゴどうしてるかな(笑)」


 たぶん意地汚く惰眠貪ってるんだろ(笑)

(実際は昨日の後片づけ中)




 ショウゴから貰った土産を仕分けている。

 しまったな……冷凍食品が大変な事になっている。

 これはこのまま食べて良かったんだろうか?

 一応料理済みだとは言っていた。温めた方が美味しいとも……

 これは料理人に任せよう。俺じゃわからん。

 息子と俺と分けてと……女用の土産は城にでも持って行くか。

 何気に食い物が多いよな。酒もたくさん入れてくれている。

 スルメに至っては5袋だ。


「ここら辺はクラウドとユーグ3人で分けよう。パンもいいな。というか1個食べちまえ」


 目に入った物を取る。これはちょうど男が買って行った物を真似て入れた物だった。

 パカッと二つに割ると中からトロっとした茶色い物体が現れた。

 見た目はアレだが香りは旨そうだ。


「何かわからんが昨日から縁があるよなぁ…参ったね(笑)」


 大きく口を開けモグッと食べる。

 香辛料をふんだんに使ったソースは信じられない程に美味い。パンの生地との相性もバッチリだ。


「オイオイ!なんだこりゃ?!べらぼうに美味いじゃねぇか!!」


 旨すぎる故に欲も出る。できれば家でたくさん食べたい。


「………………」


 実はまだ2つある。つまり1つは料理人にあげて再現して貰うという方法だ。

 だけど……息子達も多分好きな味だ。


「今回は息子達に譲ろう。もし行けたらその時考えればいい。」


 それに今度は泊りにできないだろうか。

 明るい時はどんな感じか気になる。

 何より是非とも車には乗ってみたい。


「泊まれば時間たっぷりあるよな(笑)」


 こんなにワクワクするのはいつ以来だ?いい大人が密かにはしゃいでいるのだ。




【 クラウドside 】



 今日はいつもより怠い目覚めだった。

 たぶん異世界の酒が原因だろう。

 なかなか美味い酒だったが、度数が凄かったんだろうと思う。

 ヒルトは今日休ませた。

 常日頃休まず働いているが、今日はたぶん辛いはずだ。

 私たちに付き合って飲む前にもかなり飲んでいたらしいからな。

 目の前のユーグもなかなかに辛そうだ。

 先ほどから水分摂取に余念がない。


「陛下、二日酔いに効く薬はないのでしょうか?」


 遂には理想を語り出したぞ。それほど辛いかユーグよ。


「一応状態異常ではあるから、効いてもおかしくないんだがな」


「酒には効かない様にされているらしいですよ。」


「なぜ」


「酒を飲んでも酔わなくなるからだそうです。確かに酔わなくなるのは、人生面白みがなくなるでしょうからね」


 二人で顔をしかめながら笑い合う。


「しかし興味深い話でしたね。まあ雑誌を見たら噓ではないと判るんですけどね」


「ああ、この様な世界があると、俺達はまだまだだとつくづく感じさせられるな」


「ヒルトの”俺の世界はめちゃくちゃ汚いし、臭いし、治安が悪い。良い所一つもねぇ”はかなり抉

 られました」


 顔をしかめて悔し気なユーグ。


「まあ、こういうの見せられるとな。まるで素人と玄人の違いを見せつけられた様なモノだ」


 苦笑して旅行雑誌を見せユーグに言った。ありとあらゆる国が乗っているという雑誌という本。

 一瞬で写すという写真という技術もすごいが一つ一つの国が凄い。

 自国に似たような国もあるのが興味深い。

 だから出来の違いが見える分、もう恥ずかしいやら悔しいやらで……


「確かに、格が違い過ぎます。今夜も繋がるといいですね」


 それ以上何も言わず先の事を考える事にしたようだ。顔は悔し気だがな。


「話ではショウゴもなかなかの知識人らしい。まあ異世界(あちら)は皆そうらしいが、何か役に

 立つヒントでもあったらと楽しみにしているんだ」


「私も楽しみです。実は魔道具にすごく興味を持っていたと伺ったので、こちらを準備しました」


「幻想のオルゴールか!」


 ユーグが用意したオルゴールは癒しの効果で疲れを取り精神を安定するものだ。

 蓋を開けると中から何種類かの幻獣が癒しの状態に合わせて現れる。

 確かにこれはこれでいいと思うが……


「ショウゴは男性なんだろう。女性らしくないか?」


「男性的なのは異世界(あちら)では不釣り合いらしいので」


 よく考えたな、また同じ間違いをするところだった。


「しかし武器を持ったら犯罪か。なかなか凄い国だな」


 俺達の考える男らしさと価値観が違うのだろうか。


「魔獣がいませんからね。というか人しかいません」


異世界(あちら)の人は別の種族をどう思うのだろうな」


「そこら辺も聞いてみるのもいいと思いますよ。」


「そうだな」


 この世界では種族間の争いがよく勃発する。

 それにスタンビート……あちらの世界に戦争は存在するのか。

 武器もどんなものがあるのだろう。

 こちら側の男はそんな事が気になるのだが異世界(あちら)は何を気にするのだろうか。

 そう思うと今夜が楽しみだ。




 ******************




 さてさて部屋の掃除も終わったし、そろそろ買い出しと行きましょうか。

 何を買おうかな、昨日秘蔵の酒はヒルトの腹に消えたからな。

 結構な量になりそうなので、車で大型スーパーへ行く。

 車を運転しながらヒルトのことを考える。


「ウ~~……」


 何となくこれでおしまいじゃないような気がするんだが??


「用意するって言ったしな…一応準備しておこう。日本人だから不測の備えは大事!!」


 日本人だから言ってみる。お・も・て・な・し!OK♪

 そうと決まれば何を買うかじっくり計画立てなければ……あんまりあっちこっちしたくない。

 大型スーパーに着くと、ちょうど美味いコーヒーを出す店があった。


「軽く食べながら考えるか」


 お気に入りのコーヒーとサンドウィッチを購入し席に座る。

 そして携帯メモに考えた物を登録していく。


「まさか友達とか連れてこないよな……でも俺ならどうする?」


 行こうと思ったら一人で俺は行くか?……どう考えても行かないだろう。

 絶対こえぇ……アイツの剣マジで重かった。あんなの片手でヒョイとかありえねー。

 アイツ普通に抱えて、更に土産持って行きやがった。

 待てよ、そう考えるとあのクセー原因は魔獣の返り血?!

 ……ビニール袋さらに二重にしよう。俺は心の中で固く誓った。

 まあ備えは大事…ハハ……なんか余計な出費だよな……

 ヤレヤレと思いつつ服屋でいろいろ物色する。手頃な価格でないもんかね。

 俺のパンツも勝手に使いやがって!なんか嫌だよな。幾つかパンツ買ってっと……

 食器もコップだけは買っておこう。皿は紙でもいいけど酒に紙コップは頂けない……

 そんな感じで次々と選んでいると、おもちゃ売り場の横を通り過ぎる。


「フム…………」


 どうしようかなぁ……考えながらブラブラと買い物を続けた。


 一度荷物を車に乗せて、今度は食料品関係の買い出しに向かう。

 ホントどんだけ買わなきゃならないんだ。

 酒屋でブランデー・ウイスキー・ワインと各種買って行く。

 もう味より値段で買って行く。質より量だ。土産もあるしな。

 食料品を買う前に自動販売機で水分補給をする。

 時計を見ると18時になろうとしている。

 夏だからまだまだ外は明るが結構長居しているな。


「さあ最後だ。気合を入れて頑張るぞ」


 ショッピングカートを押して向かって行った。




 家に帰りつき冷凍関係の食料品を部屋へ持って上がる。

 そしてキャリーカーは持って降りようと考えた。

 とにかく荷物が多いからな。インスタントのカップ麺なんか箱買いだ。

 部屋にカードキーを差し込み部屋へ入る。


「だだいま~」


 誰もいないのについつい言っちまう(笑)


「お~!ショウゴおかえり~!!先に寛いでるぜ♪」


 ニヤッと笑って奥からヒルトが出てきた。


「えっ?!なんでいるんだよ!!」


「繋がったから遊びに来たんだよ。用意しとくって言ってくれただろ(笑)」


 オイオイ、マジで繋がりやがった。


「でよ。昨日の様な事にならない様に、トイレはこちらで準備した(笑)」


 そう言うと俺を促しトイレのドアを開けた。

 そこは昨日と同じ廊下だった。ただドアのすぐ近くに箱形の入れ物が置いてある。


「使い方を教えるな(笑)」


 昨日の俺と同じ事をしてやがる。苦笑交じりに「ハイハイ」と返事をし箱の中を覗いた。

 箱はちょうどこちらの設置トイレと同じ大きさだった。

 ただやっぱり異世界品だ。その中身はだいぶ様相が違う。


「…………あのさ、便器の穴の先が真っ暗で何も見えないんだけど??」


「ああ、亜空間だ。特別に作って貰ったんだ。こちらの世界は衛生面にうるさいからな♪」


「亜空間……」


「ああ、亜空間だ。」


 亜空間ってよくマジックバックとかに使うヤツだよね。


「そっちはトイレにいつも亜空間を使ってるの?」


「いや違う。今回特別に制作して貰ったんだ。なかなかのものだろう?」


 後ろから別の落ち着いた声が聞こえた。

 振り返るとああ、王様だって人がいた。

 金髪青目の威厳のあるイケメン。アーサー王ってあだ名を付けたい。


「初めましてショウゴ。昨日はヒルトが世話になったね。」


 優しく微笑まれ挨拶をされた。男の俺でも惚れそうなイケメンだ。


「いいえ、こちらこそ楽しい時間を過ごさせて頂きました。」


 イケメンとほほ笑み合う俺。フフッ所詮トイレの前での挨拶だ。

 そんなことを思っていると、また違うタイプのイケメンが登場した。知的イケメンだ。


「あなた方もう少し場所を考えたらどうですか?」


 至極ごもっともな意見である。俺のせいじゃないけどな。

 物事を深く考えるにも善し悪しがある。今回は悪だ、俺は考えん。

 俺達はその場から移動して改めて挨拶をした。

 先程の金髪イケメンはクラウドさん。知的イケメンはユーグさん。

 ヒルトの幼馴染兼悪友だそうだ。

 今回沢山のお土産を持って帰って来たヒルトの話を聞き、お詫びとお返しを持参したようで…


「イヤそんなにお気遣いしないでください。好きでやった事ですから」


 ヒルトの周りは常識人らしい。ペコペコと互いに詫び合う俺達。


「あの俺まだ荷物持ち上がらないといけないんで、どうぞ部屋で寛いでください。」


「手伝おうか?」


 3人が申し出てくれたけど恰好がヒルト以外アウトだった。

 部屋からキャリーカーを持って駐車場へ向かう。

 エレベーターに乗ると、ヒルトはワクワクが抑えられないのか終始ご機嫌だ。

 俺の車に向かいキャリーカーを広げて荷物を載せていく。


「…オイ、これお前の車?」


「そうだけど…ほら手伝って」


「おお、なあ今度乗せてくれねぇか?」


「そうだな。お酒飲んだらアウトだから、これ終わったら乗るか?」


「マジか?!!」


 オイオイ、満面の笑みかよ。それだけ喜んで貰うとうれしいなあ。

 今日はちょうど迎え火や祭りもある。異世界観光ツアーに持って来いかもな(笑)


「じゃ、とりあえず荷物を片付けて準備しないとな。ほら手伝って!」


「任せろ!!」


 せっせと積み込んで、乗せれない分はヒルトが持ち上げた。

 さすが力持ち、頼りになるな。

 ガラガラとエレベーターへ移動し部屋へ着く。

 部屋に持ち込むとクラウドとユーグが手伝ってくれたので早く片付いた。


「あのな!今から車に乗ってどこかへ行くぞ♪」


 ヒルトその説明じゃ伝わらない。ユーグを見るとイラっと来てるのがよくわかる。


「あの車という乗り物に乗ってちょっとドライブ散歩?でもどうかなと思いまして。俺も酒飲むと運

 転できないんでどうですか?」


「ショウゴ車持ってたんだ。だから乗せてくれって頼んだんだ」


「ヒルトあなたまたショウゴさんに迷惑をかけて!」


 ユーグさん沸点低いな、それともヒルト限定か?


「それはとてもたのしみですね。是非ともご一緒させてください」


「それじゃあ、まずその服装を着替えて貰っていいですか?ちょっと目立つと思うのですが……」


 適当に買った服だが、まぁイケメンだからそれなりに着こなすだろうさ♪

 後はアレだな。


「なあヒルト、クラウドさん達臭くないよな。お前の服あれ何で臭いんだ?」


 凄く気になるんだよ。確認しなきゃな。


「ああ、来る前に捕り物があったからそれでだな。」


「魔獣とか?」


「それもあったな」


 やっぱり……だから異様に臭いんだよ。今すぐ処理しなくては……


「なぁ、お前のクセー服トイレに捨ててもいい?」


「なんだよ……俺の服はうん〇か?」


「それ以上にクセー……」


 にらみ合う俺達。譲る気はこれぽっちもない。俺の世界の未来が懸かっている。


「何してるんですか」


 あっユーグさんだ。シンプルなイージーパンツに無地のTシャツ、それに着て来たローブを羽織っている。


「ショウゴが昨日着ていた服クセーからトイレに捨てるって言うんだよ。なあ俺の服うん〇扱いだ

 ぞ」


「ブフッ……なるほど…」


 めちゃくちゃ肩震えてる。


「ひでぇヤツだよな。確かにクセーけどよ。トイレに捨てるとかあんまりだ……」


「ぶふー--アハハ!……騎士団はホントに……ハハ……」


「俺達国の為に頑張ってるのにうん〇扱いかよ。」


「大変ですね。臭い籠りませんか?そんなだと……」


 ユーグさんが大爆笑を起こしているとクラウドさんも来て理由を聞いて爆笑をしていた。

 実際凄く大変らしい。洗濯する人たちがすぐ辞めちゃうんだって。

 アレを洗濯とかどんな地獄だよ。でも布の生産量がそこまでないから仕方ないらしい。とにかくトイレに早々に捨てて処分しましたよ。










読んでくれて、ありがとうございます(*´ω`*)

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