2、研磨、拾われる
「この辺までくれば、大丈夫だろうといっても森の中なのは変わらないんだけどな・・・」
モドキから逃げたところから二時間はほど歩いたところまで来ていた
「マジか・・・日が暮れてきやがった・・・」
洞窟を出たころには頭の上にあった、太陽も今では落ちて、空が、オレンジ色になっていた
「夜の森は危険だな・・・多分・・・
くだらないこと、言っているうちにどんどん日が暮れてきている
どうするか・・・」
そんなことを言いながら歩いていると木の下が空洞になっているところ
を発見する
「よしここならいいだろう明りは・・・やめておいたほうがいいかもしれない」
そんなこんなで寝ることにしたようだ
「くっ・・・体がバキバキだ、歩くのやめるか?」
そんなことも言ってられないので頑張って歩くことにする
「どうするか・・・腹が減ったのども渇いた早く人里に下りねば」
しばらく無心で歩いていると
ガサガサ 向こうの茂みから音が聞こえる
「なんだ?・・・小動物ならいいんだが・・」
ぴょんぴょん
出てきたのは、おそらく兎のようなもの
「よかったウサギ・・・じゃないなあれ絶対、逃げたほうがいいな」
ウサギのおようなものには角が付いていたしかも細くて長い
ちかずいて来るウサギ、
後ずさる研磨、と思ったら、
研磨が一目散に逃げる
「あれはやばい、絶対やばいにげねば」
もちろん追いかけて来るウサギ、
「だよね、知ってた追いかけて来ると思った」
だが逃げることしかできない、
実はこのウサギ世間一般的には初心者ウサギといい
初心者どころかそのへんの村人にも勝てる、超弱い魔物なのだ
そのくせ相手が逃げると追いかけて来るという謎の生態系を持つ
もちろんそんなことを研磨が知る由もない
何時間逃げたかも、わからないぐらい走っていると(時間なんてわからないのだが)
やがて後ろから、聞こえてくる、足音が小さくなり、ついぞ聞こえなくなった
「はあ、はあはあ、もう、追ってきてないか?」
一応後ろを確認して見るがそれらしき影は見えない
「助かった・・・」
安心したのも 束の間
急に体の自由が利かなくなる
「っ!?」
抗う術などなく体が地面に倒れていく
__何だ?急にどうしたんだ?俺の体!、なんか変なものでも食べたか?
いや、記憶にある限りでは、変なものなんて何も食べてないはずだ・・・何も食べてない?
そうだよ、変なものどころか、何も食べてないじゃん、そりゃあこうなりますわ
ここで終わりか、・・・短かったな、俺の人生・・・
「・・・ね・・同じ・・・・罠は・・・・・・・・・見ましょう」
__!声が聞こえるよかった、たす・・か・・た
そこで研磨の意識が薄れていった・・・
もっと長く書いたほうがいいかと思う今日この頃