最終話
間に合った〜!
月日は流れて一ヶ月後
とある廃れた街の外れ
「捕ま〜えた。もーぅちゃんと自分のやったことには責任とってねぇ?」
くすくす笑いながら逃げられないように関節をキメる
「ひぃっ、たっ、たしゅけへてくらひゃっ・・・・・」
少し動くだけでも激痛が走るようにキメられた関節はみしみしと音を立て、余計に男を追い詰める
「馬鹿だねぇ、僕の所に手を出すなんて?まぁ精々頑張ってね〜?僕ん所の子達のは大きいし耐久力もある。満足させられたら生かしてあげる。ダメだったら死ぬより辛いお仕置きの始まりだよーぅ」
「ひょっ、ひょんなっ?!たったしゅけ・・・・っ」
「だ〜め♡おいでリリー。コレをバクラに連れて行け。」
「かしこまりましたわ、アレク様。あ、本日のお夕飯は何がいいですか?」
何処からともなく黒のゴスロリを纏った女が出てきた
「何にしようかな。うーん、イタリアン系がいいな。あぁ、それとそれに合うワインもね。」
「かしこまりましたわ、アレク様♡うふふ、コレをバラクに持って行くなんてアレク様ってお優しいのですわ。私なら迷わずヒュゲラに持って行ってしまいますもの。」
コレと称されているのは先ほどの男である
会話中も喋れないように口に詰め物をされ、手足を縛られ髪の毛を掴まれ引き摺られている
「ヒュゲラ?そんなのつまらないでしょ?それにそんな簡単に許すリリーのが優しいと思うよ。僕はバラクにいるあの子らに満足させられたらって言ったしね?あの子に限界とか満足って言葉はないに等しいでしょ?ただでさえ大きのに待ちきれずに同じ位の大きさのを2つも差し込むと思うし?口も歯を全部なくして2本とかありそうじゃない?」
クスクスクス
小さく笑い声が木霊する
「あら、確かにその方が辛いですわね〜。流石は私のアレク様ですわ!それにバラクのあの人達ならやりそうですものね。そこまで読んだ上で満足させられたならって、アレク様鬼畜ですわ〜♡」
うふふっと可愛らしく笑っているが言ってることには恐怖しか浮かんでこない
「じゃ、任せたよ〜?僕はこれから会社で会議したら日本に帰るから〜。」
「はい、私もさっさとコレを置いて日本に戻りますわ。本日は鷹秋様は来られるんですか?」
「あ〜、来るんじゃない〜?正式に婚約発表したし、3ヶ月後には結婚式だしね〜。あ、ついでに道具も用意しておいて〜。たか君来るんだったらお勉強させるから。」
「あらまぁ、まだ続いてますのね。てっきりもう鷹秋様は音を上げたかと思っておりましたのに。うふふ、どれぐらいでお勉強は終わりそうなんですの?」
「さぁねぇ?意外と飲み込み早いから結婚式前には終わるでしょう。むしろ終わらないと初夜はお預けって言ってあるしねぇ?」
「あらあら、それはそれは。楽しみですわね〜。あ、どうせなら私も合わせて調整致しますね。乳母が必要になるでしょうから」
「くっくっく、そうだね〜?でもたか君もいるからそこまで忙しくないと思うよ?」
「よろしいではありませんか。その分他のことも疎かになりませんもの。」
「そうだね〜。じゃ、調整しといて。たか君の情熱に免じて5,6人産むつもりだから。リリーなら余裕でしょ?」
「勿論ですわ。アレク様のお役にたってこそですもの。では後程、日本のご自宅でお待ちしております。」
「うん。ソレ、よろしくね?会議が長引かないように帰るからご飯よろしく〜。あ、デザートもね〜」
「行ってらっしゃいませ、アレク様。」
姿が見えなくなるまで綺麗なお辞儀を保っていたがいなくなった瞬間、足元にあるソレの髪を掴み引きずって行く
「さぁ、早いところバラクに渡してしまいましょう。急がないとお買い物が間に合いませんわ。」
「ん”ん”〜〜〜〜〜〜〜っ」
「煩いですわ、あなた如き矮小な存在がアレク様の手を煩わせてっ。精々バラクのあの人達に壊されないようにしなさい。壊れた玩具ほどあの人達は手放さないのだから。そんなことになったら私が遊べないでしょう?」
クスリと嗤う
その嗤いを一身に受け気絶しそうになるが、絶妙な力加減による痛みで気を失えなかった
男にとって本当の地獄はこれから始まる
所変わって日本都内にある自宅にて
「たっだいま〜!みゅあどこ〜?!」
帰宅早々バタバタと騒がしい鷹秋
「たか君、お帰り。ご飯食べたらお勉強の時間だから先にお風呂入って着替えておいでよ。」
リビングのソファで寛ぐみゅあに抱きつこうとした鷹秋だったが邪魔が入る
「鷹秋様、先にお風呂に行かれて下さい。折角お風呂に入ったのにみゅあ様が汚れてしまいますわ。」
「あ、そっか。ごめんごめん。お風呂行くからそう睨まないでよリリアンナさん。」
「わかったならお早く。もう少しでお夕飯も出来上がってしまいます。美味しく召しがって頂きたんですけど。」
「はーい。お風呂行ってきまーす。悪いけど着替え頼んでも良い?」
「勿論ですわ、行ってらっしゃいまし。」
「ありがと〜!急いで入ってくるから食べずに待っててね〜!」
バタバタバタバタっ
「騒がしいですわね、もうっ。そう思いませんか?アレク様。」
「そうだね〜。でもそれがたか君でしょ〜。所でリリー?今の僕はみゅあだよ?間違ってもたか君の前で呼ばないように。」
「あ、申し訳ございません。しかし、うふふ。今日で作る気なんですね?みゅあ様。」
「そのつもりだよ〜。今なら比較的余裕があるからね。今の内に妊娠しとないとね〜。どうせなら双子とかのが楽なんだけどね。まぁこの調子なら5,6人産んだ頃には僕はたか君に愛を囁いてるよ。」
「そうかもしれませんわね。勢いで片付けられない位には上手く行ってますもの。」
「やっぱり?もしかしたら今結婚しなくてもいずれたか君と結婚する運命だったかもね〜。」
「そうだったら素敵ですわね〜。でもこのことは鷹秋様には秘密なのでしょう?」
「当分はね。今教えたらつまらないでしょ?どうせなら何年か経ってから言った方が重みがあるでしょ?」
「はい、私もそう思いますわ。」
クスリと笑い
「「2人だけの甘い甘い秘密」」
声をハモらせ静かに呟く
その後はいつも通りの生活に戻る
果たしていつ鷹秋は愛を伝えてもらえるのか?
でも幸せそうだからいっか。
中途半端でごめんなさい。
途中で仕事が忙しくなってしまい書く時間がとれてません。
これも無理に纏めました。
本当に申し訳ないm(__)m