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ゲノム  作者: 劉・小狼
20/31

 20

 向井と菅野はさっぱり、訳がわからなかったが

天道の命令に従い、行動を開始した。

 天道から指示を得た菅野は警視庁の会議室らしき

部屋内に閉じ込められている沢村と夏海のもとに向かった。

 菅野は会議室らしき部屋のドアの鍵を開け、

数名の刑事らと共に中に入ると

 「大人しくしなさい! 貴方達を逮捕します!」

 夏海らに拳銃を向け、夏海と沢村を拘束した。

 「後は頼むわね!……」

 菅野は同じように部屋の中に押し入った刑事らに

夏海らのことを任せると夏海の父親で

総理の藤堂のもとに向かった。

 向井は同じく数名の刑事らと共に壮一が勤めている

警察署に戻ると事件の指揮をしている濱田の前に立つと

 「お前を拘束する!……」

 濱田を事件の指揮から外し、拘束すると壮一の今の

居場所を調べ、自分の指揮下の刑事らと共に

壮一のもとに向かった。


 香坂が教えてくれた茜を浚っていった車があったのは

街外れの今にも崩れ落ちそうな廃工場だった。

 『ここか?……』

 壮一が大きく深呼吸をし、恐る恐る、建物内に入ると

建物内は外見以上に今にも崩れそうにボロボロだった。

 茜のことを探しながら、壮一が建物の奥へと進んでいくと

錆が出ている柱に口を塞がれ、縛られている

茜と峰岸教授を発見した。

 『いた!……』

 壮一が峰岸教授と茜のもとに近付こうとすると

壮一の足元に 向かって、銃弾が飛んで来た。

 壮一の脚が止まった。

 「だ、誰だ!……」

 壮一が辺りを見廻すと

 「先輩! そこまでですよ!」

 物陰から壮一に拳銃を向けたまま、蒼太がゆっくりと現れた。

 「どうして、お前がここに?……」

 壮一が驚いた顔で蒼太のことを見詰めていると蒼太は

少し呆れた顔で

 「まだわからないのですか?……

全て、私がやったのですよ!」

 壮一に言った。

 「な、なぜ? お前が……」

 壮一が訳がわからず、驚いた顔で蒼太のことを見ていると

 「なぜ?…… 復讐ですよ!」

 「復讐?……」

 「そう! これは私を生み出した全ての者達に対する

復讐ですよ!……」

 哀しげな表情でそう言った蒼太は壮一に向けていた

拳銃を峰岸教授へと向けた。

 「やめるんだ! もう罪を重ねるんじゃない!三山!……」

 壮一は蒼太を止めようとした。

 蒼太は再び、拳銃を壮一に向けると

 「お前に何がわかる! のうのうと幸せに暮らしていた

お前に……」

 壮一に言い放った。

 「な、何があったんだ! 三山。 俺に話してみろ!……」

 壮一は何とかして、蒼太を説得をしようと

蒼太に話しかけた。

 「それは私から話そう!……」

 そんな声と共に壮一の後ろから現れたのは

総理大臣の藤堂だった。

 「どうして、お前がここに?……」

 この場に突然、現れた藤堂に峰岸教授は驚いた。

 藤堂はそんな峰岸教授を見ながら、

 「すまんな! 峰岸。 巻き込んで……」

 峰岸教授に向かって、頭を下げ、謝った。

 蒼太は拳銃を持った手を震わせながら

 「何で親父がここにいるんだよ?……」

 明らかに突然、現れた藤堂に動揺していた。

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