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ゲノム  作者: 劉・小狼
19/31

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 「さあ。わからない! でも、とんでもない事が

怒っているのは確かだ!……」

 向井は顔を曇らせた。

 夏海と一緒に警視庁の会議室らしき部屋に入った

沢村の携帯電話が突然、鳴った。

 「はい。もしもし……」

 沢村が慌てて、その電話に出るとその電話は

夏海の父親で内閣総理大臣の藤堂【とうどう】からだった。


 藤堂の用件は

 『事を一刻も早く、終わらせろ!……』

 というモノだった。

 「わ、わかりました! 直ちに…… 娘さんに

代わりますか?……」

 沢村は夏海と電話を代わろうとしたが

 「余計な事をしないで……」

 夏海は沢村から電話を取り上げるとすぐに電話を切った。

 「さて。終わらせますか?……」

 沢村は再び、夏海から携帯電話を取り戻すと

 「三山! 全てを終わらせろ!……」

 蒼太に電話をかけ、電話を切った。

 電話を切ったあと、夏海と沢村は楽しげに微笑んだ。

 蒼太は電話が切れた携帯電話を握り締め、

悔しそうな顔をしながら、大きくため息を吐くと

何処かへと電話を掛けた。

 電話を掛け終わると蒼太は哀しげにその場から立ち去った。


 一向に菅野から連絡がないことに壮一は不審を感じ、

苛立っていた。

 『しょうがないなぁ……』

 携帯電話を取り出した壮一は署の情報管理室の香坂という

婦警に電話を掛けた。

 香坂は嬉しそうな声で

 「あら。珍しい!…… 壮一の方から電話を掛けて

くるなんて……」

 壮一に親しげに離しかけてきた。

 「ああぁ…… そうだなぁ…… ちょっと調べて

もらいたいことがあるんだが……」

 壮一は香坂に茜を連れ去った車を捜してもらうように

頼んだ。

 少し考えた香坂は

 「……良いわよ! その代わり…… 今度、

食事をご馳走をしてよね!」

 あっさりと茜を連れ去った車を調べることを承諾した。

 壮一が暫く、待っていると

 「わかったわよ!……」

 香坂は壮一が言った車の番号が今いる場所を壮一に教えた。

 「ありがとう! 助かったよ!……」

 壮一は香坂にお礼を言って、電話を切ろうとしたが

 「……あっ! もう一つだけ……」

 もう一つ、香坂に頼みことをし、電話を切った。


 電話を切った後、壮一はため息をつくと香坂が教えてくれた

場所へと向かった。

 香坂は壮一からの電話が終わった後、

 「やりますか!……」

 自分の机の上にある、パソコンを操作し始めた。

 「さあ。私達も移動しましょうか?……」

 警視庁の会議室らしき部屋の中にいた夏海は

一緒にいた沢村と共に部屋の外へと出ようとした。

 だが、会議室らしき部屋のドアは開かない。

 「どういうこと?……」

 意味がわからない夏海は苛立ちながら、会議室らしき

部屋のドアを今にも壊す勢いで開けようとしたが

やはり、外から鍵が掛かっているのか、ドアはまるで開かない。

 沢村が代わり、やってみたが結果は同じだった。


 その頃。 向井と菅野がどうにかして、縛られている縄を解き、

閉じ込められている部屋から抜け出そうともがいていると

向井と菅野が閉じ込められている部屋のドアが開き、

 「向井! 菅野! 無事か!……」

 と言い、刑事らしき者らが部屋の中に押し入ってきた。

 向井と菅野が閉じ込められている部屋の中に入ってきたのは

向井と菅野の上司の天道が率いる刑事達だった。

 「どうして、貴方がここに?……」

 向井と菅野が突然、現れた上司の天道に驚いていると

 「話は後だ! 今回の事件の全容がわかった……

一気に事件を解決するぞ!」

 天道は向井と菅野を解放すると事件を解決するために

それぞれに命令を下した。

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