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18.ほぼRTAですけど何か?

機雷を魚雷と間違えて書いていました!大変申し訳ありません!

これじゃあガン○ムファンなんて胸を張って言えませんね……。作者は実力で負けたんじゃあません!頭の性能で負けたんです!!

「……訓練生。移動してくれ」


「え?あ、はい?」


俺はフィネークに指示を出して移動させる。移動先はレーザーによる攻撃に強くなるところ。フィネークを使ってレーザーの強化を行なおうという考えだ。

勿論ドジっ娘属性を持つフィネークは転びそうになったが、すでに前回で学習した俺が自然な動作で支えて立たせて連れて行く。一瞬だがお姫様抱っこというので身体を支えたのだが、その所為もあってかフィネークはゆでだこになっていた。


「主砲用意。方向は50,60,20だ」


「「「「イェッ、サー!!」」」」


主砲の向きが俺の指示通りに定まる。準備ができたところですぐに撃たせた。こっちの方向にも機雷は設置していたが、敵の数が多いようだったからな。牽制の意味も込めて攻撃させたのだ。

向こうは気付いていないと思っていただろうから、急にレーザーが来て警戒したはずだ。警戒してくれれば、その分向こうの接近速度は低下するはず。時間を稼ぐのにも有利なはずだ。


「もう一発行くぞ。方向は100,-20、-50だ」


「「「「イェッ、サー!!」」」」


更に追加でレーザー。こちらもまだ通常のレーダーには映っていない艦隊に向かってのものだ。これで離れている2つの牽制にはなった……と思う。命中が確認できたわけでは無いからなんとも言えないけどな。

しかし、近い場所には当たったはずだ。センサー系統でも感知できたはず。

その場合は数秒程度でしか無いだろうが、時間は稼げたと思うんだよな。

俺たちは、その間に稼いだ時間で、


「敵艦隊接近、1分後に攻撃開始予定です!」


「中型艦を残して、この艦と小型艦で沈めに行くぞ!次が来る前に殲滅だ!」


「「「「イェッ、サー!!」」」」


ここからは時間との闘いだ。いかに最初の敵艦隊を早く潰し、次に備えるか。まだ味方からの援軍が来るまでも時間が掛かるだろうし、ミス無くこなしたいところだ。


「敵艦隊小型艦9隻!まもなく主砲の攻撃圏内に入ります!!」


「できるだけ中央を狙え!主砲で最初に1隻墜とすぞ!」


「「「「イェッ、サー!!」」」」


機雷によって合計で5隻ほど沈んだらしい。元々どういう構成の艦隊だったのかは分からないが、きっと中型艦か大型艦が1隻はいたはずだ。それがいないのだから、相当な痛手だと思われる。

俺の乗る大型艦はそんな小型艦の群れに向かって、まだフィネークに強化させているレーザーを撃ち込んだ。


「敵艦1隻反応消滅!さらに、破壊した船で爆発が起こり周囲にいた2隻が被害を受けた模様!」


運が良い。1隻倒せただけで無く、周りにまで被害が出せたようだ。そこからすぐに本来なら小型艦は散開して俺たちの主砲から逃れようとすると思うのだが、


「敵艦隊側面に隊長達戦闘機体が接近!戦闘が開始しました!!」


戦闘機体から送られてきた映像がモニターに映る。戦闘機体の群れが、小型艦の砲撃を避けながら接近して攻撃を仕掛けているな。あれだけ接近して攻撃されているのを見ると少し可哀想になる。

俺も流石にあんなことをされたら泣きたくなるぞ。ただ戦闘機体が寄ってくるだけならあくびしながら対処できると思うが(威厳のために絶対やらないけど)、ムダにパイロットの練度が高い。戦闘機体に乗せるのが勿体ないような腕の持ち主達が攻撃を行なっているのだ。当たり前のようにレーザーを避け、ミサイルを避け、全ての攻撃が当たらないという心を折る行いをしながら。


「た、隊長達だけで1隻沈められそう……」


部下がそんなことを言うくらいには強いぞ。戦闘機体の攻撃なんて艦隊にとってはかすり傷も付かないようなものなのだが、つねに3隊からは攻撃を受けているような状況でシールド的にも無理があるようだ。

で。こうなるとそちら側にいた敵が足止めをくらうわけだ。動きが止まれば当然、


「主砲第2射命中!敵艦撃破!」


俺たちの艦の主砲による攻撃で一方的にやられてしまう。

残りは8隻。1隻はセシル達が足止めして撃破までしようとしている勢いだから。俺たちが片付けるべき敵機は7隻。

3隻ほどは散らばってしまっているので主砲で狙いをつけて撃破というのがこの距離からだと難しいのだが、


「小型艦同士がまもなく攻撃圏内に入り合います」


此方も俺たちが乗る大型艦だけでは無い。小型艦6隻も一緒に連れてきているのだ。その小型艦達が散らばって孤立していた1隻に襲いかかり、


「敵艦撃破!次のポイントへ向かうようです!」」


あっという間に敵艦1隻が落ちた。1対6で囲んで殴ればそれはもうすぐに落ちるのも当たり前だよな。大したダメージも受けること無く撃破できたようだった。

こうして散らばった小型艦は俺たちの小型艦で対処するので、結局この間の仕事は、


「主砲命中。敵艦撃破」

「第4射命中。敵艦撃破しました」


セシルの足止めとか諸々で上手く動けなかった船を片付けていくことなんだよな。


「隊長が小型艦を撃破しました。これによりターゲット全て撃破しました」


「よし。基地へ帰還する。小型艦に隊長達を回収させろ!」

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