01 目覚めません。
小説初心者の初投稿です。
真綿のようなぬくぬくとした感覚にずっと眠っていたい気持ちとその真綿が何なのか確認したい気持ちを天秤にかくたら興味が上回り目を開く。すると「なんじゃこりゃ…」あっとビックリ真っ白な姫部屋でした。
真綿の正体は有り得ないくらいフワフワのお布団。やばい脳がついていかない。「なんじゃこりゃ…」ゆっくり身体を起こすと違和感が…そう、全てが小さい。「どうなってるの?縮んでる…」開いた白い手は驚く程小さい。身体に合わない大きなベッドを降り姿見を探す。広い部屋をキョロキョロしていると窓辺近くに真っ白なお姫様ドレッサーを見つけた。にしても全てが白で統一された高級そうな家具のお金のかかった部屋だ。着ているパジャマらしき白いワンピースも肌触りの良い品物だ。近づき鏡を覗くと「なんじゃこりゃ!!」目の前にはミルクティー色の長い髪の美少女だった。長い睫毛に縁取られた瞳は淡い茶色で少し垂れ目気味だが文句なく可愛い。小さな身体はだいたい5、6歳くらいだろうか、とんだ美幼女だ。「えっと夢かな?論文制作の寝不足で変な夢みてるのかな…そうだ!寝よ寝よ!まだ眠いしね!」急いでベッドに戻ると先程の真綿のような布団に潜り込む。(疲れてるんだ…バイトに論文に大学に忙しいからなぁ。)すぅっと眠気が襲う。気持ちの良い真綿に包まれ再び深い眠りについた。