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日常

優月葉は念願だった水の力を手に入れ満足していた。俺はやっと休息にありつけたので、ひとまず1人で風呂に入ることにした。湯船からは、モクモクと湯気が出ている。真夏の8月ではあるが、洞窟での半袖問題があったこともあり、むしろ冷え切った体には最高だ。

『ふ~、やっと一息つけた…。妹のあの発言が、こんなにも大きなことになるなんて思ってもなかったなぁ』

『そうだね~!まさか私の発言が、あんなにも大きな話になるとは思わなかったよ~!!』

『そーだな…』

『!!って、ゆゆゆゆゆゆゆ、ゆづは!?!?!?』

『どうしたんの?お兄ちゃん』

妹は、俺がリラックスしている間に、いつの間にか風呂場に平然と入って、体を洗っていた。中学三年生になった妹の体はそれなりに成長し、でるとこはでて、引っ込むところはひっこんでいた。…って!俺はなに妹の体をまじまじと見てしまっているんだ!!

それにしても、いつの間にこんな成長していたんだろうか。やっぱり、神様になるとかそーゆーイタイ夢を持っていなければ俺の妹は可愛いしスタイルもいいし完璧だな。そんなことより…

『なぜ優月葉がここに?俺が風呂に入ってるの知ってたよな!?』

『いいじゃん~兄妹なんだし~!アクアさんにも「一緒に入ろー!」って言ったんだけど断られちゃって…』

『そりゃぁーそーだろなー。あいつ20歳だし。男である俺と入るはずがないだろ~。ましてや、優月葉ともあの性格では入らんだろな~』

『えーーーー!私、女の子なのにぃ!!』

妹はどうやらアクアとどうしても一緒に入りたかったようだ。温泉旅行にでも行くことがあれば、妹のしょうもない願いは叶うかもしれない。

『みてみて、お兄ちゃん!私、手から水も出せるようになったんだよ~?』

『すごいな~!生きるライフラインになってきたな!!』

『なによー!それじゃぁ私が水道みたいじゃない!そーれーなーらー!!』

『お!おい!!やめっ…』

妹の手からは水道というより放水ポンプから流れるように大量の水が放水された。一瞬で、俺の口元まで水は迫ってきた。

『やめてくれぇ~~~!!』



次の日、俺はダンジョンで出遭った天使メイドに教えてもらった通り、能力の器と引き換えに特殊能力を授けてもらうことにした。

『天使は「大天使様に頼めば、特殊能力を授けて下さりますよ」とか言ってたけど…隣のおじいさんにそんなことできんのかよ。誰がどう見ても散歩が趣味のおじいさんだぞ、マジで・・・』

『ごめんくださーい!おじいさんいますか~?』

(なんじゃね、雄也君。ワシならここにおるがの~?)

『あのー!心に語り掛けてくるの止めてもらえますかー?それじゃあどこにいるのかわからないんで~』

(すまんな~今トイレをしてて、出られないんじゃ~。居間で待っていてくれ~)

『わかりましたー!』

数分後、勢いよく流れる水の音が聞こえたと思うと、数秒後におじいさんが居間に顔を出した。

『いや~すまんすまん。で、今日はワシになんのようじゃね??』

『昨日俺、妹とフレアとアクアで秋葉原にあるダンジョンに行ってきたんですよ・・・』

俺は昨日のダンジョンの話をして、おじいさんに特殊能力を授けてほしいと説明した。

『ほ~、あのメイドダンジョンに行ってきたんじゃな~。話はよくわかった。じゃが、なんの能力が雄也君は欲しいんじゃ?』

『…ふっ、よくぞ聞いてくれた大天使よ。我は魔眼の能力を欲しているのだ!』

『ほー魔眼かー。そうかそうか!!商売人の能力とかあるが、いいのじゃな?』

『能力は魔眼でいいんですけど、あのー…俺の中二病的発言は気にならないんですか?』

『別に気にならんの~お主のような喋り方の者は「妹神いもがみ』の作者さんの周りの友達にはたくさんいるらしいからの〜。特にいつも誤字脱字があるかチェックしてくれる編集さんは相当の中二オタクらしいぞぉ』

『妹神ってなに!?作者ってなに?!?!』

『まあまあ気にするんじゃない。とりあえず、魔眼の能力を授けるぞ~』

この後、俺は魔眼の能力を授けてもらい、家に帰った。また、いずれ我の魔眼の能力は紹介する。

では!また!!


『お兄ちゃーん!ろくでもない能力を私に見せてよ~!!』

『ろ!!ろくでもないとは何だ~~~~!!!!』






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