28 新たな風
冒険者として順調な日々を送っていた、未だオーガもゴブリンも絶える様子はなく、絶賛お祭り中だ。
そんなオーガやゴブリンをサクサクと狩りゆくエメリーの左耳には、ボクがプレゼントしたイエローダイヤモンドのスタッドピアスが、控えめに煌めいていた。
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最近、ボクは勇者の情報を探っている、この街を離れても十分やっていけるお金が溜まったら、次の目的である勇者に近づくために、旅に出ようと考えていた。
幸い、このデルムトリア王国に勇者は居る、出来れば面会したい、異世界の真理に迫っているであろう勇者なら、異世界転移の情報も持っているかもしれない。
場合によっては、勇者に接近するための工作も必要だろう、ただのシープ族に英雄が会ってくれるはずもない、そのためにも今は資金集めだ。
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狩りから戻ったボク達は、いつものカフェでお茶をしていた。
「ユーノ君、最近調子どう?」
「どうって?」
四六時中一緒にいるのに、最近どうと言われても返答に困る。
「私達すごく強いよね、ベテラン冒険者でやっと倒すオーガだって、サクサク狩れちゃうし」
「うん、そうなのかな、結構お金貯まるよね」
「でも、なんかこう、物足りなくない?」
つまり、エメリーはオーガやゴブリン狩りに飽きたと言うのだ、ボクは資金集めという目的があるため気にならないけど。
「そりゃ、私だっていつまでも狩りばかりしているつもりはないよ? 時期が来たら薬草の収集もしたいし、でも、それはまだちょっと先だから」
エメリーの本来の目的は、聖なる森に近いこの辺境で薬草の研究をすることだ、勇者を探すと心に決めているボクとは、あと少ししたら別れる事になるのかな。
まあ、エメリーも、薬草関連は今すぐという訳ではなさそうだけど。
「この街にいるかぎり、主だった敵はゴブリンとオーガでしょ?」
「うん、そうだね」
「何かこう、新しい風が必要だと思うのよ、どう?」
そんなこと言っても何をすればいいのか、現状ではオーガ狩りが一番効率良くお金を稼げる、他に目立った依頼も無いし。
「そこで提案なんだけど、PTメンバー増やさない?」
「えっ」
獲物を変えるのではなく、ボク達が変わろうという提案だった。
「でも、オーガも狩れるのに、これ以上戦力要る?」
「まあ確かに、この周辺ではもはや敵無しね、でも三人なら、ゴブリンを無視してオーガ一本に絞れると思うのよ」
「今のままじゃダメなの?」
「ユーノ君と二人でもオーガは狩れるけど、三人ならより確実だし、そうすれば東の森まで往復している定期便で、一気にオーガ地帯まで行けるわ」
今でもオーガは狩れる、でも、まだゴブリン依頼も交え、オーガ地帯である東の森の入り口までしか行動範囲を広げていない。
オーガのみを狙うなら、お祭り期間中だけ冒険者用に出ている馬車に乗り、東の森まで行ったほうが良い。
しかし、そのルートもボクとエメリーなら問題なくこなせるだろう、だけど、ここでのエメリーの希望は“新しい風”だ、三人目のメンバーが欲しいんだ。
「エメリーはボクと会うまでも苦労したんでしょ? それとも誰かめぼしい人がいるの?」
「ううん全然、誰か入ってくれたら良いなって思っただけ」
言ってみただけか、でもエメリーの提案も悪くない、ボクとしても断る理由は無かった。
さすがに五人も六人もになると過剰戦力だし、一人頭の報酬も減る、だけど、三人なら丁度良い効率を叩き出すかもしれない。
エメリーには仲間のアテがない、ならボクはどうだろう、真っ先に顔が浮かんだのはトーマスとギラナだ。
あの二人は山賊の村に入り浸っているし、ミルクと違って暇そうだ、元々が冒険者だし、佇まいからしてもベテランだろう、腕もたつ。
「エメリーは、どんな人がメンバーになってほしい?」
トーマスならこの街にいるかもしれない、再び出会ったらPTを組もうと言っていた、なんならトーマスでも紹介しようかと思い、エメリーに希望を聞いてみた。
「えーとね、やっぱりユーノ君のような人がいいな」
「それってつまり?」
「かわいい人」
ですよね、初めて出会った時、ボクの実力も分からないのにいきなり抱きついて来たほどだ、大体がノリだな、エメリーは。
そもそも、面食いのエメリーにトーマスは無かったな、完全にならず者の風貌だし、中身もチンピラだ、誰もが嫌悪感を抱くだろう、アウトだ。
「ねえユーノ君、誰か居ない?」
この異世界の新人住民であるボクに知り合いは少ない、トーマスやギラナがダメとなると、あとは。
頭に浮かんだのがもう一人だけいる、レティシアだ。
レティシアは冒険者になるためにリメノ村で修行すると言っていた、あれからどうなったのだろう。
ボクの予想、というか希望だけど、普通の娘として、お母さんと幸せに暮らしていて欲しい。
それともまさか、本当に村一番の戦士というお父さんに、冒険者の修行をつけてもらっているのだろうか。
でも、レティシアもダメだ、仮に冒険者として育っていても、ボクから声をかける事は無い。
危険な仕事はさせたくないし、今頃ボクの事など忘れて暮らしているかもしれない、絶対に会いに行くと約束もしたけど、今はそっとしておくのが良いと思う。
「ごめん、ボクも良い人思い付かないや」
「そうだよね、急に言われてもね、じゃあ今度からは、三人目も視野に入れて行動しましょ」
相応しい人が居たなら声をかける、そういうことで同意した。
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ふぅと、紅茶を飲んで一息ついた時だった、ボク達のテーブルへ、スッと自然な身のこなしで近づく人物がいた。
「ちょっといいかな?」
見ると、息を呑むようなイケメンの若者だ、ほのかな優しい笑顔を湛えて佇んでいる、あまりのイケメン具合に本当に目が眩んだかと錯覚するほどの色男だ。
「急にゴメンね、ココ、いいかい?」
「は~……」
声をかけられたエメリーは、イケメンに見とれてアホ面を晒していた。
「エメリー! エメリー!」
「はっ! どどど、どうぞ」
ボクに呼ばれて、いまさら焦って態度を繕う。
イケメンは、「ありがとう」と、ボク達のテーブルへ着いた。
改めて見ても本当にイケメンだ、耳に掛からない程度のプラチナブロンドを爽やかに後ろへ流して、しっかりとした目鼻立ちは、それでいて優しさも帯びている、シュッと背が高く、同じく背が高いトーマスとはまさに対極だ。
なにやらレースの付いたシャツを着ているが、そんな貴族ルックもまったく変じゃない、むしろ似合っている、この人が着れば何でも一流に見えそうだ。
「キミ達の話し声が聞こえてしまって、聴くのは悪いとは思ったけど、どうしても気になってね」
「……はあい」
エメリー気を確かに、イケメンに真っ直ぐ見つめられて、またエメリーの表情はトロンとしてきた。
「実は僕もPTメンバーを探しているんだ、さっきのメンバー募集の話、詳しく聞かせてくれないかな?」
「……はあい」
PTメンバー募集!? ちょっと、呆けている場合じゃないよエメリー。
「エメリー、エメリー、PTメンバーだって、しっかり話を聞いて」
「あ、ああゴメン、えっと」
やっと正気を取り戻したエメリーは、メンバー募集について説明を始めた。
さすがに気持ちを切り替えている、こうして見ると、まるでエメリーがPTのリーダーみたいだ。
でも、それで良いと思う、ボクのPTは確たるリーダーは決まっていないけど、あえて言うならエメリーがそれだ。
PTを集めたのもエメリーだし、十歳のボクと十八歳のエメリーでは、決定権はエメリーにあると思う、どちらが上という事もないけど、実際エメリーは色々とボクの世話を焼いてくれる。
このイケメンも初めからエメリーに声をかけた、それは当然だ、ただのナンパというセンもあるが、さすがに子どもであるボクに相談は持ちかけないだろう。
お互い自己紹介をする、イケメン青年はフェリクスと名乗った、見るからに良い所のお坊ちゃんだが、詳しい素性は話してはくれなかった。
素性を隠したいのはボクも同じだ、人には色々と事情があるのだ。
フェリクスは二十歳、以前も冒険者をしていたが、諸事情によりお休みしていた、それがまた出来るようになったので、新たな仲間を探して再出発したいという。
「ね、ユーノ君、どうかな? どうかな?」
「う、うん、良いよ、調度良かったじゃない」
エメリーは興奮気味でボクに意見を求める、PT募集の相談をしていた隣に、偶然同じように募集している人がいたなんてラッキーだ、年齢も近いし物腰も柔らかい、断る理由は無い。
「ありがとう、なんてステキな日だろうか、今日二人に出会えたことを、女神さまに感謝だね」
などと、キザにキメてそんなセリフを口にする、しかし、それもイケメンのなせる技だろう、まったく嫌味なく聞こえるところがスゴイ。
「じゃあどうしようか? 細かい話を詰めるのも良いけど、実際にPTを組んで依頼をこなした方が、分かりやすい事もあるしね」
「そうだね、なら僕は、これから冒険者の装備を確認して準備するよ、何時に集合すればいいかな?」
「明日の朝、冒険者ギルドに集まりましょう、そこでPT申請を済ませて、私達がどういう狩りをしているのか、さっそく依頼を受けて見てもらいましょうか」
「了解だよ、ではエメリー、そしてユーノ、明日からよろしくお願いするよ」
そう段取りをつけて、今日のところはフェリクスと別れた、明日からはフェリクスを含めた三人PTで狩りをする事になる。
「ねえ、ちょっとカッコ良くない? ユーノ君もそう思うよね!」
フェリクスが去った後も、エメリーは興奮冷めやらぬ感じだ、確かに見た目はカッコイイ、それは一目瞭然だ、エメリーがのぼせ上がるのも無理はない。
「やったあ、両手に花だ、先行き明るいなー」
ひょっとして、その片方の花はボクですか? 逆ハー要員として、攻略キャラポジになってしまったようだ。
冗談はさておき、日頃からイケメンがどうのとうるさいエメリーにとって、フェリクスはまたとない絶好のPTメンバーだろう、楽しそうで何よりだ。
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次の日の朝、ボク達はギルド食堂ジルミで落ち合うことになった。
フェリクスは、新緑の意匠が入った白いブレストアーマーに、紺色のマントを翻し、どこぞの主人公サマですかという出で立ちで現れた。
腰に片手剣を携え、背中にも予備の金ピカのショートソードを背負っている、さらにラウンドシールドを装備していた、オーソドックスな戦士タイプだ。
茶色味が多い一般的な冒険者スタイルのエメリーと、未だパーカー姿のボクとで、統一感が全く無いPTが出来上がった。
「じゃ、PT申請してくるね」
「ああ、ありがとう、お願いするよエメリー」
あれ? 一緒に行かないんだ? フェリクスは冒険者ギルド窓口から少し離れた場所で、エメリーに手を振る。
エメリーは、ニコニコ顔で受付のレナにPT申請をして、手続きを滞り無く済ませた後、いつも通りゴブリンとオーガの討伐依頼を受けた。
「では出発しましょう!」
今日は、普段の狩りの様子をフェリクスにお披露目する意味合いが強い、いつも通りの討伐コースの予定だ。
ボク達は、ヴァーリー東門から東の森、通称オーガの森へと、徒歩で向かう。
「何だって!? 今からオーガを狩りに行くのかい?」
道すがら、今日の予定を聞いていたフェリクスは、獲物がオーガと知って声を上げた。
「うん、まずは普段のボク達の狩りを見てもらって、次からは馬車でオーガの森へ行こうと思う」
「そんなの無理だ、僕だってまだ駆け出しの冒険者なんだよ? 僕一人加えた所で、オーガの森へ行くなんて出来るわけがない!」
どうやら、フェリクスは昨日のボク達の会話を初めから聞いていた訳ではなさそうだ、オーガを倒す云々の所は聞いていなかったのか。
「それにユーノ、こう言っては何だが、子共のキミに冒険者は厳しいのではないのかい?」
至極真っ当な意見だ、ただの子どもが魔物を殺し歩く冒険者だなんて、イメージすら結びつかない。
だけど、ボクには一流アスリートほどの力があるし、エメリーに至ってはボクのバフで強化されている。
だから、たった二人でオーガの討伐もこなせているんだ、見た目はただのシープ族の子どもと小娘だけど。
「大丈夫、ボクはあまり強くないけど、エメリーが守ってくれるから安全だよ、ほら、丁度ゴブリンが出たよ、まずはボク達が狩ってみるから見ていてね」
前方に二匹のゴブリンが現れた、ゴブリンはボク達に気づき、ゲッゲッと棍棒を振りかざしながら向かって来る。
「ボクから行くね」
エメリーに合図をして、ゴブリンの方へ走る、二匹とも近づいたボクを狙い棍棒を振り下ろす、しかし、ボクはそれより早く二匹の間を走り抜けた。
あとは、エメリーの射線に入らないように、素早く横にそれる。
その時にはすでに、一匹のゴブリンは胸と喉を突かれ絶命し、残る一匹も、足の腱を切られ身動きがとれない状態だった。
「ば、バカな!」
一瞬にしてゴブリンを無力化したボクに対して、驚きを隠せないフェリクスを尻目に、エメリーはフフと小さく微笑んで、残りの一匹に向け矢を放つ。
武技も使わず放たれた矢は、ゴブリンの胸から上が消し飛ぶほどの大穴を空けて、明らかすぎるオーバーキルの結果を残した。
「なんだ……これは、つ……強すぎる」
フェリクスは信じられないと狼狽え、ボクとエメリーを交互に見ている、そんなに驚かなくてもいいのにと思うほどだ。
エメリーは以前と比べ、また攻撃力が上がっている、通常攻撃で一般のヘビーショット以上の効果を与えるまでになっていた。
ボクは相変わらず攻撃力に変化は無い、だが毎日闘っているうちに、目にも留まらぬ速さで敵にダメージを叩き込む芸当が身についていた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、今のは一体……」
「どう? 私達こんな感じでやっているんだけど、フェリクスが入ってくれれば、オーガの森の奥へも行けそうでしょ?」
「そんな、このレベルを僕にも期待しているのかい? だとしたら無理があるよ、キミらは本当に新人冒険者なのか? どう見たってA級以上だろう……」
ボクはともかく、エメリーに関しては人間離れもはなはだしい、同じ事をやれと言われても、普通なら困ってしまうだろう。
「ふふ、ありがと、でも本当に駆け出し冒険者よ、あ、ほらもう一匹ゴブリンが現れたわ、今度はフェリクスお願いね」
はぐれていた個体が遅れて現れ、襲いかかってきた。
「ちょっ、僕一人でなんて、そんな」
ゴブリンといえど、新人冒険者からすればタイマンは多少の危険が伴う、本来ならば、全くの無傷で勝利することの方が少ない相手だ。
ボクとエメリーは、邪魔にならないように少し後退する、ゴブリンを前にしたフェリクスは、イケメンがちょっと形無しなほど狼狽えていた。
「がんばってー」
「フェリクスやっちゃえー」
「そんな、あ、危ない、無理だ」
盾を構えるフェリクスは、腰が引けてどうにも頼りなさ気だ。
だが、そんな事はお構いなしに、無情にもゴブリンの棍棒がフェリクスめがけ振り下ろされた。
「う、うわああ!」≪盾技:シールドバッシュ≫
間一髪の所で、やぶれかぶれとも取れるフェリクスの戦技が発動した、多分“シールドバッシュ”だ、敵を盾で叩き、よろめかせる技だ。
しかし、繰り出されたシールドバッシュは、敵をよろめかせるのとは程遠い結果を残した。
ゴブリンは吹き飛び、十メートル先にある大木に叩きつけられ、まるで水風船が弾けたかのように、ビシャッとイヤな音を立てて粉々になってしまった。
「はえ~」
「わお、ちょっとフェリクスやり過ぎよ、粉々すぎて魔石が結晶化しないんじゃないの?」
わいのわいの言っているボクとエメリーとは対照的に、フェリクスは口を開けてポカンとしていた、それでも辛うじてイケメンは保っている、ずるい。
「何が……起きたんだ? 僕は……夢でも見ているのか?」
「すごいでしょー、びっくりした?」
フェリクスは、未だ何が起きたのか理解できずに呆けている。
「実はね、ユーノ君の能力なの、ユーノ君と一緒にPTを組むと、すっごい力が出るんだよ、口で説明するのが難しいから、実際に体験してもらったの」
「…………」
フェリクスは固まったままだ。
「エメリー、ちょっとやり過ぎたんじゃない?」
ボクのバフ能力も格段にパワーアップしている、なぜパワーアップしたのかは不明だけど、初めてエメリーがバフの力を受けた時より通常時とのギャップが激しい、すぐに現実と受け入れられなくても仕方ない。
昨日、フェリクスと別れた後、バフ能力の事をどうやって説明しようか、エメリーと相談していた。
本当は普通に説明する予定だったけど、ちょっとビックリさせちゃおうというエメリーの提案に、ボクも乗ったんだ。
結果は効果てきめん、ちょっとやり過ぎた感すらある。
「こんな……事が? にわかには信じられない、信じられないが、なるほど納得もするよ、キミ達がオーガを倒そうと言うわけだ」
フェリクスは、どこか恐怖を覚えたような青い顔をしていたが、同時に口角を引きつらせ、嬉しいようにも見える、不思議な表情をしていた。
「フェリクス大丈夫? そんなに驚くとは思わなかったんだ、ゴメンね」
「いや、良いんだユーノ、もう大丈夫、はは、一杯食わされてしまったね」
まだ完全にショックから抜け出せていないようだが、すぐに慣れるだろう、ボク達三人は、オーガが出没する森へと歩を進めた。
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グガアアアァァァ!!
「そらあッ」≪盾技:シールドバッシュ≫
オーガの巨大な拳に比べると、なんとも頼りないフェリクスのラウンドシールドだが、その唸りを上げて迫る猛撃を真正面から受け止めた。
同時に、シールドバッシュで跳ね返す、オーガの腕は脱臼と言うにはひどすぎる、もはや千切れそうなほどになり、力なく肩からぶらさがった。
「喰らえッ」≪剣技:ダブルスラッシュ≫
フェエリクスが使えるもう一つの戦技、ダブルスラッシュが炸裂する、オーガの上半身は、袈裟斬りにされた切り口を堺に、滑るように地面に落ちた。
「ハア、ハア、ハア」
「いい調子だよフェリクス、もっと楽にしても倒せるよ」
「ありがとうユーノ、それにしても、僕にこんな力が……」
フェリクスは、オーガを見るのもボクのバフを受けるのも初めてだ、それでも、問題なく討伐は出来ている。
この分なら大丈夫だ、次は東門から出る往復馬車で、オーガの多発地帯である東の森へ行こう。