3、もし、とり戻せるなら…。
私はしばらく放心状態だった。もう何も考えたくない。
「加奈…。」
お母さんの声が聞こえた。振り返るとそこに母が居た。
「誠、死んじゃったの。」
悲しそうだ。死んだのではない。私が殺ったのか。
「加奈、ひとまず下に行きましょう。」
母親は優しく肩を押してくれた。
「お父さん!!!」
そこにはお父さんの死にそうな姿があった。
「秀彦さん!!!」
母がお父さんに駆け寄る。
「すまない、唯。俺はそう長くはない。あと十分で、誠のようになってしまう。私の会社…いや、私の責任だ。」
父は本当に弱りきっていた。唯々、見守るしかなかった。
「私の会社…一条コープレーションの本社ビルに行け。そこに…。」
「秀彦さん!!!」
「お父さん!!」
「私の命はそう長くもたん。誠のようになってしまう。さっき誠にやられては…。そこの包丁をもってこい。」
「分かりました。」
母は包丁を父の前に持ってくると、父に渡した。
「すまない。最後まで迷惑をかけて。」
「秀彦さん…。」
何を父がするのか予想がついた。父は包丁を自分の胸に刺した。やめてと言う言葉が喉からでない。どうして止めないの。どうして…。
父の胸から大量の血が流れる。ヒタヒタと血が…。
すると父はぐったりとなった。
いつだってそう。今も…。
見ているだけしかできない。もう嫌だ…。
家の玄関にはバリケードが張ってあった。がたがたと音がする。恐怖しか感じない。
「家の中の貴重品はすべて持ち出したは。食料も…。」
母は持っていくものを確認している。もう嫌だ。
嫌だ。生きたくない。もう、死んだ方が良い。こんな世界。生きている意味がない。だってそうでしょ。私のせいで人が死ぬ。みんな私のせいだ。
死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。
「何をしようとしているの!!!!」
母におもいっきりぶたれた。痛い。頬がジンジンする。
「アレ…。私…。」
手には包丁を持っていた。無意識のうちに私は死のうとしていた。
「あんたまでなくなったら…。」
母はとても辛そうだ。耐えている。泣きたいんだ。母だって。死にたいんだ、母だって。
「ごめん。ママ。」
「分かればいいのよ!」
母は私の背中をポンと叩くとにっこり笑う。偽りの笑顔を振る舞う。
もうや嫌だ…。
ってな感じですねっw
いや~~眠い…。
幽霊の出る時間だよw
まあこんな所で
閲覧していただきありがとうございました。