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奇跡が起きるなら…。  作者: カシオ
オピローグ
5/7

3、もし、とり戻せるなら…。

 私はしばらく放心状態だった。もう何も考えたくない。



「加奈…。」

お母さんの声が聞こえた。振り返るとそこに母が居た。

「誠、死んじゃったの。」

悲しそうだ。死んだのではない。私が殺ったのか。

「加奈、ひとまず下に行きましょう。」

母親は優しく肩を押してくれた。





「お父さん!!!」

そこにはお父さんの死にそうな姿があった。

「秀彦さん!!!」

母がお父さんに駆け寄る。

「すまない、唯。俺はそう長くはない。あと十分で、誠のようになってしまう。私の会社…いや、私の責任だ。」

父は本当に弱りきっていた。唯々、見守るしかなかった。

「私の会社…一条コープレーションの本社ビルに行け。そこに…。」

「秀彦さん!!!」

「お父さん!!」

「私の命はそう長くもたん。誠のようになってしまう。さっき誠にやられては…。そこの包丁をもってこい。」

「分かりました。」

母は包丁を父の前に持ってくると、父に渡した。

「すまない。最後まで迷惑をかけて。」

「秀彦さん…。」

何を父がするのか予想がついた。父は包丁を自分の胸に刺した。やめてと言う言葉が喉からでない。どうして止めないの。どうして…。

父の胸から大量の血が流れる。ヒタヒタと血が…。

すると父はぐったりとなった。

いつだってそう。今も…。

見ているだけしかできない。もう嫌だ…。






家の玄関にはバリケードが張ってあった。がたがたと音がする。恐怖しか感じない。

「家の中の貴重品はすべて持ち出したは。食料も…。」

母は持っていくものを確認している。もう嫌だ。


嫌だ。生きたくない。もう、死んだ方が良い。こんな世界。生きている意味がない。だってそうでしょ。私のせいで人が死ぬ。みんな私のせいだ。


死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。死にたい。



「何をしようとしているの!!!!」

母におもいっきりぶたれた。痛い。頬がジンジンする。

「アレ…。私…。」

手には包丁を持っていた。無意識のうちに私は死のうとしていた。

「あんたまでなくなったら…。」

母はとても辛そうだ。耐えている。泣きたいんだ。母だって。死にたいんだ、母だって。

「ごめん。ママ。」

「分かればいいのよ!」

母は私の背中をポンと叩くとにっこり笑う。偽りの笑顔を振る舞う。

もうや嫌だ…。

ってな感じですねっw

いや~~眠い…。

幽霊の出る時間だよw

まあこんな所で

閲覧していただきありがとうございました。

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