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奇跡が起きるなら…。  作者: カシオ
オピローグ
1/7

オピローグ 月曜日

 私、一条加奈いちじょうかなは自分で言うのもなんだけど、とっても美人だ。スポーツ万能、成績優秀、何をやらせても器用にこなす。しかも、人望もあつく、私の周りには必ず人が寄ってくる。おまけに父は、一条コーポレーションの社長、母は女優と家も凄い。

 そんな私なのがだが一つだけ、欠点がある。それは…。



「うっさいわね!!!このバカ兄貴!!!」

私はそう叫ぶ相手は私の兄の一条誠いちじょうまことである。こいつは学校ではイケメンで私と同じように何もかも万能でしかも、生徒会長であるが…。

「うるさいじゃね~だろ!!!加奈!!!お前また、変な噂流しただろ。」

「変?真実を伝えたまでよ。」


 そう。私たち兄弟は学校では万能キャラを立てているが、家では口が悪いし最悪なのだ。


「お前ら静かにしろよ。」

そう言ってきたのは私の父、一条秀彦いちじょうひでひこ。髭がはえていて、家族の中での仲裁役だ。

「パパ~。このクソ兄貴が自分の変な噂が流れたからって私のせいにするのよ。」

そう言いながら、バカ兄貴を睨む。

「はぁ~!?お前さっき流したって認めただろ。親父もなんか言えよ~。」

「まあまあ。兄弟喧嘩も程々に…。」

父は何時も弱気である。だが、一応社長なのであるが…。



「こら~~~~!!!静かにしなさい!!!ご近所迷惑でしょうが!!!」

そう怒鳴ったのは私の母、一条唯いちじょうゆい。家族のまとめ役である。

「で…でも!!!」

「でもじゃないの。近所からクレームがくるんだからたいがいにしなさい!!!」

「秀彦さんもなんか言ってください。」

母が急に父に話を振ったので母はあたふたしている。

何でいつも大忙しの母がいるのかというと、今日が結婚記念日だからだ。

 これが私の日常。表では万能を気取り。家では本性むき出しにする。そんな日常。










「ねえ。加奈~。」

「なに?葉月ちゃん。」

 今、私と話しているのは、私の大親友の池村葉月いけむらはづき。胸がとても大きくて可愛い。私よりも可愛いのでは?と思うときさえある。私の斜め前の席の子で小・中ともに同じで、高校も一緒に入学した。私の本性を知っている家族以外で唯一、一人の子である。

「昨日凄い音していたけど、お兄さんとまた喧嘩したの?」

 葉月ちゃんは私の家の隣に住んでいる。やはり聞こえていたのか。

(そういうことは学校で話さないの…。)

私はひっそりと葉月ちゃんに言う。葉月ちゃんの事は親も知っている。隣近所なので昔からよく遊んでいた。

「昔は、「お兄ちゃん大好き」って言っていたのになぁ~。」

「それをいうなぁぁぁ~~~~~!!」

学校ではよく葉月ちゃんと居る。こころが強くって、スポーツ万能であるので、葉月ちゃんには少し憧れる部分がある。

「あら。加奈さん。奇遇ですわね。」

ぐっ…。本当に嫌な奴だとつくづく思う。平岡莉子ひらおかりこ。いつも目立ちたがり屋。簡単に言うと何をするにも努力し、私、頑張っちゃタ~などとほざきそうなバカだということだ。

「莉子さん、こんにちは。」

私が笑顔をみせると男子どもが“おお”などと歓声をあげる。女子達は目が逝っている。

“はぁ~”と葉月が横でため息をつくのには少し威圧感を覚える。

 そんなクラスの反応に怒りを覚えたのか、目立ちたがり屋(笑)は

「そ…それでは。」

といいのこし去っていた。

「何あの人?」

「加奈ちゃんになんて態度。」

などと避難の声が上がるがここで私の好感度をあげるターンだ。

「め…じゃなくて。平岡さんは仲良くしたくて照れくさくなってるだけだよ。」

「加奈ちゃんやさしいね~。」

「加奈さまってああいう優しさにひかれるよな~。」

っと歓声が湧き上がる。目立ちたがり屋(笑)もときには役に立つ。

ホラーですよw

これだけ考慮しておこうと思います。

今後の展開的にタグ&あらすじで出してしまっていますが、まあ…。頑張ります。

見てくださった皆様、本当にありがとうございます!!

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