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第一章_06

土曜日。


「ぶるぅぅぅあぁぁぁ……」


「なんだ、そのうめき声は」


 清々しいほど憎らしい朝日がカーテンの隙間を縫って俺の顔面に照射される。放課後をもって始まったゲームは、夜を迎え、駿平先輩がいつの間にか買い出していた食事類を腹に収め、時計の短針が頂上を越え、小鳥の鳴き声が聞こえるまでやりこみ続けていた。もちろん、いろんなゲームを、だが。


 今は格闘ゲームをやっている間に藍先輩が寝落ちし、これで俺も寝れると思っていたときに今度は駿平先輩が起きてきて相手をさせられている、という状況だ。


「ぶるぅぅぅあぁぁぁ……」


「何、新手の盤外戦か何かか?」


 思ったとおりにキャラクターが動かず、先輩にフルボッコにされる。そしてあっさりと負ける。


「何だよ、手応えねーな」


「ぶる……」


 ここでふと、俺の意識が遠ざかった。

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