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黄昏レコード 上  作者: 片方通行
第四章 森
28/29

終曲

灰色のレコード。

その正体を私は知っていたはずなのに__________。









それはそれは。残酷な殺戮ショーの始まりだった。






「おいババアっ。逃げんなよ......」



すでに血に染まってる古い木の床。



「やめろ、来るな、おまえ、ホントにコユキか!?」



コユキは人が変わったかのように、台所から包丁を持ち出した。

そして油断していた私の右手を切り落とした。

そして今この有り様。



「一体、何がどうなって........ガハッ」



コユキの鋭くとがった包丁が私の心臓を一突きした。

刺された左の胸からは血が怖いほど出ている。






「コ"........ユ................ギ?」






その場で倒れ血を床に広める。



「あんた、私を、私を人に売ろうとしてたんでしょ!!!!」




「..........はぇ"?」



なんだなんだなんの話だ一体なんなんだこれは.......。

わからない。

わからないがひとつだけ確定したことがある。



「とぼけも、無駄だわっ!!!!!」



そしてコユキは私の心臓をもう一刺しした。




わからないがひとつだけ確定したことがある。









__________私はもう、助からない。











今まで必死に動き続けてきた私の心臓は止まった。





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