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黄昏レコード 上  作者: 片方通行
第一章 哀れみ
2/29

前奏





「あれ.......なんだろう。」



家の近くの浜辺に落ちていた少しかけている青いラベルのレコード。

一瞬不思議だと思ったが、

レコードのどこにも、曲名は書いていない。

なぜか興味を惹き付けた。



「......そういえば。」



確か倉庫におんぼろの蓄音機があったはずだ。

砂浜に落ちていた題名のないレコード......。


不思議と興味をそそるものがあった。

少し汚かったので、目の前の輝く海で少し洗おうとした。


すると近くに赤色のレコードがあった。

青色のと同じで題名はない。



「赤い方を明後日の従兄弟の誕生プレゼントにしようっ」



明後日は大好きな従兄弟の誕生日がひかえていて、

お小遣いがなく、プレゼントをどうしようか迷っていたところでもあった。



「砂浜で拾うなんてロマンチックだね......なんて言われたり。」



独り言だけでも十分顔がニヤケてくる。

ルンルンと家まで帰った。



「ただいまっ。お母さん、従兄弟の誕生日プレゼント決めたよ!!」



「あらー。お帰りなさい、『アオイ』。」









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