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黄昏レコード 上  作者: 片方通行
第二章 孤独
14/29

間奏曲5


~コユキ四歳~


「おかあさんこの木の実なぁに??」


「それはね、葉っぱがトゲトゲした木がうえにあるでしょう??」



<<まだ仲は良いねぇ>>



~コユキ五歳~


「ねぇねぇお母さん! 猫のお友達できたよー!」


「へー! なんて名前の猫ちゃんなの??」



<<すこしぃ鈍くなってきたかなぁ>>



~コユキ六歳~


「ほらっ! これがお母さん、これが私!!」


「おー! 絵うまいじゃない!」



<<うゎぁー。棒読みだねぇ>>



~コユキ七歳~


「お母さん、おやつ.......。」


「そんなのないわ! 自分で探してきなさい。」



<<あぁーあー。>>



~コユキ八歳~


「お母さん.......?」


「じゃあね。森の中で一人で暮らしな。」



<<もう捨てちゃったぁ。私がせっかくあげたプレゼントぉ。>>



<<て言うかぁー。ちゃんと報い、うけてもぉーらおぉっと☆>>







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