「番長補佐 支倉 劉希」 Part7
「えッッッ?!まじっスか?それって!」
「だーかーらーな、さっきからず~~っっと本当だって言ってるだろ?!」
命からがら教室に帰ってきた俺等は、延々と笹本等の質問攻めを受けていた。
ったく、力攻めの後には言葉攻めの地獄かよ。
正直、こっちの方がきついわ。
「あ~、もううるさいよ。たかが2人退却させただけだろ。」
「いや、でもあの「烏」の両腕ですよ?
いくら諦成さんがいるって言ったって、そう簡単には勝てませんよ。」
てか、お前等は何がしたいんだ?
「てさ、「烏」の何がヤバイんだよ。なんか軽く退いていったぜ?」
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141.12:スネェーク、スネェークゥゥ!!
あれ?なんか変な周波数入ってきた。
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この瞬間、世界から音が消えたかと思った。
え?何これ?俺、そんなに悪い事言ったァ?!
「な、諦成、助けてくれよ。俺の力量じゃどうしようもならねぇよ。」
と、聞いた諦成の顔からは光が消えていた。
って言うのはみんな嘘だったらしくて、
「うわっ!マジで知らねぇのか?劉ちゃん?!」
よかった、世界が戻った・・・・。
「いや、じゃあ、諦成は知ってたのか?
おまえ、知らなそうなかんじだったじゃねぇかよ!!」
「いんや、バリバリ知ってたよ。」
あっさり返されたァァァ てか、知ってたんかい
そして、俺は笹本にこっそりと聞く
「ねっ、「烏」のこと、教えてくんない?」
「しょうがないですね・・・さっさと終わらせますよ。
『烏』って言うのは一年の一強で、
今のところ、一年の約5割ぐらいを占めてます。
で、その頭が、髑俟 髏酷 って言うんですけど、
そいつが半端なく強くて、残酷らしいんスよ。
噂では、どっかの町中の全ての高校潰しまくったとか・・・・・・」
俺の心の中をなにか黒い物体がすり抜けていった・・・・・
あれ?何なんだろうな?俺、死ぬのかな?
俺ってば、そんな相手と喧嘩しちゃたワケ。
あ、もう死にましたね。
そのとき、諦成が
「いや、まぁねぇ、劉ちゃんが「烏」に向かって
『喧嘩売ってきたら買うまでよ』
なんて言ってたから、コレは知ってるもんだと思ったんだがねェ」
あーーーーーーーーーー!!そうだったァァ!!
Part6の最後でそんな事言ってたっけェ?
「・・・・という事は・・・・・殺られる?」
全員がどよめく。諦成がにやめく。
「え~、え~、静かに。
まぁ、支倉君がこんな凄い事をやってのけたんだから、今宵は祝おうやないか。!」
と諦成。
ふざけてる場合か?
明日にも死んでいるかもしれないこの状況で祝う?
やってらんないね。
そして、俺はこっそり家路に着いた。
しかし、俺は帰途であることを考えていた。
何故、俺は海条の攻撃をほとんど受けなかったんだろう?
こんなに喧嘩経験が少ない俺が、アイツの攻撃を受け止められるとは思えない。
いくら弱気だとしてもだ。
そして、避けているどころか、俺は奴に勝ってしまったではないか。
さらに、俺のパンチであんな大柄の相手がフッ飛ぶとは、どうも考えがたい。
・・・・何故だ・・・・?
そして、翌日、vs「烏」決戦始まる。
bloodray:は~、テスト疲れましたよ。
劉希 :お疲れ~。で、結果は?!
bloodray:そんなもん、聞くもんじゃねぇよ。
どーっせ、悪イに決まってんだからよ。
劉希 :だな、どうせお前の頭じゃな。
bloodray:いや、なかなか傷つくんだが・・・・
まぁ、いいか。復活したんだから。
では、皆さん、こんな文才の無い馬鹿ですが、
これからも宜しくお願いします。
では、お先もよろしいようで!!