「番長補佐 支倉 劉希」 Part2
逃げて逃げて逃げまくった。
何分走ったか分からない。
死にそうだった。
しかし、結果的に逃げ切れたらしい・・・・
「お前!!凄いな!!」
不意に後ろから声がした。誰だ!!と言うつもりで後ろを振り向くと、
目の前に顔があった。
「うぉっつ!!誰だ!顔近い!離れろ!」
俺は赤の他人に向けていきなりそんな事を言ってしまった。
訂正しなければ
「すいません!いきなり怒鳴ってしまって!」
「良いんだょ、硬くなんなって。」
のんきな返事が返ってきた。
「いや、でも・・・・・・・・って言うか、あなたは誰ですか?
助けてもらった恩はあるんですけど・・・」
そしあら、奴は言った。ヤバイ自己紹介を
「え?俺?俺は霧道諦成、ここらの不良グループの頭だよ!!」
おれは、自分の耳を疑った。
「え?なんて?もいちどお願いします。」
「いや、ね、だから、ここらの不良グループの頭やってる
霧道諦成だって。聞いたことない?」
しまったぁぁぁぁぁぁ!!!不良の頭だってェ?!やべぇよ!!。
あんなにフレンドリーに名前きいいちゃったよ!!!
どーすんの俺、何か答えてくれェェ!!!
「いや、霧道様?いや、霧道殿?」
「だから、硬くなんなよ。諦成でいいよ。諦成で。」
「では、諦成様?何故私めのような者をお助けなさったのですか?」
「だから、諦成で良いって言ってんのに・・・」
だって、言える訳ねぇだろォォォ!!!!。相手、この街の番長よ?!俺は普通の高校生、
名前で呼べるはずがねぇだろがオイ!!
「ま、質問だから答えてあげるよ。それはね・・・・・・・君が強かったから」
は?俺が強いって?え?
「だからな、俺があの戦闘を見て、『あいつ、強いな』って、思ったからだよ。」
ならば!!!!
「では、私は何をすればいいのでしょうか?」
金なら、一応はあるぞ。バイトで10万稼いだからな。
「ならな・・・・俺の補佐、やってくれ!!!」
「待てィ!!何故によりによって補佐?副番長とかじゃねェの?」
あっ、やべっ!調子に乗ってツッこんじゃったァァァ!
だが、奴は
「おお!いいね、そのツッコミ!」
と、言った。
何故か褒められた。何か嬉しいような虚しいような。
「こんなに仲良くなったんだから、なってよ!補佐に!」
しょうがない、なるしかないか。
「じゃあ、いいですよ。では、また。」
時計は9時を回っていた。
100m位歩いたところで声をかけられた
「所で、お前、名前なんつーの?!」
「支倉 劉希っス。じゃあ、」
「じゃあね~劉ちゃ~ん!!」
なに?劉ちゃんて。もうあだ名付けてるし。
まぁ、なんやかんやあって俺の長くも短い、1日が終わった。
最後らへん、霧道と俺の立場逆転してないか?
まぁ、いい。ただ単に作者の文才がないだけだ。
bloodray:すいません、読者の皆さん。
支倉 :そだよ、最後らへんとか滅茶タメ口やんか
bloodray:誠にすいません、私が素人で文才がないだけです。
支倉 :ようやく分かったか。
bloodray:だが、へまばっかしてるお前には言われたくないな。
支倉 :るせぇ!!素人が!!
bloodray:てんめっ!!言いやがったな!!ようし、バトル小説なら
拳で勝負だァ!!
支倉 :なんなら行かせてもらうぜ!!
ごふっ! グシャっ!!
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霧道 :はぁ、俺より喧嘩っ早い奴らやなぁ。
埒があかんので、ここで俺が締めさてもらいやす。
では、皆さん!!、お先もよろしいようで!!