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「番長補佐 支倉 劉希」 Part8

Bloodray:あ~あ、北朝鮮がとうとうやっちゃったね~~


劉希  :同感だな。よりによって挑発で4人も殺しやがってよ。


Bloodray:そういえば、その内の2人は民間人だったらしいね。

      何の罪もない民間人を殺しちゃったなんてね。


劉希  :そうだな~。この件はアメリカもかなりキレてるらしいよ。

      それにしても、また国連は動きが遅いな~~~(笑)


諦成  :おい、世間話もいいけど、さっさと話進めろよ。


劉&B  :へ~い。



Bloodray:では!VS『烏』編、スタートぉぉ!!!



翌日、俺は1時間ぐらい寝坊してしまった。


真夜中中、オンライン小説サイトで小説を読んでいたのがいけなかったのだろう。


でも、面白かったんやからしょうがないよ。


俺はまだ眠かったから、ベランダに出て目を覚ますことにした。


すると、下のほうから何か聞き覚えのある声が聞こえてくる。


聞かずとも分かる、あいつだ。


「おっ!劉ちゃん、早くガッコ行こうぜ!!」


「何やってんだよ。こんな朝っぱらから。」


「そんな事より、早く降りてこいよ。」


もともと、学校に行くつもりだったから(当たり前か)支度をして家を出た。


家を出ると諦成が待っていた。


「劉ちゃん、昨日イキナリいなくなったから何があったか、驚いたよ」


どうやら、こいつは本気で楽しんでたらしい。


人の気持ちを少しは考えろってんだよな。


でも、俺は諦成が待っていてくれたのがとても嬉しかった。


コレが、友ってモンなのかね?






学校に着いた俺達は、校内が少し騒がしい事に気がついた。


一年の教室があるC棟につくと、何故か1-Dの前が特に騒がしかった。


何かと覗いてみると、そこには無残に破壊された教室の姿があった。


さらによく見渡してみると、怪我をした生徒達が倒れていた。


騒がしかったのは、その治療をしていたからだったらしい。


俺が行動する前に、諦成が動いていた。


「大丈夫か!!何があった?!怪我は!?」


幸い、見たところ怪我は皆酷くはなさそうだった。


そのとき、笹本が後ろに現れた。


「どこ行ってた?」


「この事について探ってたっス。てか、通行人に聞いただけなんスけどね。」


そう言えばコイツは偵察とか得意だったな。


でも、なんて行動の早い奴だ。


「で、結果は?誰がやった?」


「・・・劉希さんも気づいてたとは思いますが、やはり『烏』の仕業ス。

 通行人が、「烏の海条がとその他何人かが暴れてた」って言ってました。」


・・・・やはりな・・・。先日の事もあり、よほど目を付けられていたんだろう。


コレが挑発って所だろう。それにしてもやり口が残酷だな。


コレも俺があんな事を言っちまったからなのか・・・・・・?


「まぁ、とにかく、今は怪我してる生徒を助けよう。」


俺たちは





俺達が教室を片付け終わったのは、もう昼になってからの事だった。


窓ガラスは、割れてどうにもならなかったが、その他は割と被害が少なく、なんとか直った。


怪我をした生徒も、擦り傷や、打撲程度で、大事には至らなかった。


「おい、皆ちょっと来てくれ。話がある」


ちょうど片付けが終わったころ、諦成が皆を呼んだ。


「俺はこんなことをやったのを絶対許せねぇ。それを起こした烏も同等に許せない。」


全員が真剣に話をきき、うなずいている。


 「だから、これから俺が乗り込んでブッ潰してくる。」


生徒の中に動揺が広がる。


鐘洞が言う。


「霧道さん、それは無茶です!。何なら、俺と近衛も一緒に行きます!!」


だが、諦成は無理だと言って聞かない。


「劉ちゃん、劉ちゃんは賛成してくれるな?」


諦成が聞いてくる。


「ああ、俺もアイツらが許せない。ブッ潰したいよ・・・・。」


俺が言うと、確信した声で諦成が


「なら、俺が言っていいy」


「だが、それは許せない。」



「・・・・・・え?」


全員が固まる。そして、どよめいた。


鐘洞等も信じられないという顔をしている。


「・・・・劉ちゃん?これは俺が行くべきだろ?」


「いや、コレは俺が片付けるべき問題だ。コレは俺に全ての責任がある。」



そうだ、[喧嘩を売ってきたら買うまで]と言ったのはおれ自身だ。


コレには俺に罪がある。俺が売られた喧嘩なんだ。


「でも・・・劉ちゃんはまだ・・・・」


「何、あの烏の右腕と左腕を倒したんだ。俺一人で行ける。

 それに、俺もこれ以上誰も傷つけたかぁ無ぇんだ。」


諦成が苦い顔をして考え込む。笹本等も下を向いている。




しばらくしてから、諦成が口を開いた。


「・・・行っていいよ。どんと行って来い!!そして、アイツ等をブッ倒してこい!!」


その顔は、笑っていた。奥に慎重さを隠しながらも。笹本達も上を向いている。


「そのかわり・・・・必ず帰ってこい。絶対に。負けるんじゃねぇよ!!!。」


そう行って、まっすぐに拳を突き出してきた。


そうだ、俺は何ら怖がる事は無い。


何たって、コイツら俺は笑って、俺を送り出してくれる。それだけで俺は頑張れる。



「おうよ!!必ず帰ってくるさ!!男の約束だ!!」


と言い、拳を突き出す。その時、全員の拳がかさなり合った。




そうして、俺は『烏』の総本部、旧校舎C棟に向った。




皆の思いをココロにつめて。






 



Bloodray:お~お~、なんか友情系になってきましたねェ。


劉希  :作者のお前がそんな事言ってどうすんだよ。

      でも、今回は俺も居心地がよかったな~。


Bloodray:でも、次はとうとう1対全員の正面衝突やろ。

      あんな勝手な事言って勝てんのかい?


劉希  :大丈夫だよ。こう見えても俺、結構強いんだよ?

      

Bloodray:そうですか、なら、頑張れよ!!


     では皆さん、お先もよろしいようで!!!

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