硝子板の私は
硝子板の私は
君の響きにふるえた
その踊りが好きだった
コーデが好きだった
途端に思考をなくした今日
約束のように願う
その声をずっとまた聞かせて
誰からも見とおせない
私は磨り硝子
踏まれる君は霜柱
突き上げて突き上げる霜柱
ときにシャーベット
降りしきる君は
宝箱の中すし詰めのシャーベット
硝子板の私は
君の響きにふるえた
好きだった
好きだった
途端に思考をなくした今日
水増しの文字ならべてでも
約束のように願う
その声をずっとまた聞かせて