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凸異世界ケモ獣ライフ凹  作者: バリタチ
18/59

第十八話 ゴールデンカウでレベル上げ!


現在、地下三回層


今まで出会ったモンスターは


クレイジーカウ Dランク


アリゲーター Dランク


火鶏 Dランク


ボアボアボアーDランク


フォレストタートルDランク


クレイジーカウは牛さん、色々な部位がドロップ!レアは牛タン


アリゲーターはワニさん、サッパリした鶏肉みたいなお肉がドロップ!レアはワニ皮


火鶏はトリさん ジューシーな鶏のもも肉がドロップ!レアは砂肝


ボアボアボアーはイノシシさん 甘い脂が付いた牡丹肉がドロップ、レアは毛皮


タートルはカメさん スッポンみたいな弾力あるお肉がドロップ!レアは甲羅




ダンジョンに入ってから既に2時間


色々な敵を倒してお肉をゲットしてきた


しかし!たまに毛皮とかワニ皮とか甲羅とか、、


「食えねえモンを出すとはふざけた野郎だ」


「ホントだぜ、なあ兄者、肉以外は飯じゃねえ」


そう愚痴るのは豚獣人のトンガとトンゴだ!


おいおい、一応村の発展に役立つんだから

そんなに怒らなくていいのではないか、と

少し呆れる残りの4人


豚獣人には、とにかく肉じゃないとダメらしい



「ま、そうは言ってもなー

今んとこそんな強くないからダラけちゃうな」


後頭部に両手を回し

欠伸でもしそうなほど油断しすぎのイガーであった



「フフフ、むしろ皆んなのレベル上げにいいよ」


「ハイ、私とヤマトには丁度良いです」ギンが答える


「そうだな、、もう少し強くてもいいかな」トンガが答える


小休憩しながら雑談していた時




不意に気配がした!!!


1番最初に気づいたのはブー


そしてイガー


ブーは一瞬で臨戦態勢に入る


イガーも爪を出そうとした時


横を凄い速さで通り抜ける物が、、、


ドゴンッ、、「グハッ」


「え?」


「なに?」


「皆敵だ」


やられたのはトンゴ


壁に飛ばされ唸っている


まだ生きてる!!!


ブーはすぐ駆け寄りハチミツポーションを飲ませた


キラキラとトンゴは光り「ウウッ」と意識を取り戻した


一体何が起こったのか


トンゴ、トンガ、ギン、ヤマトは分からなかったが


ブーとイガーは敵を見つけていた!


手乗りサイズ位の!!!物体が金ピカに光ってる???



「アッチ!壁を走ってるよ」


「オオオーリャッ」


ブーの指先を必死に追う4人


やっと敵を見つけた頃、イガーは攻撃に移っていた


「ガキンッン!!」


「え??堅いのかよ」


皆んなの元に戻るイガー


「あれは!!!珍しいな」


「なんだ?知ってるのか?ブー」


「うん、、あれはゴールデンカウ!小さくて硬くて素早い牛だよ!!だけどなかなか倒せないんだ

だけど、、倒したら凄い経験値が貰えるーーよっ」


説明しながらシュンッシュンッと動くゴールデンカウを目で追い、止まった所に突っ込み攻撃するブー


ドゴンッ、、「くそっ!やっぱり速いな」


高レベルのブーでさえ動きを追えないでいる


ダンジョンではスキル「森之王」が使えない


これはちょっとヤバいんじゃないかと思うみんな


「でも、、、この子は体力が極端に低いから

突進に気をつけながら皆んなで総攻撃だ!

食らったら回復するから

全員!攻撃ー」


ブーが言うや、まず飛び込んだのはイガー


さっきも攻撃は当てていた


「なら、、死ぬまで攻撃してやる!」ドスッ、、ドスッ、、、ガキンッン!


「当たった!!」


「なら俺も!」ゴシュッ斧が地面に食い込む


「俺だって」ドスンッハンマーが地面に食い込む


「、、ヤアッ」スカッ小刀が空を切る


「ハッ」トスットスットスッ!クナイ三本空振り



イガーだけ2発当てる!!


するとトンッと聞こえない位の音がすると


シュンッと一直線に突っ込んでくるゴールデンカウ


「ゴキーンッ」


え?どこ?


辺りをキョロキョロするみんな


するとトンガの盾にぶつかっていた


「チャンス!」


残りの5人が一気に仕掛ける


ガスッ、ドゴンッ、、、ガキンッン、、ドスッ、、バコンッ



「ん?誰かダメージ与えたね」ブーがそう言うと


ゴールデンカウにクナイが一本刺さってる!!!


「オオッやったなヤマト」


しかしまだ倒してない!


またパカラッパカラッと走りまわるゴールデンカウ


すると、、、ゴールデンカウを囲んでいなかったせいか、、、


奥に走り去ってしまった


「え??」


「ん?」


「あー、、、」


「あの野郎」


「まさか、、逃げたのか?」


「「「「「「ええー!」」」」」


せっかく頑張ってたのに、、へにゃへにゃと倒れ込むみんな


仰向けで寝てるのもいる


「何だよアイツ、、クソっ!ムカつくな」


「最初はビックリしましたがやり方は分かりました」


「そうだね!まさかいると思わなかったから最初は戸惑ったよ」


「私とヤマトは終始皆んなについてくのがやっとです

でもヤマトのクナイ持ってかれちゃったな」


「そうですね!!まさか刺さったまままた会ったりして」


「フフフ」


「次は負けねえ」


「ブーさん、先程は治して下さりありがとうございます」


「ほらほら、そーゆーのはいいから」


「ハッ」


「もっとスピード上げねえとダメだな」


「イガーは充分速いよ!」


「ダメだ!俺は世界一速くなるぜ」


「フフフ」




その場でゴールデンカウを待っていても仕方ないので

またダンジョン探索を開始した



その後も出てくるのは雑魚モンスターばかり、、もとい美味しそうなお肉達


ホントお肉の方から「食べてー」ってやってくるのだ

豚獣人ではないが

気合いが入るのは仕方ない



そのまま進むと6回層まで降りてしまった


するとさっきまで洞窟風だったのに

いきなり草原に出た


「えっ?外に出たの?」

「ん?ここは何だ?」

「あれ?階段降りたよな?」

「フフフ、皆んな落ち着いてね!ダンジョンは色々な場所を作り出す不思議空間なんだ!

他のダンジョンでは猛吹雪だったり、灼熱の砂漠ゾーンもある

だからさっきまでの洞窟やこんな感じの草原ゾーンはまだ優しい方さ」


「ダンジョンっておもしれーな」イッシッシッシ



そして変わったのは風景だけではない

敵も1ランク上がっていた


「何かいるよ」


200メートル位先に動いてるモンスター


「アレは、、、Cランクのウォーターリザード!

気をつけてね!水辺によく生息するトカゲなんだけど

魔法を打ってくるから!

その名の通りウォーター、つまり水球を凄い勢いでぶつけてくる!」


「なんと!トカゲ風情が魔法ですか、、」


「遂に魔法打ってくるのか、、ちょっと怖いな」


「我がミスリルシールドで防いでくれるわ」


「ギンっ俺らは盾が無いから避けるんだぞ」


「魔石使っちゃおうかなー、、んーまだかな、、」




皆なるべく中腰で進み奇襲を仕掛けようという事になった


だけどトンガとトンゴは動くとガチャガチャ音が出るので


イガー達が周り込み

トンガとトンゴの方に逃げさせる作戦だ



ブーはまだ静観するようだ

戦いには参加しない



イガーとギンとヤマトで静かに回り込む


あと10メートル、、、、5メートル、、、3!!2、、、


せーのっ、、バッ


踏み込んだ時の音で気付くウォーターリザード




「遅いぜ!」

ザシュッ、、ザシュッ


魔石を使ってないいつもの爪斬撃で2匹仕留めるイガー


「オリャッ」ミスリルナイフで1匹仕留めたギン


「ハッ」ミスリルクナイで頭に突き刺すヤマト


さらに他のを攻撃しようと向きを変えると

もうウォーターをこちらに向けて打っていた


「避けろ!ギン、ヤマト」


「ハイッ」


「あぶねっ」


ドンッ、、ドンッドンッと水球が襲ってくる


横に避けて体勢を立て直す


「打ってこねえならイクぞ、、、」


ザシュッ、、ザシュッ、、、


一気に駆け寄りさらに2匹


すると流石にこちらの強さに恐れたのか


3匹逃げていく


ガサガサと草原を走るトカゲ


「ヨシ来たっ」


「オリャッ」


「どっせーい!」


ズシャッ、、ドシーン、、、


「もう一丁!」ズン!



トンガが2匹、、トンゴが1匹




「ヨシ、、Cランクでもいけるな」


「ええ、、奇襲攻撃ならこの武器の性能だけでイケますね」


イガーとギン、ヤマトが安心していた



「ブモーホッホ、、兄者やるな」

「おおよ、トカゲも食ってやる」



ドロップして肉を集めるみんな


その時またブーが叫んだ「みんな!!ゴールデンがいた」



「「「「「えっどこ?」」」」」


「しぃ〜!」


指でアッチだよ!と教えるブー



指先を見るとデカい木の下にキラッと光る物がいる


みんな確認したのか、イガーとブーを先頭にゆっくり静かに近付く



トンガとトンゴはまたもや待機だ


敵にバレてみんなの脚を引っ張りたくない




フフフ 観てるだけなら地球にいた頃お土産で買った

「赤べこ」みたいなんだけどね!

ブーはこのゴールデンカウが好きだ


実はブーもこちらの世界にきてレベルの低かった頃

このゴールデンカウでレベル上げさせてもらったからだ

そしてドロップがまた面白い


早く倒して皆んなでソレを楽しみたいものだ



「イガー、、挟み撃ちね!!1分後同時に攻撃」


「あいよ」


イガーとブーが二手に分かれるとギンとヤマトは待機した


ブーが掌を下に向けて「ここにいて」と合図したからだ


つまりブーは2時と10時の方向から挟み撃ちをして

ギンとヤマトの所へゴールデンカウを追い込むつもりだ



ジャスト1分後


ウォォッ!ドゴンッ、、ブーの先制に一瞬早く気づきミス


オリャッ!!ガキンッン、、ドスッ


お!一発入ったかも、、


ブーから逃げたゴールデンカウが逆方向に逃げた先にイガーが待ち構えていた


イキナリ出てきたイガーにビックリして更に逃げるゴールデンカウにイガーの爪が一発クリーンヒット!!!


攻撃が当たってパニックのゴールデンカウは今度はブーとイガーのいない方に逃げる


そこへギンとヤマトが草むらから仕掛ける


「当たれぇー」「ハッ」


シュッ、、シュッ、、、ドスッ!


またもやヤマトのクナイが当たる



突然出てきた2人に驚きジャンプで飛び越えるゴールデンカウ


、、、


しかし、、その先には豚獣人か待ち構えていた


ゴールデンカウが振り向きギンとヤマトが追いかけて来ないのを確認し、、止まった



そこへトンゴとトンガが攻撃!!!!


ドゴンッ、、、ガスッ、、!



パァッと光ったと思ったらゴールデンカウが消えた



「「「「「やったーぁー」」」」」



ブー、イガー、ギン、ヤマトが駆け寄り皆で喜ぶ


そして!!!念願の、、、ドロップは、、、





ゴールデンカウ Bランク


HP 7


素早さ10000


防御 10000


経験値 10000


ドロップ ???




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