第二話
渾身の右ストレートが謎の人型に入った、人型が倒れ殴りつけた胴体の光が消失した。そのまま後方へと倒れ込み身体全ての光が消えた。
(消えた!?いや...やっッッ...!?)
消えた人型に困惑し、状況を整理していると突然右腕に衝撃が走り咄嗟にそちらを振り向く
(何だ!)
振り向いた先には先ほどの人型が右腕を振り上げていた。
(ちょ...なんでこっち側にいるんだ!!避けないと...!!!)
反射的に左前方に動く、謎の人型は先程までいた場所に腕を振り下ろしていた。
(やるしかねぇ!!)
感覚のない右腕だが痛みもなく身体も動く、
何故か右腕の振り下ろししかして来ない人型に対して
絶好の攻撃の機会、そのチャンスを逃すことなく左ストレートをお見舞いした。
先程と同じように胴体の光が消え後方へ吹き飛んだ
自分の右腕がなくなっているらしく、左ストレートということもあり右ストレートよりも威力は落ちたが、人型を吹き飛ばすのには充分な威力はあったらしい。
(また復活すんのか!?どこだ!!)
警戒し辺りを見渡すが、驚くべきことが起こった。
(!?光が俺に集まってる!?)
消失した人型の光が自分に向かってきたのだ、予想外の展開に咄嗟に腕をあげる
感覚的には目を瞑ったつもりだったが目は瞑れず衝撃に備えた。
(、、、ッッ!!、、、?何も起きない?)
数秒経っても衝撃はなく顔をあげた、そして変化が起こる。
ゴオオオオオオォォォォ
(何!?何の音!?)
辺りを見回しているが何もない淡く光るおらく壁と床、天井しかないのだ
そして奇妙なことが続く、
(ん?なんかカランカラン聞こえる?すぐ近くから)
疑問に思い違和感があった為、止まってみるとゴオオオォォという音以外に聞こえない
試しに左腕を動かす、カランカラン、、、軽い骨のような音がする。しかも自分から
(ええええぇぇぇぇぇ!!!この音俺からするのぉぉぉぉ!!!???)
と両手を見て驚愕し更に驚くことに
(右腕があるうううぅぅぅぅぅ!!!!
え?さっきまでなかったよね?音も急に聞こえてきたしどうなってんだぁぁぁーーーー!!)
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拝啓
お母様
秋冷が爽やかに感じられる好季節、ますますご活躍のこと存じます。
本日はご報告させていただきたいことがございましてお手紙を書いております。
この度、私は見知らぬ土地にて骨になってしまったかもしれません。
丈夫な骨に産んでくれてありがとう。 敬具
息子より
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(、、、じゃねぇぇぇぇぇ!!!!!何!本当に俺骨なの!?音がすごい!動く度にカランカラン鳴るし、
認めたくないよー助けてぇぇぇ)
パニックになり母への手紙を脳内で書き上げノリツッコミをする息子、状況が状況のためパニックにならない方がおかしいのかもしれない
(いや、まてまだ夢の可能性もある!ドッキリは厳しいかもしれんが!仮に現実だとして状況を整理しよう。
まず、起きた時何も見えなかったが突然光が見え始めた。
そして謎の人型...目の前の一体を殴ってすぐ後ろから殴られた、と言うことは一体じゃなくて背後にもう一体いたと考えるのが妥当!
そして、倒した人型の光が襲ってきたように見えたがもしかした光を俺が吸収したのでは?)
鋭い考察もそのはず彼はゲーム、漫画、アニメなど大好きな部類に入る青年だったからだ。
(二体目を倒して光を吸収し聴力を手に入れた、と考えれば納得出来るこの光が見えるようになった説明はできないが...
しかし!今はこの可能性が高い!ならば!あの人型を更に倒せばこの状況が分かるヒントになるかもしれない
そうと決まればやる事は一つ!人型狩りじゃああぁぁぁぁ!!!)
先ほどの戦闘でダメージを受けたが痛みはなく、聴力を手に入れたとなってテンションが上がり
青年は人型狩りと称して周りを探索することを今後の方針とした。




