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ランクアップへの道!


 ラーフィアちゃんはどうやら本気で俺を探してるってコトが判明!

 探し出されちゃったアカツキにはコヒカリ君がギられちゃうコトが確定!

 この先どうやって生き延びればよいものか混迷!


 べっ、別に韻を踏みたいワケじゃないんだからねっ!


 1年前とはほとんど強くなってないし『魔力すごい』のステータスも謎のまんまだしっ!

 この先どうなる男の


 くはっ!


           ◇


 ラーフィアちゃんの部下レイルさんは、店内で知り合った女の子を家まで送りに行きましたよ。

 マリナってコはレイルさんに一目惚れでもしたのか、目がハートになっちゃってましたけど!

 これってアレか?お持ち帰りかっ?そうなのかっ?

 スカイガイストではお弁当のお持ち帰りサービスはしてますがっ!

 お客様のお持ち帰りは店側の関与するトコロではありませんよー!


 二人が店から出るその間、俺の心臓ばっくばく!見つかったらどうしようかとヒヤヒヤもんでしたよだがしかし!

 大きな葉っぱの陰に隠れるザコ虫の俺は発見されませんでしたよ!

 危機的な状況を乗り越えましたよ男の

 ただ隠れてただけですけどねっ!



 その後はとっちらかった店内を片付けたり、倒れたおとこ達を介抱したりとそれはまあ忙しかったですよー。


「神様店長っ!アレがライブ映像だって知らなかったんですかっ!?」


「ん?ああ、不思議なコトもあるもんじゃのう。ほっほっほ」


 なんつって笑ってごまかしてた神様店長も店の片付けに参加した後で、何処かにふらりと姿を消しちゃってましたよ。

 自由きままなぷらぷら店長ですよ、まったくもー!

 ホントは俺も早く帰りたかったんですけどねっ!


 小指サイズ化されちゃったおとこ達は命に別状は無いものの精神的なダメージは相当なようで。


「俺のっ!俺の夜のバスタードソードがあっ!」


「マジかよっ……!アミコちゃんとの楽しいひとときがっ!」


「ひでえ……非道すぎるぜ魔王サマようっ!」


 屈強なおとこ達が涙をっ!

 涙をっ!

 バナナを握りしめて涙を!


 魔王となったラーフィアちゃんの『野望』は着実に確実に実行されてるコトを目の当たりにしちゃったワケですよ男の


 ぬあおおおおっ!



 バイト先からアパートへは徒歩10分程度。

 その間も隠れながらドキドキしながら帰りましたよ、かさこそとっ!

 陰から陰へとかさこそと素早く移動する俺は虫っ!

 誰にも見つかるコトのないザコ虫です!


 一体どこで見つかるかわかったもんじゃ無いですからねっ。

 目の前でギられちゃう現場を見ちゃったからねっ。かさこそと虫のように隠れるしか無いってものですよー!



 なんとか無事にアパートに到着。

 居場所がバレるのは時間の問題だろうから引っ越した方が良いのではっ!?

 早速ペリメール様に『ほうれんそう』しなければっ!


 ほうれんそうとは言わずもがな!

 報告、連絡、相談のコトですよー!

 おひたしにすると美味しいホウレン草のコトでは無いのです!

 卵焼きに入れるのもアリですよね!ホウレン草に関しては好き嫌いは無い派ですよ!



「ただいま帰りましたあっ!」


 勢いよくドアを開け、室内に転がり込むように無事帰宅です!


「あっ、ヒカリ様っ。お帰りなさいませ、ですわっ」

 

「おー、遅かったなヒカリぃ。晩メシは食って来たのかー?」


 ペリメール様の優しい声にはほっとしますが、フィルフィーはっ!

 上はジャージ、下はおパンツのみの格好でゴロゴロと寝っ転がってやがりますよ!

 その手には当然のようにマンガがっ!

 なんて呑気なんだヤンキー女神っ!


「たたっっ!大変だよフィルフィーっ!ペリメール様っ!ボクのバイト先でっ!ラーフィアちゃんの部下が大暴れしたんだよっ!」


「ええっ!ラフィーさんのっ!?」


 ペリメール様が驚くのに対してフィルフィーはっ!


「あー、そう。で?何人小指サイズ化されたんだ?」


 まるで他人事ですよヤンキー女神っ!

 イヤ他人事かもしれないけどさあっ!

 女神は中立的な立場なのかもしれないけどさあっ!

 平常運転すぎやしませんかねヤンキー女神っ!

 って。


「あれっ!?小指サイズ化ってなんで知ってるのっ!?」


「だいぶ前に女神事務所のお知らせ掲示板に書き込みがあったからな。『全ての女性に安全と安心を!』っつって小指サイズ化してるんだろ?笑えるよなー!」


 笑えるかっ!

 だいぶ前、って知ってたのかフィルフィーはっ!

 

「SSクラスの冒険者が5人もっ!あっと言う間にやられちゃったんだようっ!」


「あー、5人か。ふーん。まあ、大したコトはねえな」


 おいっ!ヤンキー女神っ!重大事件だろっ!一般常識的に考えても重大事件なんだぞっ!

 これはアレかっ!?異世界だからかっ!?

 魔王の侵略はどうしようもない案件なのかっ!?

 もうちょっとこう、何て言うか危機感を持って接してくれませんかねっ!


「ラーフィアちゃんはボクを探してるって!このままだとっボクっ!ラーフィアちゃんに捕まっちゃうようっ」


「あー?ラフィーはオトコ嫌いだけど殺したいほど憎いってワケじゃねーんだから、おとなしくラフィーんとこ行けばいいんじゃねーかあ?」


 面倒臭そうに言うないヤンキー女神っ!

 ラーフィアちゃんに捕まる、それすなわち!

 コヒカリ君が小指サイズ化されちゃうってコトなんだぞうごおおおっ!

 

「ラーフィアちゃんに捕まっちゃったら速攻でちっちゃくされちゃうんだよっ!?しかもボクっ童貞のままなんだよっ!?」


「あー?童貞どーてーがイヤならあたしが済ませてやろうかあ?あたしも初めてだし、ちょうどイイだろ」


「えっ!?」


 なんてコト言うかなヤンキー女神っ!

 すると、それを聞いてたペリメール様がっ!


「ふぃふぃふぃふぃふぃふぃふぃふぃフィルフィーしゃあああああんっ!?

 めめめめめ女神ともあろう者がにゃにゃにゃんてコトを言うでごじゃりましゅるでしゅかあああっ!!」


 ペリメール様はいまだかつてないくらいに激しく動揺してますよ!

 ハンパないうろたえっぷりですよー!


「ああん?ジョーダンに決まってるだろーが。あたしの初めては幼稚園の時にれた銀髪君のものだからなっ!」


「えっ!?」


 ペリメール様は、ぼしゅん!って音と共に瞬時に耳まで真っ赤です!

 フィルフィーはそんなペリメール様をじーっと見て。


「……なんでペリ子が赤くなってんだ?

 前々から思ってたんだけどよー、ペリ子ってあたしの初恋の銀髪君に似てるんだよなー……ちょっとだけ」


 うお!これはっ!

 気付いたかっ!?気付いちゃったか!?気付いちゃったのかっ!?


「にゃにゃっ!?ききききき気のせいですわんっ!」


「んー?んんー?」


 メンチ切るというよりじーっと見つめるカンジのフィルフィーに、ペリメール様は首筋から耳まで真っ赤になっちゃってます!

 あっ、アタマから湯気まででちゃってます!

 面白い二人ですよー!


「まあいーや。ペリ子はペリ子だっ。

 さてヒカリぃ!いつまでもザコザコしてねえでランクアップしないとなあ!いっちょクエストでもブチかましに行くかっ」


 好きでザコザコしてるワケじゃないんだぞヤンキー女神っ!

 クエストはこなすものであって、ブチかますものじゃないですよっ!


 まあ行きますけどねランクアップの為ならばっ!少しでも強くならないとおっ!

 黙って小指サイズ化されるワケにはいきませんからねっ!

 


「でもクエストって言っても、ボクがこなせるようなのって限られてるよ?

 グミスライム倒してるだけじゃランクアップするのに何年かかるかわかんないよっ?」


「そんなザコのヒカリの為に!特別クエストを食らわせてやるぜっ!」


「えっ?特別クエストっ?」

 

 当然、初耳ですよ。

 普通、クエストと言えばダンジョンでモンスター退治とか、廃城でモンスター退治とか、迷いの森でモンスター退治とかだよね?

 迷いの森なんて入ったら出て来れなくなる自信は満々ですけどね!


「特別クエストはモノにもよるけど経験値がハネ上がる。その分ハードだけどなっ。やる価値はアリアリのオオアリクイだぜっ」


 なんじゃいそのダジャレ。

 めんどくさいからツッコミませんよ!


「ハードって?いきなりドラゴンとかレイドボスクラスのヤツが出てくるとかっ?」


「ドラゴンなんて出るワケねーだろ。ヒカリなんかイッパツで死ぬわっ。れいどぼすってのがナニかわかんねーけど、ヒカリの前世のゲームじゃねーんだからなっ。

 ぐだぐだ喋っててもラチがあかねーな!よっしゃ今から行くか!」


「えっ!?今からっ?夜遅くない!?」


 時刻は夜の10時を回ってる。こんな時間に何処に行くつもりなのかなっ?

 フィルフィーは下ジャージを穿いて準備完了。

 ズボラなお手軽女神ですよ!

 まあ、俺もジャージなんですけどね!


「オマエを少しでも強くする為の特別クエストだ!

 冒険者ギルドには出回らない激レアクエストだからなっ。おごってやるからありがたく召し上がりやがれよっ」


 特別クエストってザコレベルの俺でも強くなれるのかな?

 まあグミスライムぷちぷち潰してても強くなれる気はしませんからね!

 そんなの一体何百年かかるコトやら。

 ここはひとつ!フィルフィーに甘えさせてもらいますよー!


「なにぼーっとしてやがんでいっ!ペリ子も行くぞっ!」


「えっ?あ、はいっですわっ♪」


 おっと、ペリメール様がなんだかとっても嬉しそうですよ!フィルフィーに誘われたのが嬉しかったのかな?

 わかりやすいなー。


「でも今から外出って、もしラーフィアちゃんの部下に見つかっちゃったらっ?」


「別にどーもしねーよ。そいつらも女神に手を出すほどバカじゃねーだろうし、夜の10時以降は魔王活動禁止だからなっ」


 なんじゃいそのルール。

 そんなのあったのかっ。昼夜問わずの大バトル的なモノがないって、なんかこう、緊迫感のない異世界ですよ!


『夜の10時以降は魔王活動禁止』を守る魔王側も魔王側ですけどねっ!

 

◇ 面白かったよ!

◇ 続きが気になるよ!


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