魔法に触れて
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「快斗、魔法道具知らないの!?」
まるで常識だと言わんばかりにカナリアが聞いてくる
「うん。あまり魔法の知識なくてさ……」
「そうなの?なら教えてあげるわよ、魔法のこと!」
俺は、宿屋に戻ってカナリアに魔法について教わることになった
「まず、魔法とは体内にある魔力を使って出す技のことを言うのは分かるわよね?」
「う、うん。」
あまり分からないがここはとりあえずわかってるフリをしておこう
「そして、魔法は適性がないと使えないの。」
「適性?」
「そう!逆に言うと、その適性さえあればその属性の魔法はなんでも使えるには使えるわ。」
「使えるにはってことは、何かあるの?」
「そうね、形だけは成功するけど威力や効果なんかは、練習しないと上がらないわね。」
「適正ってどうやったら分かるのかな?」
「それは簡単よ。適性を調べられる魔法が存在するの。」
「へぇ〜!ちなみにカトレアの適性は?」
「私は、風と水ね」
「俺の適性も調べられる?」
「ええ、容易い御用よ!」
カナリアが俺の手に上に手をかざして魔法を唱え始める
「すごいわ!ていうか凄すぎよ!?全魔法適性だわ!」
「それってそんなにすごい事なの?」
「凄いどころじゃないわよ!有り得ないレベルよこんなの!!」
「普通はどのくらい適性なの?」
「一つ二つ位が普通よ!!」
つまり俺は、異例中の異例らしい
「それと、固有魔法って言うのがあってね、普通の人は一つしか無いんだけど、快斗は二つあるわ!」
「なんの魔法?」
「えっと……ワープとクリエイトマジック!?」
カナリアがとても驚いている
一体何があったのだろうか
「どうしたの?」
「大変よ快斗!」
「え?」
「クリエイトマジックって魔法を作り出すことの出来る失われた魔法、ロストマジックよ!」
つまり、カナリアの話だと俺の固有魔法のクリエイトマジックとは大昔に使い手がいなくなったためにこの世から消えた魔法らしい
「魔法作れるってそれ……」
俺は、あの時神様?みたいな少女にかけられた魔法の強力さがようやく理解出来てきた
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