初めての街で
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気がつくと見覚えのない天井が視界に写った
「あっ!気がついた?」
俺はベッドから、体をおこす
「あれ?君は確か……」
「さっきは、本当にごめんなさい。」
金髪ロングの美少女だった
「ここは、いったいどこなの?」
「ここは、私が借りてる宿屋よ。あなたが気絶してしまったから運んできたの。」
「そうか。ありがとう、わざわざ運んでくれて。」
「当然よ。私が気絶させちゃったんだし……」
「そんなに気にしなくても大丈夫だよ。もう元気だし!」
「それなら良かった!それで、あなた名前は?」
「望月快斗。」
「望月快斗?珍しい名前ね!」
「そうかな?それで君は?」
「私はカナリア。よろしくね快斗!」
「うん。こちらこそよろしく!」
カナリアは俺の名前を少し珍しがっていたが、この世界では少し変わった名前なのかも知れないな
「で?快斗はどこから来たの?」
「俺は……隣の国からかな。」
「へぇ〜!随分遠くから来たのね!」
苦し紛れの嘘だったがなんとかごまかせたみたいだ
俺はとりあえず、この街を知るためにもカナリアに街を案内してもらうことにした
「あら!目が覚めたのね!」
部屋から出て階段を降りると、赤い髪のお姉さんがいた
「うん。もう平気だってさ!」
「どうも。心配かけてすみませんでした。」
「いいのよ。元気になったなら何よりだわ!」
とても優しい人だと思った
赤い髪のお姉さん(ローズさんと言うらしい)に街を見てくると言い、俺とカナリアは外に出た
「うわぁ……すごい賑やかだね!」
「そりゃそうよ。ここは、王都の中心街だからね!」
なるほど、それならこの人通りの多さも納得だ
「とりあえず、歩き回ってみましょうか!」
「そうだね」
街を少し歩き回ってみたがやはり元いた世界とはかなり違う雰囲気だ
どちらかと言うと西洋風の町並みだろうか
「あの店は?」
ふと目に入った店が、知らない道具を売っていた
「ああ、あれは魔法道具を扱ってる店ね。」
「魔法道具?」
俺が魔法道具を知らなそうな反応を見て、カナリアはとても驚いていた
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