異世界への転生で
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目を開けると、そこは異世界だった
遡ること30分前
「望月快斗さん、あなたは不幸にもなくなってしまいました。」
突然の死亡宣告に俺は唖然とした
目の前には、綺麗な黒髪の少女が座っていた
「俺はほんとに死んでしまったんですか?」
「ええ。通り魔に襲われていた少女をかばって、あなたは殺されてしまったのです。」
「その少女は無事だったんですか!」
俺は真っ先にその少女の心配をした
「はい。あなたを殺してしまった犯人は、その後直ぐに警察に捕まりましたので」
「よかったぁ。」
「それで、望月快斗さん。あなたは16歳という若さで亡くなったため、二つの選択肢が与えられます。」
「選択肢?」
「はい。一つはこのまま天界で暮らす。もう一つは異世界に転生してもう1度人生をやり直す、この二択です。」
「それなら、俺は異世界に転生します。」
俺は迷わずに異世界転生を選択した
正直な話、少し異世界転生に憧れがあったからだ
「分かりました。そして、あなたが異世界に転生する際に私が魔法をかけて差し上げます。」
「なんのです?」
「向こうの文字、言葉がわかるようになる魔法と、魔力適性を最大まで引き上げる魔法です。」
「いいんですか!?そんなに色々……」
「構いませんよ?それでは、早速あなたを異世界に転生致します。」
俺の体が青い光に包まれていく
「望月快斗さん。あなたの第二の人生に栄光あれ。」
こうして俺は異世界に飛ばされたのだ
「異世界に来たのはいいけど、これからどうしようか……」
目の前には、広大な草原が広がっていた
「それにしても、空気が美味しいってこういうことを言うんだろうな〜」
大きく息を吸う
とても爽やかな風が草原の草たちを揺らしている
「危ないからどいて〜!」
「ん?」
次の瞬間、俺は向こうから暴れ馬のような白い犬に引きずられてくる少女と激突した
「いたたた……って、ごめんなさい!」
俺は少女の下敷きになっていた
「はやくっ、俺の上から降りてぇっ……」
少女が申し訳なさそうに立ち上がった
長い金色の髪が風になびいている。
そして俺は、打ちどころが悪かったか、気絶してしまった
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