四章までの主な登場人物
【崩壊歴六百三十四年現実世界での登場人物】
【アムリタ】
二百九年前の時から時間跳躍してきた金髪碧眼の少女。
本編の主人公の一人。
ジャックに後見人になってもらい、ジュニアの道具屋でエリー、ソニアと同居する。
二百年前に護れなかった子供たちを案じ、過去に戻る手段を探している。
時の魔法をもっていて、危機に際して複数の未来を『体験』し、その中で最も有利な未来を『選択』できる。
その能力は主に自分に危機がある場合しか発揮されない。
とは言え、自らを窮地に追い込むことにより確度の高い未来予知ができるようだ。
ナブーに「金星の女王」、「人々を導く明星の魔女」と呼ばれるが真相は不明。
四章最終話では二百年前に二本目の恒星船で惑星アスラを目指し旅立ったことが示唆される。
アマンダの娘でサリーの姪。
【エリー】
黒灰色の見る角度により暗い灰色から輝く銀色にまで変化する不思議な色をした髪と、灰色がかった水色の瞳をしている長身痩躯の美貌の少女。
本編の主人公の一人。
エルザとトニーの娘でエルザの失踪後、『エリーのおかあさん』に育てられた。
エリーという名は愛称で本名はエリナ・アイスナー。
直交空間で生まれたという特殊事情があり、年齢は正確には不明。
本人曰く崩壊歴六百三十四年の段階では十四歳。
アムリタとソニアと共にジュニアの道具屋に同居する。
ただし崩壊歴二百二十二年にも同姓同名で特徴も一致する人物が存在する。
パイパイ・アスラ、ワイの小父様は過去のエリーに会ったことがあると言う。
しかに共にエリーの年齢が十四歳であることが判ると多くを語らなくなる。
もともと空間魔法を中心とする高度な魔法を駆使するが、崩壊歴二百二十二年の夏のエリーはパイパイ・アスラと共にありえないほどの破壊力で敵を圧倒する。
魔法以外にも料理・医学・化学・気象、フルートの演奏に造詣が深い。
特に崩壊歴二百二十二年ではブラウンの診療所で医師を務めていて難病患者の治療を行う。
【ラビナ】
飴色の髪をした、いつもきつめの化粧をしている小柄な女性。
本編の主人公の一人。
飾りが施された小銃を持っている。
化粧は素顔がやたら童顔であることを隠すため。
素嬪では十代前半に見え、酒場で酒を出してもらえない。
言動は軽く、周囲の空気を掻き乱す傾向があるが本人に悪気は無い模様。
夢に関する魔法が使える。
夢幻郷の中では年齢相応の美しい容姿をしていて、それなりに強い。
地球猫たちと仲がよく、特にミケとは盟友の関係にあるらしい。
ジャックに奪われた夢幻郷の聖地を、ジュニアたちの協力で奪還に成功する。
【ソニア】
ジャックとマリアの娘でジュニアの妹。
本編の主人公の一人。
燃えるような赤毛のセミロング、胸の開いた服を着る。
胸にはジャックから奪った第三の眼がある。
胸の眼は極度に視力が悪いが、同一低周回軌道に十六ある人工衛星と接続されていて、衛星のカメラ画像で軌道下の状況の監視と、高出力レーザー砲を用いての攻撃もできる。
優しいが自由奔放すぎる父親、厳しく強い母親、父母の信頼を得ている兄との間で屈折した感情を持っている。
しかし全体的には至極くまともな感性を持っている。
彼女自身は魔法を使えないものの、高度な体術を持っているうえに、父の切り札を強奪したことにより相当破壊的な能力を持っているものと思われる。
四章最終話でパイパイ・アスラとの会話を強行する。
【ジュニア】
ジャックとマリアの息子でソニアの兄。
本名はジャック・フライヤー・ジュニア。
本編の主人公の一人。
エリーとアムリタ、ソニアを自らが経営する道具屋に住み込みで住まわせ世話をしている。
いつも不機嫌そうな顔をしているが対人関係はむしろ甘口。
エリーとは古い付き合いで『エリーのおかあさん』とも面識が有る。
ロボットや電子計算機を始め幅広い知識を持つ。
彼の作ったキャリーバッグやサプリメントロボットは自ら考え動き回る。
失われた古代文明のテクノロジに憧れ、復活を夢見る。
エリー、アムリタ、ラビナ、ソニアの四人に振り回され彼の不機嫌そうな顔の眉間の皺は深くなってゆく。
最近はラビナとアルンも自分の管理するアパートに住まわせている。
また卓越した「夢見るひと」でもある。
夢幻郷の廃都サルナトを復活させ、サルナトの王となる。
【ジャック】
長身痩躯の三十代後半と思われる男性。
四章最終話でアウラであることが示唆される。
エリーとアムリタの後見人でもあるが、実際に彼女達の面倒を見ているのはジュニア。
エリフの弟子の一人。
過去に何度か瀕死の重傷を負っているが懲りていない模様。
本編の主人公の一人ではあるが、過去と行動は謎につつまれている。
【アルン】
飴色の髪をした二十代前半と思しき男性。
ラビナの甥であり従者であるとのこと。
しかし最近はソニアと行動を共にすることが多い。
ラビナの交渉によりジュニアから住む場所を確保し、最近は少し余裕ができた模様。
職場の人間関係も良好であるが、ソニアの懇願によりソニアを連れて夢幻郷へ旅立つ。
重度の猫アレルギー。
地下鼠たちと仲がよく、地下鼠は彼のために重力列車の席を用意している。
【パイパイ・アスラ】
通称パイ。
トマスの夫でアウラの母親。
崩壊歴二百二十二年の春、うしかい座のイプシロン星、イザールの青いほうの恒星を周る惑星アスラからトマスにより夢幻郷に召喚された。
巨大な土塊のような形態をしている。
身を分割、統合することができる。
また、人間形態のインターフェースも持つ。
同年の秋にトマスと共に惑星アスラに旅立った。
その途中でインターフェースがアウラを出産する。
崩壊歴六百三十四年の段階では惑星アスラに居る模様。
【マリア】
空賊、マリアカンパニーの女頭領。
落ち着いた雰囲気の赤毛の熟女美人で二児の母。
ソニア曰く、彼女ほど強い人間を知らない。
娘と旦那の素行が悩みの種。
でも子供の躾に顔面ハイキックはいつの時代でも問題となるだろう。
【リリィ】
マリアとヨシュアの従妹。
エリーよりやや高い長身、オレンジ色をしたふわふわした肩までの髪、茶色の目をしている。
かつてジャック、ヨシュアたちと一緒に天垂の糸に登ったことがある。
【サプリ】
ジュニアのサプリメントロボットの愛称。
茶色の筒に半球状の頭、手足が付いていて自走する。
ジュニアの抽象的な命令を聞き、自ら考え、仕事をする。
風の谷の祭殿に訪れた後は、【風の谷の思考機械】の人格の一つである【乳母サリー】がコピーされ、しゃべるようになる。
夢幻郷にも付いていくことができるようでジュニアを助ける。
【サポ】
ジャックのサポートロボットの愛称。
ジャックが風の谷の祭殿を維持管理する為に残していた。
くすんだ黄色の筒に半球状の頭、手足が付いていて自走する。
サプリと仲が良く額をくっつけ合い、高速で意思疎通ができる。
ジュニアの言うこともある程度聞く。
同様のロボットは複数居てナンバリングされている。
超高層ピラミッドでも別の個体が管理者として働いている。
空中庭園にも居るらしい。
【ヘルパ】
トマスのヘルパーロボットの愛称。
双子の塔のあった古代遺跡、隠されたトマスの研究施設でアムリタとエリーが見つけた元トマスのものであったと思われるヘルパーロボットの一体。
愛想がよく、特にアムリタに懐いている。
ジャックによるとアムリタを主人認定しているという。
アムリタは夢幻郷にヘルパを持ち込むことができた。
その後、ソニアに貸し出され、光の谷の思考機械のインターフェースとなる。
トマスのヘルパーロボットは崩壊歴二百二十二年の時点でかなりの数が居る。
【風の谷の思考機械】
古代文明の遺跡である思考する機械であり、いくつかの人格を持つ。
思考速度は人間の二十五分の一程度しかなく、会話には長時間要することになる。
ジャックによりインターフェース拡張が施されていてジャックのサポートロボットをハーネスに接続することにより通常の速度での会話が可能となる。
ただし長期記憶へのアクセスは二十五分の一のままであるので思い出すのに時間がかかる。
人格には【当初の人格】【乳母】【乳母サリー】【教師エリフ】などがいてメインの人格は【乳母サリー】。
本編では【乳母サリー】しかしゃべっていない。
アウラを愛していると明言し、現在のアウラを案じている。
【サマサ】
ジュニア行きつけの定食屋の看板娘。
暗い金髪にそばかすの美人。
ジュニアの元彼女を自称するが真偽は不明。
【レックス】
アルンの務める酒場での同僚の男。
【崩壊歴六百三十四年夢幻郷での登場人物】
【テオ】
エリフの弟子の一人。
金髪で長身の青年。
酒場で吟遊詩人のようなことをすることが多く、リュートの弾き語りを行う。
一時期、エリフとエリナの三人で暮らしていた。
吟遊詩人として評判は良好。
直交空間に旅立つ師匠と別行動をとり、夢幻郷に入る。
夢幻郷ではジュニアたちと行動をともにし、サルナトの復興に立ち会う。
また、光の谷におけるパイパイ・アスラとの会話に同席し、二本目の恒星船が惑星アスラに向かっていることを聞く。
その後、ミケたちとともに行方不明となる。
【ミケ】
地球猫の少女。
ラビナの盟友。
愛に関して深い理解と興味を示す。
テオのおっかけをしている。
地球猫のなかではかなり能力が高いように見える。
四章最終話でテオとともに行方不明となる。
【サビ】
地球猫の少女。
チャトラの妹。
夢幻郷でかつてジャックに協力していたことがある。
ラビナが光の谷を失う原因が自分にもあると考え、ラビナの失地を挽回すべく夢幻郷に来たジュニアに協力する。
いつも自信満々に語り、ミステリアスな雰囲気を持つ。
ジュニアに願い出てサルナトの王女となり、金貨の意匠にもなる。
【チャトラ】
地球猫の少年。
サビの兄でミケの幼馴染。
サビとミケを常に気にかけている優しさを持つが、サビに振り回され続けている。
四章最終話でテオとともに行方不明となる。
【ナブー】
夢幻郷の中に顕現する蕃神。
黒衣で身を包む二メートルを超える長身の女性。
無理やり開かれるゲートを閉じるべくジュニアたちにシャンタク鳥を貸し与える。
その後もジュニアに執着して、ジュニアの前に現れる。
ジュニアには預言を託すのみで比較的友好的。
過去、エリーとも因縁がある模様で、エリーとアムリタに不吉な預言を託す。
【ワイの小父様】
本名クリス・ホワイトヘッド。
アムリタたちが呼ぶ「ワイの小父様」という呼び名が気に入っているという。
『エリーのおかあさん』の画集の土台になっている魔導書の著者でもあるらしい。
当初言葉を解するガストとして理解されていた。
しかしその実体は脱魂の秘術や光の魔法を使う魔法使い。
生きたまま食べられることにより、捕食者に憑依できる模様。
四章最終話でガストの体から食屍鬼の体に乗り移った。
過去のエリーに会ったことがあるらしい。
【キジシロ】
地球猫の少年。
チャトラたちのグループのリーダー的な存在であるもよう。
【ハチワレ】
地球猫の少年。
【アオ】
地球猫の少年。
青い髪をして猫耳がない。
ジュニアに人工的な猫耳をプレゼントされる。
【パール】
地下鼠の少女。
ガンメタルの孫。
シメントの姉でフリントの妹。
ソニアとアルンの旅に同行する。
【シメント】
地下鼠の少年。
ガンメタルの孫。
フリントとパールの弟。
ソニアとアルンの旅に同行する。
【ガンメタル】
魔の荒野に棲む地下鼠の長老。
【スティール】
地下鼠の男性。
重力列車の技師。
【フリント】
地下鼠の青年。
パールとシメントの兄でマロンの夫。
サルナトで執政官を担当する。
【マロン】
地下鼠の女性。
フリントの妻。
サルナトでフリントを手伝う。
【レド】
地下鼠の青年。
サルナトでフリントを手伝う。
【シェーレ】
スーン・ハーの女性。
【ベルデグリ】
スーン・ハーの男性。
【マラカイト】
スーン・ハーの男性。
【テールベルト】
スーン・ハーの少年。
【マーヤ】
アムリタがナブーより貸し与えられたシャンタク鳥。
アムリタの言うことを聞くが、とても嫌そう。
【シャイガ・メール】
光の谷に棲息する巨大な蚕蛾に似たクリーチャー。
ラビナたちがフォルデンの森で邂逅したのはシャイガ・メールの幼体であることが判明。
アムリタとエリーにより夢幻郷に戻される。
今はサルナトの広場にいるもよう。
【スーン・ハーの神】
緑色の巨大な蜥蜴に似たクリーチャー。
性格は比較的温和で忍耐強い。
スーン・ハーの祈りを聞く。
【崩壊歴六百三十三年での登場人物】
【エリフ】
数百年を生きている伝説の魔法使い。
二つ名は『白銀の魔法使い』。
二つ名の通り白銀の髪、薄い水色の瞳の男性であった。
もともとの彼は死しても若い体に蘇ることができるらしく、出現時の年齢は様々となる。
基本隠遁者ではあるが時代時代で弟子が居て、その存在は魔法界では確実性の高いものとして語り継がれている。
ジュニア曰く、二十年前瀕死のジャックを助けたことがあるらしい。
現在においてもジャック、マリア、ヨシュア、テオたちが弟子に数えられている。
長いときをかけ風の谷の思考機械の人格の一つ【教師エリフ】をアップデートし続け、アウラの教育に関わっていた。
『エリーのおかあさん』でもある。
とある事件により容姿が激変する。
二章最後にヨシュアとイリアとともに直交空間に旅立つ。
本編の主人公の一人。
【ヨシュア】
三十代半ばと思われる男性。
マリアの弟でイリアの夫。
エリフの弟子でもある。
天垂の糸でクリーチャーに襲われた際に弾道飛行を行い、死にかけているところをエリフとエリナに救われる。
その際に見た目が激変してしまった。
二章最後でエリフ、および妻イリアと共に直交空間に旅立つ。
【イリア】
二十代後半と思われる銀色の髪をした小柄な女性。
ヨシュアの妻でエリフの曾孫。
二章最後でエリフ、および夫ヨシュアと共に直交空間に旅立つ。
【直交空間での登場人物】
【エルザ】
成人女性のエリーが直交空間で出会った直交空間の魔女。
トニーの妻でエリナを産む。
黒い髪に濃い茶色の瞳を持った明るい笑顔の女性。
エリーが出会った時点では臨月の妊婦。
現実世界と直交空間とを結ぶゲートを開く能力がある。
しかしこの能力のせいで古きものの眷属に追われている。
エリナを出産した直後、古きものの一部を連れてゲートに消える。
第一章第三話での主人公。
【トニー】
エルザの夫でエリナの父。
妻の出産の為に直交空間に住む。
彼と彼の犬たちの魂に救いを。
【ロキ】
屈強で長い腕を持つ巨大な白い猿の腰から上を、白地に黒の模様となった毛むくじゃらな巨大な六本足の蜘蛛の頭にくっつけたような形態をしているクリーチャー。
直交空間で成人女性のエリーはロキを友達と言い、彼女と行動を共にする。
見た目の怖さに反して優しく強く成人女性のエリーやエルザを護る。
『エリーのおかあさん』が描いた画集にもロキに似たクリーチャーが描かれている。
【崩壊歴二百二十二年での登場人物】
【トマス】
本名はトマス・シャルマ。
パイパイ・アスラの夫でアウラの父親。
崩壊歴二百二十二年の春、夢幻郷でパイパイ・アスラを見つけ交際を申し込む。
その後夢幻郷にパイパイ・アスラを呼び寄せ、結婚する。
結婚後は生まれ育ったダッカの街で妻とともに乾物屋を開業する。
同年秋に恒星船で妻とともに惑星アスラに旅立つ。
裕福であるものの若くして両親と死別していて、本人も難病に罹患している。
明晰な頭脳と懐の深い性格を併せ持つ。
惑星アスラへの旅の途中で死亡したことが示唆されている。
アウラが生まれたときは既に他界している模様。
【ブラウン】
トマスの主治医。
崩壊歴二百二十二年の時代にカルザスで診療所を経営していてそこで医療行為を行っている。
彼の診療所でエリーは一時期医師を務めていた。
【エリー】
黒灰色の髪と、灰色がかった水色の瞳をしている長身痩躯の美貌の女性。
彼女の髪は見る角度により暗い灰色から輝く銀色にまで変化する。
ブラウンの診療所で二人目の医師、アイスナーとして難病患者の診察を行う。
ブラウンの診療所を退職後バースモルドの津波災害で救援を行う。
その後パイパイ・アスラと共闘しありえないほどの破壊力で敵を圧倒する。
トマスに対して四百年後の世界から来たことを認める。
【トマスのヘルパーロボット】
トマスに従うロボット。
多数存在する。
くすんだ銀色の筒に半球状の頭、手足が付いていて自走する。
超高層ピラミッドや双子の塔遺跡、ダッカのトマスの集合住宅などに複数居てトマスやノーマたちを助ける。
【ノーマ】
崩壊歴二百二十二年の時代、トマスの乾物屋の雇われ店長。
黒髪の若い女性。
海鮮問屋の娘で多くのいもうと、おとうとがいる。
バースモルドの商工会のメンバーとして働いていたが、パイパイ・アスラに心酔している父親の命によりパイパイ・アスラの元に送られた。
ダッカのトマスの集合住宅に住み込む。
当初はパイパイ・アスラを恐れていたが、トマス夫婦の信頼を勝ち取る。
崩壊歴二百二十二年の夏、シンの求婚を受け入れる。
また、星辰の前日のパイパイ・アスラとエリーによる古きものの討伐に観戦者として立ち会う。
【シン】
崩壊歴二百二十二年の時代、ダッカの商工会の調整係。
商工会の若手に影響力を持つ模様。
トマスの幼馴染で非常に仲が良い。
トマスの飛空機の操縦を任されることもある。
バースモルドからやってきたノーマに協力する。
バースモルドが被災を受けた際は仲間と共にバースモルドの復興を助ける。
崩壊歴二百二十二年の夏、ノーマに求婚する。
星辰の前日のパイパイ・アスラとエリーによる古きものの討伐に観戦者として立ち会う。
【ミラ】
ノーマの母。
バースモルドに住む。
【カレン】
ノーマの一番上のいもうと。
バースモルドの街が津波の被害を受けた後、きょうだいでトマスの店に疎開に来る。
幼いおとうと、いもうとたちの面倒を見る。
なにかとトマス夫婦の面倒をみるために忙しいノーマに代わって実務も行っている模様。
【ダニー】
ノーマの一番上のおとうと。
バースモルドの街が津波の被害を受けた後、父母の手助けをするためにバースモルドに残る。
【アリス】
ノーマの末いもうと、一番下のきょうだい。
パイパイ・アスラをおもちゃ代わりにしていた。
【会話の中にのみ登場する者たち】
【サリー】
アムリタの叔母で風の谷の祭殿の巫女。
二百年前に生きた人物で、風の谷の思考機械にアムリタへの伝言を託す。
【アマンダ】
アムリタの母で風の谷の祭殿の巫女。
多くの子を成したため、祭殿の巫女の仕事は休みがち。
二百年前に生きた人物で、物語中では登場人物の会話のなかでのみ登場。
【ソナリ】
アムリタの叔母でディナの母親。
二百年前に生きた人物で、物語中では登場人物の会話のなかでのみ登場。
【ディナ】
アムリタの従姉妹でソナリの娘。
二百年前に生きた人物で、物語中では登場人物の会話のなかでのみ登場。
【古きもの】
本編ではあまり詳細には語られない複数のクリーチャーの総称。
人々には邪神として認識されている。
太古の地球で覇権を競っていた地球規模の怪物。
今は封印されているが眷属たちが主の封印を解こうと暗躍する。
本編で出てくる古きものは大抵古きものではなく古きものの眷属でしかない。
眷属といえども出現時は大規模自然災害に匹敵する傷跡を残す。
【外からのもの】
本編ではあまり詳細には語られないクリーチャー。
本編では連環山脈の中央に封印された巨大な眼玉の一柱のみ語られる。
人々には邪神として認識されている。
地球外から来たらしく、その力は宇宙規模。
『古きもの』が地球に古くから居るのに対し、地球に来たのが比較的新しい点で区別されている模様。




