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ノリでいけるわけないだろ!いい加減にしろ!

俺は普通の男!特になにもないがとにかく強いぞ!どれぐらい強いかっていうともう……な、すごい!


そんな俺はハーレムを作って世界の女35億を従えてブルゾンちえみを目指すためにとりあえず学校イチのブスに告白した

もちろん返事は

「No」


ハハハまあそうだろうそうだろう、いや照れなくたっていいんだぜいつだって俺の胸にとびこんdええええええええええええええええ(・_・)(・_・)(・_・)


ハーレムへの道は程遠い……俺は強さだけでは駄目なのだと思い次は美形に生まれ変わるために転生した。


―――


美形に生まれ変わった。

取り敢えずハーレムを作るために家の近くのおばさんに告白したら、OKもらったのでデートに行った


すれ違う、あの人。見覚えがあるブス……そうだ、前世で俺をフッたブス……

俺は思った。自分の思い通りにならないやつは除去してええんやで(ニッコリ)


破ァッ!俺は前世ぶりに力をつかった。例の強い力を。しかし、そのブスは力をものともせず、俺に近づいてこう言ったのだ。


「顔に一目惚れしました!好きです!」


ハーレムに一歩近づいた。

その時だった、

「ネェあんた!私とこのブス、どっちがいいのよ!」


おばさん、聞こえてたのか、今日補聴器プレゼントしようと思ってたのにその必要はなさそうだな……修羅場である。


ハーレムへの道は程遠い……ブスとおばさんの取っ組み合いに乗じて俺はその場を抜け出し、全てを無に変えるようなカリスマ性を手にいれるために線路に飛び出した。


―――


全てを無に変えるようなカリスマ性を手に入れた。


世界が無になった。(丸パク)


自分の転生を無に変えた。(大嘘憑き)


―――


エチオピアに生まれた。


俺の家は貧しく、家族が総出で働いているが全く豊かにならない……というか、豊かってなんだ、俺にとってはこれが普通で、今までも、そしてこれからも同じように働いてくらしていくと思っていたのに……


前々世の記憶が流れ込んだ。俺は、俺は……


まあこんなとこではハーレムは無理だな、転生転生♪

とりあえず日本人がいいな


―――


エチオピアに生まれた。

しゃーないのでバリバリに働いたが結局疫病で死んだ。


―――


日本人として生を受け、高校生になったある日、母に違和感を覚えた。

なんだこの感覚は……既視感?デジャビュ?毎日のように見ているのだから当たり前のはずなのに、何で……?


瞬間、ある2文字が頭に浮かび俺は全てを思い出す


_人人_

>ブス<

 ̄Y^Y ̄


そうだ――俺はハーレムを作るんだ


「かあちゃん、好きだ」

「なによもー、いきなり。私も好きよ。」


勝った……これで俺はハーレムに一歩近づいた。

ここまで全く落とせなかったブスを陥落させた……もう恐れるものはない、力も十全に使えr……あれ、使えない


「……気づいたか、わが息子、いえ、忌々しきハーレムに憑かれた男よ……」

「……何だ、誰だ……誰なんだ貴様は!」

「私は国連風紀委員会会長!お前のような不純な男を取り締まるための存在!」

「な……国連風紀委員会だと……!?馬鹿な!俺の作戦は力によって勘づかれることはなかったはず!……そうか!今俺の力はッ」

「その通り、私が封印させてもらってるよ……」

「クッ、なんということだ、ここで俺の夢も潰えるのか……」

「さて、今私はこうして貴様の身柄を拘束させてもらっている。国連風紀委員会の活動は秘密裏に行われなければならないのでね、集会は20年に1度しか開かれない。前の集会が19年前だからあと1年国連に身柄を引き渡すまで待ってもらおうか」

「クソッ!どうすれば……どうすれば!」


絶望にうちひしがれたその時だった……そうだ、カリスマ性!

カリスマ性さえあれば、封印はおろか風紀委員会まで無かったことに出来るじゃないか!

どうやって……転生か


ガジッ


「カッ……」

「お前!何をしている!」

「フガフガフガ」

「なっ……舌を噛みちぎったのか!?クソ!死なせてたまるか!お前をここで逃がすわけにはッ!」

「ガッ……」ガクン

「……チッ、まあいい。私は貴様を野放しにはしない……また転生してくるその時は、いつまでも追い続けてやる……」


―――


全てを無に変えるようなカリスマ性を手に入れた。

やっぱり世界は無になっていた。


全てを無に変えるようなカリスマ性じゃだめだ。全てを産み出す創造力が必要なんだ。

またしても自らを無に変えた。


―――


全てを産み出す創造力を手に入れた。

力の封印は依然としてかかったままだったか……カリスマ性で解除するべきだったな……いや、勢い余って力まで消してしまっては本末転倒だ。これでいいんだ


全てを産み出す創造力で、俺は34億9999万9999人のハーレムを作った。

残すは一人、風紀委員長だけ――


「来たか、ハーレムに憑かれた男よ。」

「ああ……俺はかつての俺ではない。もう貴様に蹂躙されることもない!」

「抜かすな。お前の力などたかが知れている。さあどうするんだ。」

「お前の方こそ、もう味方は誰もいないんだぜ?降参して俺のものにならないか?」

「味方がいない……?ハハ、そういうことか……お前は、いつから風紀委員会が女性のみで構成されていると思っていたんだ……来い野郎共!あのハーレムに憑かれた男を押さえるぞ!」

ウォォォ!


何だ、なんなんだこの量は……何億いるんだ!?

一体何が……


「なあ男よ。お前がハーレムを作ったことによって、伴侶を、偶像を、親友を失った人間が何人いると思っているんだ?


―――35億。」


ブルゾン……ちえみッ!


「クソッ!だが心配するなハーレム構成員のみんな!相手には女性に無関心な男性は含まれていないはず!35億はハッタリだ!人数はこっちの方が多い!大丈夫、落ち着いて対処するぞ!」

ハイィ!ガンバリマスゥ!


「……所詮ハーレムに憑かれた男もこんなものか。」


何……?いや落ち着け、これもハッタリのはず……


「……本当にこれがハッタリだと思うのか?」


え……?


ゴメンナサイィ!マケチャイマシタァ!


「は!?何で!?どういうことだよ!」

「君は自らの力を追い求めるあまり気づいてなかった。……地球の男は平均筋肉量が女性より多く、平均的な力は女性より男性の方が大きいということに!」


……!!


迂闊だった……エチオピアでは誰も彼も痩せ細っていて、同じような力だった……転生が裏目に出たのか!


「さあフィナーレだ!我々風紀委員会withBの勝利だ!」

「……だだ……」

「ん?何だ、負け惜しみか?」


「まだだあああああああああ!!!!!!」


ボコン!


「……?何をしている……ハッ!男の怒りが創造力を強めて……あれは、女性!女性を作っている!!」


「35億1万2046!35億1万2047!」

ボコン!ボコン!


「あり得ないスピードだ……まずい!このままだと!」


マケマシタァ!イインチョ,スミマセン!


「クソ……どいてろクズども!……やはり私がケリをつけないといけないらしいな。行くぞ男ぉ!!!」


キィィン!


ブスが男に近づき首を叩こうとした刹那、辺りに桃色の閃光が走った。

世界は桃色に照らされ、幻惑的な風景が広がっていた――


「……なぜだ……私はなぜ貴様に近づけない!……苦しい、苦しい!どうして!どうして……!」

「なに、簡単なことさ。貴様の心に『恋愛感情』を創造した。」

「恋愛感情……何を馬鹿げたことを!こんなに……こんなに苦しいものが恋愛感情なはずないだろう!恋愛はもっと、静かで、清浄で……」

「……貴様は恋愛をしたことがなかったんだな。最初に告白を断ったのはハーレムを阻止するため。2度目に告白してきたのは俺を監視するため。そして俺の親になったのは子に俺を宿すためだったんだろう……憐れよ憐れ。しかし貴様は今恋心を知った。もう貴様も我らがハーレムの一員だ。」

「クッ……こんな心に……負けるわけには!でもダメだ……心臓が、止まらない!動けない!」


「照れなくたっていいんだぜ。いつでも俺の胸に、飛び込んでおいで」


「あああああああああああああああん!!!!!」


かくして、男は35億+創造した1億1451万4810人の女性でハーレムを作り、桃色の楽園で幸せに暮らした。めでたしめでたし。

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