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ひねくれシンドローム

作者:

「ひねくれちゃんと勉強してるの~?」

「かーさんに言われなくったってしてるよ。うるせーなー。」


勉強なんてやれと言われたところで捗るものではない。

人は興味が有るもの以外は大抵の場合興味が無いものである。


「簡単に勉強が出来るようになる方法ないかなー。」


俺は徐にPCを立ち上げ検索をしてみる事にした。


「簡単 勉強 記憶 っと。」


スグに何万件も検索結果が出るが、今なら入会金無料!などとありきたりな謳い文句で誘おうとするサイトばかり。

まあ、そんなに都合の良い話しなんかある訳ない。あったとしてもマンガやゲームの中でだけだろう。

元より大して期待などしていない。

そんな中1つだけ気になるニュースを見つけた。


【アメリカの入試で薬物検査が必須化か!?】


なんでもアンフェタミン系の薬物により中枢神経を刺激し一時的に記憶力を高める生徒が急増しているらしい。


「おっ!これいいじゃん!手軽だしやってる奴も多いみたいだし。期待出来るかも♪」


ネットオークションでなんとか見つけ出し購入に成功。

3日後には届くとのこと。

それから数日の間待ち遠しくて学校でも常にソワソワしていた。


「おい、ひねくれ何ニヤけてんだよ。」

「最近ひねくれくん機嫌いいね。何か良いコトでもあったの?」


同級生の◯◯と☓☓が声をかけてきた。


「へっへー。俺今日から天才になるんだ!」

「ひねくれ・・・お前とうとう頭がイカれたか?」

「ひねくれくん保健室行った方がいいんじゃない?熱があるのかも。」

「イカれてねーよ!お前ら今日うちに来いよ。そしたら俺が天才に瞬間に立ち会えるぜ!」


帰宅し玄関を開けるとかーさんが小さな箱を持ってきた。


「ひねくれ、あんたに荷物届いてたわよー。」


「お!来てる来てる♪なんかドキドキしてきた。」

「それ何が入ってんだ?」

「天才になれる薬だよん。」

「お前それ違法ドラッグなんじゃ・・・」

「ちげーよ!まあいいやとりあえず1つ飲んでみるか。」

「ひねくれくんやめなよー。」

「平気だって。ごくん。」

「どうだ?」

「そんなスグ効果出るわけ無いだろー。記憶力上がってるか神経衰弱しようぜ。」


「」





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