表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜吹雪  作者: 亜梨朱
4/32

Ⅳ.試合当日(1)

改行というものをこまめにやってみました。

柚兎左目線です

「ねぇ、今日サッカー部の試合なんでしょ?」

「そうそう!あたし部活あるんだけどサッカー部の試合観に行くんだー」

「あたしも見に行くよー!晋一出るんでしょ?なら観に行く」


さっきから女子たちがわいわいと騒いでいる。


本来なら私もその中の一員であったけど、今回…、いやこれからもあの中に入ることはないだろう。


別にサッカー部の試合を観に行かないわけではないんだけど、たくさんの人たちとグループになって行くことはもう無いだろう。


「柚兎左も観に行くよね?一緒に行かない?」

「…ごめん、委員会があるから」


もちろん嘘だけど、女子のグループってしつこく誘ってくるから正当な理由を用いらないと諦めてくれない。

そこが女子のグループの面倒くさいところだと思う。


「そっかー、残念だね」

「じゃあうちら行ってくるから、窓からチラッと見てなよ」

「うん、そうする」


そう言って、女子たちは去っていった。

私はどこから見ようかな…。

ここからでもいっかな…。てか、帰るときで良いかな、本当に委員会が無いか聞いてこよ。




「穂波!今日委員会無いよね?」

「あるよー、あと十五分後くらいから始めるからファイル持って相談室ね」

「ま、マジでか」


確認しといて良かった。

じゃあ試合観れないね。嬉しいんだか、悲しいんだか不思議な気持ちだ。


十五分もあるから帰りの準備でもしておこうかな。


「穂波、良かったら相談室まで一緒に行かない?」

「あ、いいよ」

「ありがとう」

「じゃ、後で呼びに行くわ」

「うん」








帰りの準備完了!

あと三分なのに穂波は来ない。仕方がないから私が穂波のクラスに行ったんだけど、どうやら彼女は先に行ってしまったらしい。

呼びに来るんじゃなかったの?全く。


サボってやろう。


呼びに来なかったのが悪いのよ。私に罪はないわ。


そういうことで、鞄に入っているゲーム機を取り出して女子トイレに入った。

三階は全て洋式便器だからどの部屋も広い。

とりあえず、一番奥に入って、鍵をかける。

イヤホンを取り出し、ゲーム機にセット。

携帯もタイマーをセット。(つい時間を忘れてやり込んじゃうから)


さーてと、楽しい時間を過ごしましょう!





ってもう終わりですか!?

携帯のバイブレータを急いで止めてゲーム機の電源を切る。

それなりに楽しかったのはいいんだけど、やっぱ時間とは早く過ぎて行くものだ。

とりあえず、ゲーム機をスカートのウエスト部分に挟んでトイレを出る。

一応、入ってたって事にして水を流す。

出ても誰もいなかったから、こんな環境破壊の一つを行わなくてよかったんだなって思う。


今日は、帰ろうかな。

たくさんゲームもしたし、先生に叱られるなら明日がいい。


教室に入ると、机に荷物がたくさん乗っていたので、恐らく、みんなサッカー部の試合を観に行ったのだろう。


時計は五時を指していて、用のない生徒の下校時刻が迫っていた。

私は、その用のない生徒に当てはまるからバックを背負って下校することにした。


短っ!

次はきちんと書きます!


明日学校だなぁ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ