ⅩⅩⅤ.病院
一応ストックがあるから週一の割合で投稿できるかも!
感想下さいなんて図々しいことは言わないけど、これからも読んでいただけると嬉しいです(´∀`)
それから真広が途中で追いついてきて、三人でダッシュで電車に乗った。
病院は、こことは見違えるほど田舎って感じのところにある。
謂わば、落ち着いたところで、駅のほぼ終点に位置する。
その駅に着いて地上に上がると、大通りだというのに走行車は少なく、静かだった。
「田舎くせぇな」
「てか、大通りでこんなに少ないの初めてみた」
「静かで良いっちゃあ良いんだけど……」
それぞれ感想っぽいものを述べて、初めて通路側を向く。
『でかっ!!』
見えたのはヤバいほど大きい病院。
普通の病院の二倍はあるんじゃね?ってほど。
駐車場には、ずらーっと車が並び、駐輪場には自転車がずらーっと並んでいた。
これを見ると、それほど田舎じゃないな。
今の時間帯が空いてるだけか?
「真広……ここでいいんだよな?」
「先公はそう言ってたぜ?……間違えてねぇよな?」
「多分な〜……」
あまりの大きさに俺たちは呆然とした。
この日差しの強さがなければ、ずっと放心してたかもしれない。
暑い。
「とりあえず、行こうぜ?」
『うぃ〜っす』
真広の一言で病院の方へ踏み出す。
中に入っていくと、結構人もいた。
お年寄りから若い女まで、みんな見舞いか?
制服の奴らもいた。
高校生か中学生、よく分からないがチョロチョロと。
「桜井海月の病室はどこだ?」
「桜井様ですね。少々お待ち下さい」
真広が受付で海月の病室を聞きに行った。
若干キレたような口調だったのは、スルーの方向でいこう。
「なー晋一ー。俺、病院来るの初なんだけど」
「俺もだ。何か……アレだな」
「清潔感がプンプンだぜ」
「そりゃ病院だからな。そうじゃなくて…こう……」
背景が白い分、虚しさが倍増されてく、そんな感じ。
そう言おうとしたら、真広がポンッと肩を叩いた。
「七○七だ。行くぞ」
言い終わる前に歩き始める真広の後を追った。
あ、でも感想の代わりに、ワタクシをお気に入り登録にしていただけたら嬉しいな……。
はい、調子乗ってすみません!!
聞き(読み)流して下さい!