ⅩⅩⅡ.微妙な結束
母上の携帯で投稿!!
ちょっと浮かれてたら、投稿のことを忘れ…(゜o゜(C=(_ _;
申し訳ございません。
今回はマジで駄作です。
私のバカヤロー!!
「はぁ……はぁ……」
「…………」
「終わったか?」
口論が続くこと二十分。
無駄に長かったな。
二人とも息を切らし、ずっと言い合いをして疲れたのか、真広は汗をかいていた。
「この……ガキ…。なかなかやるじゃない」
「へっ、だろ?あんたもすげーな……。俺をここまで疲れさせるとは……!」
「ただの口喧嘩だろ。なに戦闘後のライバルみたいになってるんだよ」
「何言ってんだ、晋一。俺とババァは立派なライバルだ。俺と互角たぁライバルとしか言いようがねぇ」
「そうよ、高橋君。私たちは先生と生徒、大人と子供、女性と男の子、そして…ライバルよん」
最後だけ初期の口調に戻ったのがすごく気になるが、そこは胸にしまっておこう。
「あ、救急車」
「やっと来たのねぇん。じゃあ、先生行ってくるわねん」
「連れてったんじゃなかったのかよ……」
「ごめんなさぁい。ま、いいじゃない」
「よくねぇよ」
真広の言葉を聞かず、矢部先生は教室を出た。
真広は舌打ちして、「あのやろぅ」とかなり怒っていた。
あー怖ェな。
「そういや、柚兎左はどうした?」
「まだ帰ってきてない」
「そうか……。遅ぇな」
「ああ」
「別にいいじゃない」
誰かと思えば、汐里って子だった。
真広が「あぁ?」と問いただす。
あいつは少しビクッとしたが、怯まずに言う。
「柚兎左なんかいなくてもいい。いない方が良いよ!」
「そ、そうよね…」
「汐里にこんなことしたんだし……」
「とばっちりは受けたくねーもんな」
汐里の言葉にみんなも同意する。
だが、俺は何とも言えない感じだ。
それは多分、俺が柚兎左を好きだという気持ちがあるからかもしれない。
だが、あそこまでするのは如何なものかと思うのもあって、何とも言えない気持ちがこみ上げる。
「俺はそーでもねぇぜ?」
口を開いたのは真広だった。
全員が真広に注目する。
汐里は目を見開いて驚いていた。
目大きいな…。
「お前らだって分かってんだろ?柚兎左はあそこまでしねぇって」
「気が狂ったんでしょ…?」
「そーかもな。けどな……全員が全員柚兎左が悪者だと思ってはいねぇだろ?単に汐里に同情してるだけだろ…」
「な、何それ……みんな同情してるから私に賛成してるわけ?」
「そんなことっ……」
「別…に……」
汐里の周りにいたクラスメートたちは動揺し始める。
どうやら、真広の言葉はみんなの図星を突いたようだ。
汐里はすぐにそれを悟り、表情が変わっていく。
「みんな私の“意見”に賛成してたんじゃなかったんだ……。実際のところみんなどう思ってるの?」
「別に、ただ…さ」
「変わっちゃったのかなってさ……」
「今までは別に何もなかったじゃん?ケガと今日と何か関係があるのかって」
「つまり、汐里にはアレなんだけど、さ……」
「あれは柚兎左じゃねぇ。俺たちの知ってる柚兎左はあんなことしねぇ」
「何か理由があるはずなんだ」
クラスメートが口ごもるのを、真広がみんなの言いたいことを言い、俺も補足として口を開いた。
「そう…よね」
「あいつ、悪いと思ったら後から謝る奴だし…」
「ねぇ……」
何だかんだ言っても、柚兎左は人を傷つけるような奴じゃないことはみんな分かってるようだ。
汐里を見ると、俯いて胸のあたりを握りしめていた。
「汐里……?」
「そ…だよね。柚兎左はそんなこと…しない、よね」
「汐里」
「ごめんね、私が悪かった。みんなの気持ちを偽らなきゃいけないような状況にして」
『…………』
みんなはさらに複雑な表情をして俯いた。
そりゃ、どこをどうやっても汐里に罪はない。
なのに、謝られるというのは、俺たちにとって居心地が悪かった。
「や、やだなぁ〜…みんな黙っちゃってさ!」
「でも……」
「いや、その…」
「私が悪いんだって!何居心地悪そうな雰囲気だしてんの!?ほら、シャキッとね?」
この時の汐里の笑顔は、本物なのか、偽りのものなのか分からなかった。
だが、ここから俺たちは汐里のお陰で結束し始めた、ということは分かった。
そしてある人は知っていた。これから“奇跡”が起こることを。
否、自分がとんでもない“奇跡”を起こすことを……。
ハッピバースデーわたしー ハッピバースデーわたしー ハッピバースデーディアわたしー…ハッピバースデーわーたしー
って今日歌っていたら、友達に虚しいねって言われたΣ(ノд<)
今年の誕生日は、今までで最高でした!