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桜吹雪  作者: 亜梨朱
17/32

ⅩⅦ.推考

最後の更新から、ぴったり二十日!!


ホントごめんなさい!

ネタが思いつきませんでした(汗)


二十日もかけて書いた割には、この話の一番の駄作となっております。


ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!

『私は私のままでいれたのに』


昨日の柚兎左の言葉。


私は私のままとはどういう意味だろう。


いや、何となくわかるのだが、そんな簡単に変わってしまうものなのか。


確かに性格がかなり変わったとは言え、あれ以上の変貌など想像もつかない。


最初は包帯ぐるぐる、そしてコロコロ変わる雰囲気、苗字呼び、冷淡な態度。

その前のカラオケの時は、俺だけ避けられていたな。


とすると、引っかかるのは包帯が巻かれた理由、つまり試合の次の日だ。


本人は、ガラスの散らばったところで転んだと言っていた。

正直信じられなかった。


それが真実だとしても、ガラスが散らばったところとは、どこのことだろう。


ガラスの類のものは、窓や花瓶、皿、鏡……他にもいろいろあるが今は思いつかない。


窓だとしたら、窓の外から割られ室内で転ぶか、その逆。

普通に考えてそれはないか……。


「そうだ」


通学鞄にある、ルーズリーフをまとめた小さなファイルを取り出す。


授業のノートを忘れたときに使用するが、メモ用紙や落書き紙としても使用している。

落書きするのは、大抵陸だが。


普通のノートが無いから、これを使うしかない。

さすがに授業のノートはいかんだろう。

広告は母さんが使うなって言ってるから使えないし。


「とりあえず、探偵気取りをして推理してくか」


そう呟き、シャーペンを筆箱から取り出す。


ルーズリーフには、最初に『ガラスのもの』と書き、次に『窓』と書いて、先ほど考えたことを書く。


「よって、ありえねぇっと……。次は花瓶か」


花瓶は結構ありそうなパターンだ。


割って、水で滑って転ぶとかありそうだな。


「保留だ……。次は…皿……ってこれはあるから保留で、鏡」


鏡ってそう簡単に割れないよな?

何かに叩きつけられるか、叩きつける、あるいは倒れたり落としたり…つまり、何か衝撃を与えないと割れない。


「あの傷なら、破片が足りないか…?」


全身包帯…悪く言うとミイラみたいな感じだった。


鏡じゃ少し足りないだろうな。



って、こんなことしても分かんねーよ!!


『♪♪♪♪♪♪』


げっ!電話!?

母さんにばれたら叱られるが、出ないわけにも行かない。


通話ボタンを押して、電話に出る。


「もしもし…」

『晋一ー!何湿気た声してんだよ』

「真広か…いや、別に。何でもねぇ」

『ふーん。柚兎左関連かよ』

「な、なな何で分かった!」

『いや、何となく。半分賭だったな』

「……俺のバカ。カス」

『はぁ?……まあ話して見ろって!友達だろ?』

「分かったよ。笑うなよ」

『………………………ぉぅっ』

「何だよ、今の間」


そうツッコみながらも、何故か話してしまった。



『へー、あー、あぁ』

「何だよ」

『いや、それアレだ……。お前何で言わなかったんだよ』

「俺も今、後悔中だっての。とりあえず、あんなこと言うから元に戻そうとな。原因から直してけば、元に戻るんじゃねーかなって」

『へー。お前も青春やってんだな』

「何が青春だよ……あいつを元に戻したい。それだけだ」

『…………』


なんだよ…何か言えよ……。

携帯熱いし。

通話時間軽く十分越えてるし。

早く切らねぇと通話料金が!


『明日空いてるか?』

「ああ」

『柚兎左ん家行くぞ』


何を言うかと思えば、変なことを言うもんだ。


「んなことしなくても、学校で会えるだろ」

『元に戻すんじゃねぇのかよ?あいつがあんなんだと、こっちにも火の粉が降りかかってきそうで怖ェんだよ』

「真広にも怖いものあるのか?」

『女は無理だ』


即答かよ。

まあ、だいたい分かるが。


「女って……どうせ海月だろ?」

『あれは最悪だな。今の柚兎左も無理だっての』

「分かったよ。てか、柚兎左の家知ってるのか?」


陸なら知ってると胸を張って言うだろうが、真広はどっちかというと、男同士で連むというか不良だ。


自分から女に興味を示す奴ではない。……と思う。


てか知ってなきゃ、そんなこと言えないしな。


『知らね』


……こいつ何て言った?


「はぁ!?じゃあどうやって行くんだよ!?」


あー、十五分とっくに過ぎてる。

料金が…。


『尾行』

「…………」


辞書を引いてみよう。

電子辞書を取り出し、高速で『尾行』と打つ。


「尾行。そっとあとをつけて行くこと」

『ああ。てか何で辞書引くんだよ』

「それって要するに……」


思いっきり息を吸い、スピーカーを口の前に近づけて叫ぶ。


「晋一。晩ご飯でき」

「ストーカーじゃねえかぁぁぁぁぁ!!!!」

「なぁぁぁぁぁに電話してんのよ!!」

「母さん!?」

『うるせーよ!!晋一!携帯のスピーカー悪くなる上、俺の鼓膜がびりびりに破れるっつーの!!』


真広の声なんか無視して、殺気を立てている母さんを見る。


素直に怖い。


母さんは俺に近づき携帯を奪い取る。


そして通話を切断して、その瞬間火山が大噴火する。


「二十分以上話すなんて……。何やっとんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「申し訳ございません!!母上ぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」


母さんの怒声と俺の懺悔の声は隣の家にもはっきりと聞こえていたと知るのは、少しあとのこと。







通話を切断された直後の真広


「晋一…やっぱ俺、女苦手だわ……。てか、明日謝んねーと…」


春休みの宿題が冬休みの宿題より多い……!!

何故じゃ!!

DIVA2が壊れた……!!

何故じゃ!!

モンハン3で熟成キノコってどうやって採集するの?


え?小説書けよって?

うぅ……はい、そうですね(^^;)

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