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桜吹雪  作者: 亜梨朱
15/32

ⅩⅤ.ミニ作戦会議!

遅くなってすみません<(_ _)>


久しぶりの投稿!

……のクセしてつまらない駄文(-_-;)

しかも短い!!

人というのは、こんな短時間で変わってしまうのか。

それとも、遅めの反抗期なのか。


真相は解けることはなかった。







変わった。


俺でも変わろうと思っても、変わることができなかった。


陸も真広も海月も変わることはできないだろう。


“性格”というものは。


誰が変わったかは言うまでもないだろう。


無論、柚兎左だ。


彼女は、一言で言うと明るいと言える。


フレンドリーで誰からも好かれるってことはなかったが、広く浅くたくさんの友達がいた。


心は広くないものの、何でもふざけるような軽いお気楽な奴で、しんみりした空気も自分に関係がなかったら笑い飛ばすような。

所謂、ムードメーカーだった。


そして、思ったことはすぐ口に出す。

ある意味これは変わっていない。


「陸…どーするよ」

「ああ…。このプリント、柚兎左に渡す+説明……俺もあの一件がトラウマになっちまった」

「うちのせい!?」

「いっ、いや!み、みみ海月は悪くねぇよ!」


これが惚れたというものか……

素晴らしいくらいかばってるな。


昨日、またしても休んだ柚兎左は、今日は学校に来た。


昨日、担任が海月にプリントを渡して説明をしといて欲しい。と言ったそうだ。


海月は内申の関係で、渋々と承諾した。


と言うわけで、今日そのプリントを渡そうと思ったのだが、雰囲気が違う柚兎左に近寄りがたい。


それだけのことで、海月は一昨日川崎と話したメンバーを集め、手伝って欲しいとのこと。


正直、俺たちも柚兎左にダークオーラを感じ、近寄りたくなかった。


本能的にやばいと感じたらしい。


つまり、誰も行きたくないから同胞で只今作戦会議中だ。


「ジャンケンで決めっか?」

「真広……そんな運で人生を選択するのか!?」

「じゃあ代案を考えろよ」

「あみだくじ」

『それ、ジャンケン以上に運が左右するじゃん!』


そんなこんなでどうしようか本気で迷っていた。


自分が負けるのを恐れ、どんな案も即却下。


「総隊員!あれ見て!」


海月が指さすのは柚兎左の席の方。


見ると、女子二人が柚兎左に話しかけようとしていた。

何かを話してたようで、一人が柚兎左に同意を求めた。


「ねぇ!柚兎左!」

「何が?」

「えっと……担任マジうざくない?」

「はぁ?どーでもいいし」

「あ……はい。ごめん」

「何で謝るわけ?あんたたち何か悪いことでもしたの?」

「別に、そうじゃないけど」

「柚兎左、怒ってるみたいだから……」

「ふーん……あっそ。で?」


明らかに冷めた態度。

女子二人を見る目は、まるでゴミを見るように鋭い。

女子たちは涙目になり、逃げるように廊下に出た。


『近寄れねー』


声をそろえて、みんな呟いた。


そりゃ、あんな仕打ちが待ってるなら近寄りがたい。

陸のような軽いトラウマならいいが、あんな視線で睨まれたら正直精神が持つか五分五分だ。


ヘタレ?

いや、どんな男子でも無理だと思う。


いつも、キャーキャー言ってる明るい奴が、いきなり人を殺す視線…所謂殺気を自分に向けられたら、ギャップというものがかなりヤバい。


近寄れる奴は俺と陸が勇者様として讃えよう。


「真広、お願い」

「何で俺なんだよ!」

「だってあんた、度胸あるじゃん。ついでにヤンキーだし」

「ヤンキーじゃねぇよ!!てか、度胸あったって怖ぇもんは怖ぇ!」

「…………」


海月は、まるで役立たずという視線を送っている。


まあ、陸でさえも前回撃沈したくらいだから、真広も無理だろう。


というか、キレやすい真広とキレ気味の柚兎左が話したら、教室が半壊するほどの喧嘩がまき起こるだろう。

それだけは、俺としては避けたい。


「なぁー、どうするよ!チャンスは今しかないぜ?柚兎左帰んの早いし……」

「!私いいこと思い付いた!」

『そうか』


海月のことだ。

ろくなことを言わないだろう。


陸でさえも、海月の考えに耳を傾けようとしなかった。

それでも、自分では名案だと思ったのだろう。

誰も聞いていないが、持論を語り始めた。


「手紙とか付箋を付けて置いとけば、柚兎左も分かるっしょ!いい案でしょ!うち、スゴくない?」

「あー、すごいな……」

「さすが海月だなー」

「じゃ、それで行こう」

「何か私、貶されてる?」


真広、陸、俺の順で言ったところ、海月は複雑な表情をした。


「で、誰が書くの?」

「海月だろ」

「無理無理無理!!筆跡分かりやすいんだからね!うちの字」

「じゃ、あまり癖のない晋一くんで」

「何でだよ!」


口論の末、野球選手のポスターを譲ってくれるらしいから、仕方なく引き受けることにした。


文章はみんなで考え、移動教室の時にさり気なく柚兎左の机に置き、何事もなく去った。


任務が終わると、何故か陸たちに誉められ、讃えられた。


うん、意味わかんないですねw

何か矛盾してない?って思います……ハイ(^^;;

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