006話 女神の腹筋が崩壊したので、スキルアップしました
▽【前回の山田】
【朗報】ベランダへの熱きコダワリ!がレア実績解除を達成!
白い光。
雲の上。
またお前か。
「もう……ほんと……あなた……」
女神アストレアは腹を抱え、身をよじり、おしりかじり虫の如く笑っていた。
「親方、空からゾンビが・・・・・・って……誰よこれ実績項目作った担当者……センス良すぎ……お腹痛い……」
「いや、そんな笑います?」
女神は俺のぼやきを無視し、涙を流しながら表彰状を渡してきた。
「実績解除、おめでとうございます……いやもう笑いすぎて声出ない……ふふ……!」
俺は困惑した。
女神、ツボ浅すぎない?
《新スキル:飛行石Lv.--
空中滞在時間を10%延長》
またどうしようもないスキルを獲得してしまった。
だが、このレベル表記を見た俺は確信した。
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■圧死職人の朝は早い・・・・・・
それからも俺は、攻略しながら圧死を量産した。
・落下物圧死
・ベランダの室外機圧死
・空中ダイブゾンビに押し潰されて圧死
・基本のベランダ転落からの圧死
気づけば──
《実績解除:圧死数20回連続達成》
ドォォォォォンッ!!!
「キタッ!!」
実績解除の眩しい光。
女神がまた雲の上に現れた。
「あなた……本当に……マジで……馬鹿じゃないの……?」
と言いながら、口元が緩んでいる。
「すごいわ。ここまで来ると逆にすごい。
あなたって……意外と……その……才能あるのね……」
「でしょ?」
「でもやっぱりキモいわ」
心の中で「そこは言うんかい」とツッコんだ。
女神が新しい表彰状を渡す。
《新スキル:圧力耐性Lv.2
圧力系ダメージを25%軽減》
「ほら、頑張ったご褒美。圧死職人のあなたにぴったりよ」
その言い方よ。
でも俺は笑った。
予想通りのスキル成長だったからだ。
「くくく……計画通り……!」
「ほんと……キモ……」
女神は顔を引きつらせながら、再び俺を現場に送り返した。
光が弾けた。
光の中で、女神の声が聞こえる。
「あなた、まだ検証しそうだから特別サービスね。耐性スキルはこのステージではLv.2までって制限かかってるから。さっさと次に行きなさい。じゃないと私、本当にクビになる・・・・・・!」
女神の悲痛な叫びは聞こえないフリした。
◇今回の成果◇
・死亡回数:21
・連続圧死数20【実績解除】
・獲得スキル:飛行石Lv.--/--:空中滞在時間を10%延長
圧力耐性Lv.2:圧力系ダメージを25%軽減する
・メモ:連続系はこれ以上は無駄か。別の方法を




