表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/32

022話 街がコピペで草。壁判定キツすぎて死に戻りが忙しい件

▽【前回の山田】

女神のキス(炎属性)で復活した山田。

ベランダから街へ飛び出し、攻略のための検証を再開する!


ベラダイ(ベランダダイブ)の達人となった俺は、

ヨーロッパ風の街並みを見下ろしながら──

「よし……今日も元気に、地上へダイブするぜ!!」

<落下ダメージ:HP-50%>

「快適な空の旅!着陸成功!」

スキルの恩恵を感じる間もなく、俺は3秒で着地。

そして3秒でゾンビに囲まれる。

「はいはい、想定内!!」

そのまま駆け出して、目についた建物に突っ込む!

身体が軽い!ひゃっほー!!ゾンビごときに追いつかれるかよ!

バン!!

「ぶべぇぇ」

<見えない壁に激突した!(HP-4%)>

「あれ、ドアが開いているのに!入れない!!」

背後にゾンビが迫る!!

「ヒ・・・ひぎゃああああ!」

ゾンビの牙が、俺の喉元に食い込む。あ、懐かしいかも・・・

意識が途絶えた。

________________________________________

◆いつものベッド

ガバ!跳ね起きる俺!

「あの建物はダメだ。よし次!」

<突っ込む!壁(HP-2%)>

<突っ込む!壁(HP-2%)>

「ちょっと待て!!この街、入れる建物ゼロじゃねえか!?」

<壁><壁><壁><壁(HP-8%)>

「ぐふ。落下より壁で死ぬ未来が見える!」

さらに壁を観察すると──

どの建物も壁の傷が一緒。

「……なるほど、コピペ街。雑!世界観の作りが雑!!」

まあ、ぶっちゃけ街中は探索を想定されてないんだろうな。

壁にぶつからなくても、重要な場所は一目でわかるってことだ。

俺は方針を変える。

「次は街の範囲だ。道路を突っ走る!!」

道路脇に転がっていた自転車(ママチャリ仕様)に乗り込む。

キコキコキコッ……

「うん、音が弱ぇ!ゾンビにバレる音じゃねぇ!」

<アラーム発動!>

「ですよねェェェェ!!」

俺は大量のゾンビを引き連れて、全速力で街を駆ける!

シャカシャカ!キーコキーコ!ウゥゥアァァ!

背後には地獄絵図。

「音のクセ強すぎ!ゾンビ仕様かよ!!」

コピペの街が続く。端は無いのか!?脚力の限界が近い。足が震える。

いや・・・・・・諦めるな!俺は、ジョンとカレンを――

バァァン!!

「クリティカルヒット・・・・・・!!」

<見えない壁に激突!速度ボーナスあり(HP-10%)>

「だからいらねぇってそのボーナス!!」

「まだ道路は続いているのに、壁がある。壁の向こうは・・・・・・」

同じだ。コピペの街並が続いている。が。

「あれ、道路の先にあるのは、我がマンション・・・・・・!?」

ガアアア!

しまった。ゾンビの大群がもう目と鼻の先だ。

俺は壁沿いに逃げる。壁は緩いカーブを描いていた。

あ、これ無理だ。

「わかってたああああ」

俺はゾンビの群れにに飲み込まれた。

________________________________________

◆いつものベッド

ムクリ。起き上がる。

「わかってきた。よし検証だ!!」

マンション前から四方に伸びる道路をそれぞれ突き当たりまで進む。

全ての道路の先に壁があり、その先に我がマンションが見えた。

「やはりな」

したり顔で、ゾンビに3回食われました。


◇今回の成果◇

・死亡回数:55

・獲得スキル:なし

・メモ:コピペの街が隣接し、壁で境界・・・・・・省エネだ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ