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「大丈夫か?大丈夫ですか?」

「大丈夫か?」


「大丈夫ですか!」


「孫、ケン!」


桃太郎のところに空から孫が、森からケンが現れて駆け寄りました。


「なんとか、この刀のお陰で倒せたよ」


桃太郎は新たな武器、刀源響を見せながらいいます。


「桃さん、ワタシも頑張りましたよ」


桃太郎の肩の上で八咫は頬を少し膨らませながら言いました。


「もちろん、すごく助かったよ」


桃太郎は慌てて言いました。


「ま、なんにせよ。

間に合ってよかったです」


「そりゃ、頑張ったからなぁ~」


ケンの言葉に桃太郎の後ろで亥神が笑いながら言いました。

そんな亥神を見てケンは微笑みます。


「それで、これからどうするんだ?」


亥神の横からロウが聞きました。


「そうだな、刀も出来たし都に向かおうと思う」


桃太郎そう言うとみんなの顔を見回しました。

ケン、孫、八咫は頷きました。


「そうかぁ~

確かに急いだ方がいいかもなぁ~」


亥神はそう言うと、作業場の小屋へと向かいました。

しばらくして亥神は数個の荷物を持ってきました。


「ほらぁ~

選別だぁ~」


亥神は3つの荷物を桃太郎達に渡しました。


「これは?」


「刀が出来たら、旅立つとわかっていたからなぁ~

道中の荷物だぁ~」


「ありがとうございます」


桃太郎達は亥神に頭を下げました。

亥神は軽く微笑んで手を振りました。


「気にするなぁ~

仲間達を頼むなぁ~」


亥神の言葉に桃太郎は強く頷きます。


「では、亥神も気をつけて」


ケンは亥神に言いました。


「じゃぁな、またどこかでな」


孫もそう言って亥神達に手を振りました。


「そっちもな」


ロウも手を振ります。

そうして、桃太郎達は亥神と別れてかぐやが囚われているであろう、都に向かって旅立ちました。


「行ったなぁ~」


亥神はロウの横で旅行く桃太郎達を見ながら言いました。


「さて~」


亥神はロウを見下ろします。


「ロウ、おまえにもこれだぁ~」


亥神は残った荷物をロウに渡しました。


「おっしょうさまなんで?」


ロウに聞かれて亥神は懐から1本の枝を取り出しました。

それは銀色の根に黄金の茎、そして、白き玉の実を付けていました。


「それは?」


「これはな~

昔、いい材料がないか世界を旅していた時に見つけたものなんだがぁ~

持ち帰って調べたらちょっと訳ありのようでなぁ~

なんで元の場所に返してきてくれぇ~」


「返してくれって、どこなんですか」


「蓬莱の山だなぁ~」


「どこなんですかそれ!」


亥神の言葉にロウは叫びました。


「まぁ、地図とか荷物に入ってるから~

よろしくなぁ~」


亥神は手に持つ枝をロウに渡しました。

1度言うと曲げない亥神の事を、よく知っているロウは枝を受け取り、しぶしぶ荷物を持って旅立ちました。


「頼んだぞぉ~」


旅行くロウを見送る亥神。


「さてぇ~」


ロウが見えなくなった後、ゆっくりと亥神は振り向きました。


「よく待ってたな」


「感動の別れですからね。

それより、間延びのしゃべり方はもう良いんですか?」


亥神はぶんと手を振ると、そこには1本の巨大な剣が現れました。


「おまえが仲間を捕まえたやつか?」


亥神は大剣を軽々と引き抜きました。


「そうだとしたらどうします?」


貴族の服を着た男は懐から札を取り出します。


「だったら、ここでおまえを倒す!」


亥神が剣を振り上げ突撃しました。


「ま、倒される訳にはいかないんですけどね」


貴族風の男が札を投げると、1体の式神が現れました。


「!!」


それを見て驚く亥神。


「では、また後程」


貴族風の男は、亥神にニヤリと笑いました。




「ここから都ってのは遠いのか?」


孫は頭の後ろに手を組み歩きながら聞きました。


「ま、5日ほどかかるでしょうね」


八咫は桃太郎の肩の上から答えました。


「5日!

はぁ、筋斗雲があればひとっ飛びなのに」


孫はため息混じりで答えました。


「ま、仕方ないよ」


桃太郎は苦笑いしました。

そこに、大きな声が響き渡ります。


「兄貴~兄貴~」


それは空から聞こえてきます。

桃太郎達は空を見上げました。

そこには、雲に乗った豚人間がいました。


「おまえは八戒!!」


孫はその豚人間を見て驚きながら声を返しました。

今回は少なめでぼちぼちと進めていきます

やっと構想が頭の中に浮かんできたのでそれを話にしていこうと思います。

では、また次回に

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