深夜
今は深夜だ、
明日が始まる。
太陽が昇ってくる前の静かな嵐、
夜更けが一番静か、
声を粗ゲルと
一息で誰が言ったか、わかる
秘密警察は寝ている、
でも、だが、聞いている、
電卓を打つ音すらも許されず、
孤独に慟哭する、
されど、それは強者であることの証、
孤独は強さ、強さ故の孤独、
異常性による寂しさ、
憂鬱に陥るタナトス、
破壊セシ右手を抑え、
地獄の業火に焼かれようと悶え苦しむ、
黒く汚れた手、
天国、ではない、恐らく煉獄、
無神論者は嗤った、
神はいないと、
だが、
神は助けてくれない、
人類の神は、
神を借りて、作を汚す輩、
しかし、
己の心に創作の神はいる、
己には心があると信じて
ただ、突き進むのみ、
駒を動かす、駒を進ませる、
なぜ、お前は立ち止まっているのか?