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百足が歩む畜生道  作者: 鯨尾ノロ
第一章
7/30

成果

今日二回目の更新です

改めて食べてみると芋虫は肉厚でクリーミーな味だった、虫を食うのも悪くない


一時間後には卵も殆ど孵って芋虫に群がって食べていた。父百足か母百足かは分からないが親百足は途中で食べるのをやめて眠っていた。俺は親百足が眠っている間にその体によじ登って観察する

親百足を包む黒光りする甲殻は恐ろしく硬い。試しに頭突きしたら金属音がした。中でも頭が一番硬そうだ。その次は頭の次の胴体で大きな傷跡があって他の胴体よりも断然硬かった。よく使ったり大きな傷を受けた場所は硬くなる、人間でいう超回復みたいなものか

親百足の観察が終わったらお腹が空くまで走り回ったり穴を掘ったりしていた。スキルは行動に沿ったものを手に入れるみたいだからな


―――数日後―――


―――――

種族:百足?

名前:無し

レベル3

スキル:頭突き 噛みつき 突進 穴掘り 柔軟 

耐性:弱毒  

称号:兄弟殺し 転生者 努力家

タイプ:自己理解 

―――――

スキル:噛みつき

顎の力を強化する

―――――

スキル:突進

対象に向かって突進したとき普通よりも速くなり衝撃も大きくなる。衝撃は突進したときの距離に比例する

―――――

スキル:穴掘り

穴を掘るスピードが速くなる

―――――

スキル:柔軟

関節の可動範囲が広くなる

―――――

耐性:弱毒

弱い毒に耐性を持つ。猛毒を耐えるには足りないが少量なら耐える

―――――

称号:努力家

一日の半分を鍛錬に費やしたものに送られる称号

スキルの獲得率が少しだけ上がる

―――――


ここ数日の成果だ、我ながら頑張ったと思う。噛みつきは時々飛んでくるカナブンを捕まえた時に獲れた、捕まえる手段が噛みつくしかなかったから手に入ったのだと思う。突進は走り回っていた時に手に入れた。説明を読んで親百足に突進したら衝撃が大き過ぎたせいか気絶した。起きたら頭の傍に甲殻の欠片があったから頭が割れたと思って焦った。穴掘りは文字通り穴掘ってたら手に入れて、柔軟は丸まったり身体を捻ってたら獲れた。

真打の弱毒だが親百足が持ってきたどぎつい色のカエルをいつもの様に食べてたら急に気分が悪くなって回復したら弱毒の耐性を持っていた。弱毒といってもカエルを食べた子百足の3割が死んでいる。どぎつい色だったから少量しか食べなかったのが救いだったみたいだ。もし何も考えず食べまくっていた事を考えると恐ろしい

一番の成果は称号だと思う。だが記述にもある通り少しだけだが補正があるだけ儲けもんだ


そろそろ帰ってくる時間だな

親百足は今ご飯を取りに行っている。今のところレパートリーは芋虫、カエル、バッタ、キリギリスである。この中で当たりは芋虫とキリギリスだ。芋虫はクリーミーで旨い、キリギリスは胴体は微妙だが足の部分が歯ごたえがありさっぱりとした味だ。バッタも食べられるんだが少し青臭い香りがする。カエルは…毒がスパイスになって美味しいが時々毒が強かったりして気持ち悪くなるからできれば遠慮したい

いつに間にか親百足が帰ってきたみたいだ。俺たちをか囲む黒い甲殻がその証拠。いつも囲み終わった後に気が付いているから早く囲む前に気づきたい。お、今日のご飯だ。親百足がいつもの定位置にご飯を置く、あの形は新しい種類の飯だ!細長い尻尾に毛皮で灰色、ネズミだ!初めての哺乳類だからに肉が食えるぞー!


俺は急いで駆け寄ると違和感を感じた。そしてスピードを落としながらじっくり見るとそのいわかんがわかった


このネズミ生きている!!


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― 新着の感想 ―
[一言] 所々蜘蛛ですがなにかの序盤を感じた、家族愛を感じないって説明だし将来蜘蛛ですがなにかみたいに親殺しするのかな?あと今自分がいる景色とかを教えてくれないから主人公の周りの景色があまり想像できな…
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