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百足が歩む畜生道  作者: 鯨尾ノロ
第一章
3/30

現状把握

切る場所が見つからなくて更新が遅れました

なんで俺は痛みも感じず起き上がれるんだ?


俺は周りに転がる白い玉やベッドサイズの落ち葉よりそっちが大事だ

視線を胸に向けると百足の脚が生えていた


俺は手足、指の感触を思い出すように握ったり開いたりするが連動するかのように脚が動く


オイオイオイ

俺は夢を見ている…訳では無さそうだな。胸を刺されて目を覚ましたら百足になってましたってか?馬鹿馬鹿しい、今時そんな物語があるわけない…はず。いやこの前ぶっ飛ばした野郎の万引きし(パクっ)た物の中にそんな感じのがあった


まあこれが作り物であれ本物であれ取り敢えず置いといて俺はもう一度周りを視る。俺の身体の傍にはさっき脱いだ?ばかりの白い膜、そして俺を包んでいただろう白と黄色の液体。。それにここは見た感じ周りをめっちゃ大きい木々で囲まれた空き地か。運動場ぐらいは余裕である空き地のそこらかしこに傍にあった膜と似たような質感の玉がある。多分全部卵なんだろうな

俺がこれから出てきたってことはこれ全部百足で兄弟か……。見たところ俺の他に百足はいねえから俺が長男か、弟とかがいたことねえからどう接すればいいかわかんねえな


そんなことを考えていたら少し離れた場所にある卵が揺れだした、多分生まれるのだろう

俺は第一号の兄弟を拝むため急いで向かう。脚が気持ち悪いほどあるが不思議なぐらい自然に走れる、これが本能ってやつか?


不思議に思いながら走っていたら危うく通り過ぎそうになって慌ててブレーキをかける。そして生まれる瞬間を見るベストアングルを探していたら卵の揺れが激しくなった。


おお!やっと記念すべき第一号の兄弟が生まれる!もう少しだ、頑張れ!


激しく揺れる卵を応援するが出てこない、それどころか段々揺れが小さくなっている。もしかして出られないのか!?


俺はまだ見ぬ兄弟を助けるため勢いよく頭部を卵に突っ込んだ


キシャア!(うおおお)


膜は割れ中の液体が飛び散る、そしてその飛び散った液体に紛れるように黒い球が転がった


そう俺は勢いが強すぎたのか弟に頭突きをしてしまったようだ。途中感じた妙な感触は弟の頭…俺は弟を殺して、というか百足じゃん。なんで人間だった俺が百足を弟と認識したんだ?


『レベルが上がりました。スキル【頭突き】を覚えました。称号【兄弟殺し】を獲得しました』

『称号【兄弟殺し】の効果により兄弟愛を感じなくなりました』


は?


前話の最後を変えました

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