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百足が歩む畜生道  作者: 鯨尾ノロ
第一章
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プロローグ

初めまして、鯨尾ノロです。小説を書くのも6年ぶりです。日本語がおかしいところがあると思うの温かい目でご覧ください。誤字脱字などがあれば感想欄にて報告お願いします

胸が熱い


ああ、胸をナイフらしき物で刺されたからか?


視線を胸に向けると確かに左胸に刃が見えなくなるほど深く突き刺さっている


身体から熱が無くなっていく感覚と共に左胸が益々赤く染まっていく、上手いこと心臓に刺さったか


俺を刺した本人は血に染まっていくシャツを見て俺は悪くない、兄貴を倒したお前が悪いんだと叫びながら逃げて行った


最近シめた連中の弟分か?

なんにせよ俺を刺した事には変わらねえ、顔の原型が変わるまでボコる


そう決意して踏み出すが力が抜けて崩れ落ちそうになるが気合で耐える

ここで膝をつきゃあ俺がアイツに誓った約束に反する、だから意地でもつかねえ


だが俺の意思に反して視界が薄暗くなっていく


そして身体を支える力もだんだん抜けていくがせめて意識があるまで立ちたい

崩れ落ちそうな身体を叱咤する


ああ、もう何も見えない、匂いも、音も、地面に倒れた衝撃も……

今日夕方○○町で刺殺された遺体が発見されました。遺体の身元は赤城不動君16歳、○○町の住宅街で胸にナイフが刺さった状態で立っていた、とのことで通報する前には死んでいた模様。警察は殺人事件とみて捜査を進めています

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