めぐるの修行生活?・不穏(五)
めぐる「まだ! このサイトにTwitter繋いでないってどーゆーことよ!」
ログイン出来てないサイトもある(-ω-;)
めぐる「何トロ臭いことやってんのよ! 早く繋ぎなさいよ!」
無茶言わないでよ~。家族のワクチンの接種始まったんだから……その次には私なんだよ……(-_-;)
ウイルス感染者もまだ二桁になることがあるし……どうも私が住んでる市町村内にもウイルス感染者出てしまったようだし……(-_-;)
めぐる「だから何!? それあたしに関係ある!?」
大有りだよ。めぐるの資料取りに行けないし……ワクチンの副反応に備えて体調管理(どれだけやっても崩れる時には崩れるけど)に生活リズム改善(も、ゆっくりやってるけど、体調崩れる度にリズム狂う)しなきゃだし……あと、室内で体力作りも必須。
めぐる「体力作りしてなかったの!?」
してたけど、腰痛めたり、首痛めたりで、進まなかった。
先月からようやくやってたけど、半年ぶりくらいかな?物凄い体調不良になってね(・・;)
体力作りも『また』ストップしてた(-_-;)
めぐる「………っ!(身体が普通でないことは知ってるので、怒るに怒れない)」
えー、長い前書きでしたがすっ飛ばして下さって是非とも本編を宜しくお願い致します<(_ _*)>
めぐる「可愛い美少女中学生のお・ね・が・い♪ 読んでねー♪」
喫茶店「あけび」の店内には、土御門百合亜・真理亜姉妹と、この町の太夫さん達と、あたしだけ。
『妾もおるぞ』
あ、姫神様の声。
そーだった。キーパーソンは姫神様のはず。
でも、まずは……。
「えーと、みんなどーしたんですか? それから――その女の人、誰ですか?」
あたしが誰にともなく問い掛ける。
「ああ、めぐるちゃん。何やらえらいめにおうたそうじゃなぁ。大丈夫かえ?」
と、返してくれたのは、おとーさんとおかーさんの家にほど近い場所に住んでる太夫さん。
「あ、山本のおっちゃん! 危なかったけど、警察の人達が『ぎりぎり』間に合ってくれたよ」
ぎりぎり。を強調して答えるあたし。
隣にいるマリアさんから戸惑った気配が伝わって来るけど無視。
実際、ぎりぎり。だったんだから。まるで、お師様が式を打つのを待ってたよーなタイミング。
――それと、確認事項が一つ。
「中学校からみんな無事に帰って来てますか?」
そう、これは絶対に聞いておかないとダメなことだ。
「ああ、吉田の三つ子を日村のユキちゃんが怒りながら帰って来てたなあ……『あの』――」
と、言って百合亜さんに忌々しそーな視線を向けてから、あたしに視線を戻す。
「変なお姉ちゃんがゆうにゃ全員無事に帰って来ちゅうそうじゃが」
……変なお姉ちゃん?
いや、まあ、マリアさんのお姉さんならマリアさんより最低でも一つは歳上か、もしも、二卵性の双子とかなら同じ年齢だからお姉ちゃんと呼んでもおかしくはないか……な?
「えっと……みんな無事なら良かったです。で、あの変な? 女の人はどーしたんですか?」
ちらりと百合亜さんとやらに目を向けると……なんか不満そーな表情してるみたいだ……あ! 目が合っちゃった!
「あー! その子凄ーい! 真理亜ちゃん! 知ってて連れて来たのー!?」
な、なんだこのアニメ声。しかも口調も三十歳前後とはとても思えないよーな。幼い口調だ。
「ええ、この子は今まで見て来た中でも飛び抜けて霊力が高い。多分、この町の術者さん達の弟子か何かだと思う。
――それより姉さん! この事態はなんだ!? ここの人達に何を言ったの!?」
マリアさんの言葉の後半には怒気が含まれてた。
なんかあのお姉さん。問題ありまくりそーだなあ……。口調も幼いし、びっくりするくらいなアニメ声だし、服装にも意表を突かれたよ。
「あ~! そうだよぉ~。真理亜ちゃん聞いてよぉ~! この田舎町の人達に、もう、変な宗教信者が来ないように、『百合亜が結界張ってあげたから、安心して良いよ』って言って、安心させてげようと思ったのにぃ~。勝手に結界を張ったからって怒るんだよぉ~」
お、おおっと、太夫さん達の殺気が更に強くなったよ、怖いよ……。
しかし、マリアさんのお姉さん。凄まじい無自覚だな……。
マリアさんも時々、『こんな田舎』とか、『驚くくらいに山奥』とか、悪気なく無自覚に言ったりはするけど……お姉さんの方はもっと酷い。
まあ、確かに、『こんな田舎』で『驚くくらいに山奥』は事実だけどね……。
お姉さんは確実に上から目線だ。しかもマリアさんよりもっと無自覚……。
これは太夫さん達怒るはずだわな。
「姉さん……その物言いは相手を下に見ているとしか思えない。皆さんが怒るのも無理はないよ……」
マリアさんは片手を額に当てて言った。
「えぇ~? だって百合亜の方が強いんだから当たり前でしょう~?」
――自覚ありかい! しかも、強かったら、上から目線で言ってもいーとか思ってるんかい!?
――ぶわっ!
と、太夫さん達の怒気と殺気が膨れあがる。
「姉さんっ!!」
けど、マリアさんの怒声がそれらを制した。
「こちらにいらっしゃるのは皆さん一角の術者さん達だぞ! いくら姉さんの方が強くとも敬意を払うのを忘れてはならない!
そんな調子だから姉さんは土御門の問題児だと言われるんだ!! いい加減自覚を持って、私の姉らしく振る舞ってくれないかな!?」
すると――
「う――うわぁぁん! 真理亜ちゃんが怒ったぁ~!」
マリアさんのお姉さんは人目も憚らず、わんわん泣き出した。
と、共に――
――グラッ! グラグラグラ……ガタガタガタ――……。
「な、なんだっ!?」
「じ、地震か!?」
「た、たてもんも(建物も)揺れゆうぞ!」
と、ざわめく太夫さん達。
「み、皆さん! しゃがんで下さいっ!」
と、指示を飛ばしたのは、仙頭のお姉さんな太夫さんだった。
仙頭のお姉さんは太夫さん達の中でも、一番冷静だったみたいだ。
「多分、これはあの変な女性が起こしているんだと思います! でも、危ないですから地面に伏せるかしゃがんで下さいっ!」
太夫さん達もあたしも、指示に従ってしゃがむけど、マリアさんだけは立っている。
パンプス履いてるのに微動だにしないのは凄いな……。
「姉さん! 落ち着いて! 結界張る為に配置した式神達が動揺してるから! 深呼吸して、泣きやんでちょうだい!!」
式神達? マリアさんのお姉さんの式神がどっかに配置されてるの?
――あ! 解った。
結界張る為に式神を置いたんだな……そりゃこの町の太夫さん達じゃなくても怒るよ……。
他人の土地に自分が飼ってる番犬置いたよーなものだからねえ。
もっと他にやり方あるだろーに……なんでそのやり方選んじゃったかなあ……。
「姉さん!!」
マリアさんはゆっくりとお姉さんに向かって歩いて行く。
けど、立っているだけならともかく、歩くとなると、一歩踏み出すのも大変そーだ。
ん~と。つまり、変なお姉さんの式神達が、お姉さんの感情に呼応してるんだな……じゃあ、もしかして――
あたしは匍匐前進の要領で、マリアさんのお姉さんに向かって進んで行く。
「め、めぐるちゃん? 動いたら危ないよ?」
マリアさんがあたしの動きに気付いた。
「マリアさん。お姉さんを気絶させたらこの地震みたいなのとまるかな?」
「え、ええ、まあ……姉さんが意識失ったら、とまるはずだけど……めぐるちゃん、姉さんを気絶させる方法何か持ってるの?」
あたしはマリアさんを見上げて頷いた。
「あるよ。でも、あたし黒帯持ってるけど見逃してくれる? マリアさん」
マリアさんは一瞬考えたけど、すぐに頷いた。
「分かった。見逃すから、姉さんをとめてちょうだい!」
「おっけー! 言質頂きましたー!」
揺れ続ける地面を這って、あたしは変なお姉さんに近づいて行く。
(姫神様。あのお姉さんの首筋打つから協力してね? 打つ部分は一応分かってるけど、揺れてるから助言お願いします)
うっかり別の部分打っちゃわないよーに。
『分かった、任せておけ。妾がしっかり見極めてやるからのう』
お読み頂きありがとうございます<(_ _*)>
めぐる「ありがとーございまーす♪ ブクマ、ポイント、コメントも嬉しいでーす♪ ただ貶すことを目的とした貶しコメントはいらないからー♪」
相変わらずずーずーしい娘ですみませんm(_ _)m
次話も宜しくお願い致します!<(_ _*)>
めぐる「次話も読んでねー! お願いねー!」




