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寛容さを求める

作者: ずっと青春

人はもっと寛容になっていいのではないか。


最近そんなことを思うことが増えた。


ニュースを見ると誰かが言った言葉を曲解して揚げ足を取る人々

その揚げ足取りたがりの人々が作った情報を信じ込み更に追い込む人々

あるいはそれらの情報を精査し誤情報を流したものを過剰に叩く人々

そんな人々を遠回しに叩いて自分を良く見せたがる人々


そんな人々を毎日のように見る。


もちろん自分や自分の大切にしている誰かが傷つけられたのなら怒るのは当然のことだ。

でも、自分とはなんら関係ない。一生会うことすらないような相手に怒る人々は自分の目には異常に見える。


もっと人は人に対して寛容になっていいんじゃないか。

もっと人は人を許してあげていいんじゃないか。

そんな風に思うことが増えた。


しかしまた、寛容さを人に求めること、許しを人に求めている自分もまた寛容ではないのかもしれないと。

そう思うようになった。


そう思っている自分が一番傲慢ではないのかと。

そう思うようになった。


自分はまずそんな自分自身に寛容にあるべきでないのかと。

自分を許してあげるべきなんじゃないかと。


そう思うようになった。


結局自分は自分自身のことを許しきれていないのだ。


だから他者に完璧を求めてしまう。


しかし、自分を許すことは簡単なようで一番難しいことだ。

過去の後悔 未来への不安が毎日のように押し寄せてくる。

もっと物事を良い方向に考えられれば、もっと目の前のことだけに集中できればいいのだが、

最初からそんな環境が用意されていたり、最初から目の前のことに集中できる性格ならこんなことにはなっていない。


結局自分が自分を許すことはもしかしたら一生ないのではないかとそんな風に思ってしまう。


もし仮に自分が自分を許せる日が来るとしたら、一生かけて努力するぐらいでなければ自分は自分を許せないのかもしれない。


いつか自分にも自分を許せる日が来るのだろうか。

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