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今日も元気よ!カタカムナ!  作者: ミスマル
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編集長 吉原譲治

編集長 吉原譲治


「カランカラン」またもドアの鐘が鳴った。


色黒でハンサムな吉原譲治が入ってきて生まれた頃からの馴染みの富士子の顔を認めた。


「いやー!ふーちゃん。久しぶり、中学1年生以来かな?大きくなったね」


「あら、ジョージおじさん久しぶり!」


「しかし、電話でお父さんに聞いたけど瞬間移送とはまたとんでもない話だね。私も疑うわけではないがこの目で実際に見ないとジャーナリストとしては失格だからね」


「それはそうですね。わかります」


「あ、社長。おはようございます」


「いや吉原、疑う気持ちはよくわかる。実際に私もついさっき娘と一緒に瞬間移送をしてきたんだ。なんでも娘によると神戸のこの辺には強力な磁場が発生しており瞬間移送に適しているらしい」


「私はふーちゃんが小さい頃から弊社に送られてくる心霊写真やオカルト話の解明をやっていただいたので本件に関しても全く疑ってはいないです。でも実際に体験するまでは原稿には書けないですね」


「じゃあ、ジョージおじさん。お父さんのようにこの後私と一緒に瞬間移送体験をしませんか?」


「是非そう願いたいもんだね。私に用意するものは何かあるのかな?」


「何もないわ。ただ私の肩につかまって歩くだけ。でも今はちょっとだめね。あれだけ群衆が集まっているわけだからどれだけ騒動が起こるか予想もつかないわ」

と窓の外の野次馬たちを指差して富士子は言行った。


「しかし凄い人だかりだな!そうだね、少しほとぼりが冷めるまでここで今日までのいきさつを聞こうとするか」


「わかりました」


「「私たちも一緒に聞かせて下さい」」とマイとアミが言った。


「最初に言っておくが吉原、とてもびっくりする内容だぞ。まともな神経の持ち主には耐えられない話だ」


「大丈夫ですよ社長。私は小さい頃からふーちゃんの特殊能力を信じておりますしまた社長の言葉も信じています。ジャーナリストの仕事は『真実を伝える』ただこの1点です」


「ハハハ、お前は昔からそうだったな。今回はそのお前の職人気質に賭ける。来月掲載予定だった日本酒組合の重鎮たちには俺が謝っておく」


「そう願います。実はさっき会社を出てくる前に酒造メーカーからクレームの件があり対応に困っていたところです。じゃぁふーちゃん、今までのいきさつ始めからを詳しく話して」

とジョージは大学ノートを鞄から取り出した。


「じやあ、最初からゆっくり話すわね」

摩耶は2週間前にメグたちと初めて出会ったところから説明をはじめた。



「・・・ということなの」

摩耶の長い説明が終わった。


「という事はこういうことかな?まとめるよ?」


吉原は大学ノートに書いたものをもう一度自分なりにまとめ始めた。


1 入学式にカタカムナ人を名乗る3人が現れた。

名前はメグと秀と星で普段は月に住んでいる。


2 カタカムナ人は12,000年前から人類の科学の進歩に手助けをしてきた。


3 農業から始まり合計16の項目を教えることが彼らの任務で現在は14の項目まで終わっている。


4 各項目には100年から200年の時間をかけて人類に技術を伝授する。


5 今回の彼らの任務は磁場を使った瞬間移送方式を伝授する。


6 それと次に重力制御方法を伝授する。


7 以上の事は秘密にする必要はなく、誰にでも拡散しても良い。


8 瞬間移送をやるためにはカタカムナ人の真理を理解して、ミスマルノタマという精神的バリアを纏う必要がある。


9 瞬間移送は太古より仕組まれており、日本国内の各神社の鳥居の下に移動することができる。

またその移動の調整は水晶で行う。


10 これからの世の中は6500年サイクルで変わる精神世界が物質世界に代わって始まろうとしている。


「とまぁこんな感じかな?しかしまぁどれもこれもぶっ飛んだ話だな。もしも来月特集を組んで酔多話だったら信用問題でわが社は吹っ飛びますよ」

ジョージが笑いながら言った。


「では百聞は一見にしかず。野次馬の数もだいぶ減ったので実際に瞬間移送を体験しましょう」

学校の始業時間が近づいたのであろう摩耶が言うように野次馬の数はかなり減っていた。


「さあ、マイさんもアミさんも一緒にいきましょう」


「俺はさっきやったからここで君たちが帰るのを待っている」

隆はコーラに手を伸ばした。


「了解!では渦森山にレッツゴー」

水晶を取り出した摩耶は3人を連れてウイングを出て行った。



「カランカラン」

2分後に鐘が鳴って 3人が帰ってきた。


「どうだった?」

隆が吉原に尋ねた。


「いやー!社長。もう言葉がありません!これは世界が変わります。凄い技術です。」


「そうだろう?私が『特集を組む』といった理由がわかっただろう?」


「はい、何人かトンネル内に残っていたユーチューバたちに動画を取られましたが全員とても驚いた様子でスマホで拡散していましたよ。また、生徒の保護者でしょうかスーツを着た市役所の職員や証券会社の人、旅行会社の経営者もいましたよ。全員私たちが移送されたのを見て驚いていましたよ。我々ジャーナリストも彼らより先に早く真実を伝える必要があります」


「あの人たちは私の先輩の渡辺部長、新谷さん播磨さんのお父さん達よ」


「そうか・・・他の生徒の親御さんももちろん興味があるはずだからな」


「私たちもびっくりしたわ!こんなことが現実社会で起こるなんて・・・奇跡としか言いようがないわ!」

マイもアミも興奮している。


「でも、やっぱり摩耶ちゃんて凄いわね。今のところ人類であなただけが使うことができるのよね」

マイもアミも羨望の眼差しで摩耶を見つめた。


「そんなことないわよ。私もわずか10日間位で身に付けたのだからマイさんもアミさんも訓練したらきっと使えるようになると思うわ」








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